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日本酒感想日誌

【935】ソガペール・エ・フィス ル・サケ・ナチュレル70

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今年は飲み始めちゃったので、せっかくだから一通り確認しておこうということで、けっこうな本数を買い込んであります。
これと澤屋がかなり冷蔵庫を圧迫していて、ちょっと本数を減らしておこうかなと。

裏書はまあ色々書いてあるんですが、やっぱりたんぱく質が少ないというのが大事なんですね。
秋鹿もそんなこと言ってましたね~。

エロティックの1から5、あとは6の酵母違いと違って。
ナチュレルは酵母無添加式の生もとってことなのかな。
90と70があるみたいですね。




あれ、こっちはあんまりガス無いのかな?
立ち香はそっけない純米酒という感じでイソアミルにリンゴとかラムネも入ってるかなという感じ。
ただしもりもり湧いてくるようなミネラルっぽさ、その旨味は香りから見て取れます。

うん、美味いね。
酵母添加とどっちが好みかといわれると改めて飲み比べにゃいかんけど。

まずガスは溶けてはいますが、パチパチ、あるいはしゅわしゅわとくるようなものではありません。
旨みの表現なんかはすっごい好きなお酒なんですけど、やっぱりこれももう少し補足してほしいんだよなあ。
それなりにしっかり味が出ているのが、僕にはやや余計に感じられてしまったり。

甘みがそれなりにしっかり出ている、もちろん酸もあるんですけどね。
含み香もそれなりでバナナとリンゴが混ざったような香りがあって、これもあんまり最近好みじゃない感じ。
これならもう少し絞ってほしんだよねえ。

ただし旨味の表現は最高。
エキスっぽいまったりとした昔の日本酒の旨味表現じゃなくて。
もちろんエキスもあるんだけど、クリアーでミネラル感もあってのモダンな旨味表現。
ミネラるからクリーミィさが、味というより、香り・ニュアンスとして湧いてくる感じ。

うっすらとした乳白色な旨み、甘みにそのミネラル感と酸味が合わさった旨味。
あえていえばすこーしエキスっぽくはありますが、クリーミィ感が立ち上ったところで、くるんと弧を描いて元の地点に戻るような。
そんなミネラル感の引き受け方というか、膨らんだところで、シュッと溶けて行ってくれる。

バナナリンゴな甘酸も、これがあと一歩出ると引っかかってNGなんだけど。
そこまでいかずに、ベースのクリアーさを存分に感じさせながら、旨み感を膨らませてくれる。

旨いですね。
そういえば今さらですが一応美味いと旨いは使い分けてるつもりです。
美味いはは総合的に美味しい、旨いは旨味フォーカスというイメージで。

あれこれ言ってはいますが、含んだ瞬間から、お米の旨みの表現、そしてお米が良いであろうことをビシビシと感じます。
趣味の酒でプロではないので、細部の詰めはどうにもならないこともあるでしょう。
あるいはワイン醸造家からみた日本酒、ということで彼から見た日本酒らしさ、みたいのがことさら表現されすぎてるとこはあるかもしれませんが。
この設計は貴重ですね。
もーすこしだけバナナとか味わいを研ぎ澄ませてくれると最高なんだけどねえ。
そこのサイズ感の認識はこの造り手とはとことん合わなそうな気はする(笑)
旨いんだけど、例えば時間が経過してくると、ビターとともにエキス感がまったりしてくるんだよね。
旨味感を表現したくてあえてこの味の多さなんだろうけど。
まー美山錦でこういうお酒を造るってのも凄いですけどね。
やっぱりブルゴーニュならピノノワールなわけで、日本酒なら山田錦が王道なわけですよ。
そういう意味ではぜひ一度山田錦でやってほしいなあとも思ったりします。


思い浮かぶ銘柄は何でしょうねえ。
やっぱり九平次とか澤屋、龍力あたりの最近のお気に入りなのかなあとも思いますが。
スポットでいえば他にもあると思いますよ。
良いときに而今とかもそうですし、会津娘とか、春霞のいいやつもまた試さんとな、とか。
バナナリンゴなんかも見ると白老って気もしますね。
これが強く出ると、そのままではややもたつくので、ガスがあってもいいかもなあと思うんですよ。
この辺は細かい話なんで20タンク30タンク仕込めば、バリエーションで好みのものも出てくるので、このお酒に関してはしょうがないですね。

ただ下手な18号系の酒造るなら、恥を忍んでもこのワイン式日本酒醸造法を土下座して学びに行く蔵元があってもいいのになあとは思う。
その辺は酒屋さんで懇意にしてるとこなら上手くやってくれるんちゃうの?


2日目。
変わった酒、まあ変わった酒だよなあ。
程よいビターさとか太さはわかるけど。
やっぱ味が出すぎなんだよなあ。
なんだろうねえ。
あんまり来年買おうって気がしないんだよなあ。
細かいところなんだろうけど。





4 Comments

なまっぴ says..."No title"
こんばんは。「ル・サケ・ナチュレル70」ですか!
私も去年一昨年と飲んだ大好きなお酒で、今年のお酒はこれから頂くので日誌係さんの感想を見るととても楽しみになりました。
今年はしっかりと味わい、多少マシな感想を書けるようにしたいです。

今年は6号酵母の生産地田圃違いが3種あるようですが、実は1号酵母も生産地違いが2種あるみたいですよ。(小布施と上高井)
同一銘柄で全種類追うのは中々難しくて今年も断念したのですが、いつか飲み比べをやってみたいお酒です。
2018.05.05 20:45 | URL | #- [edit]
龍力大好き says...""
小布施ですか。私も一通り呑みましたが、そもそも手に入りずらいのもあって、希少品という扱いですね。なので、まともに評価しづらいですが、全体的に面白い味だなと思います。ただ、気軽に食事と合わせるのには微妙というのが感想です。ナチュレはまだ比較的合わせやすいですが、ナチュレ全体として印象が軽くなりがちで合わせようという気にはならないですね。単体として飲むには良いのが小布施の日本酒とワインですね。

個人的にはビオワインと無農薬米の日本酒って苦手なんですよね。意識高い感じがこのひねくれた私にはどうも受け入れづらいのが。
農薬がまるで悪者のイメージを持たれているのが少し悲しいので。
勿論ビオワインも無農薬米日本酒も美味しい物はとても美味しいです。
2018.05.05 22:29 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: なまっぴさん"

小布施は好きな方多いですよね~。
実際楽しめるお酒だなあと思います。
なまっぴさんもこの間トロワやってましたよね。
いつも知らない銘柄も多いので楽しみにチェックしています。

1号のほうもバリエーションがあったのですか!
ただでさえ限られたお店しか扱いがないですが、スペシャルロットはさらに追うのが大変ですよね。
その辺がマニア心をくすぐられたりするのもやっかいなところですが(笑)
全種類とはいかなくても2種くらいで飲み比べて十分面白いですよ!



2018.05.08 00:27 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: 龍力大好きさん"

入手は面倒なのでマニア向けのお酒という感じですよね~。
面白い味、というのは的を得ているかもしれません。
もうちょっと完成度が高くなるようなやり方がありそうな気がするんですが、そのへんが趣味のお酒という感じでしょうか。
僕なんかは味が多いなあという気がして、おっしゃるっとり食べながら飲むよりは、軽食で酒メインでという気がしてしまいます。

小布施のワインも似たような感じ、というのは興味深い意見ですね~。
ワインのほうは飲んだことがないので、日本酒の在庫があるうちに飲み比べ(?)も面白いかもしれません。


たしかに意識高い問題はあります。
生産者としては色々あるんでしょうが、消費者に違いが伝わりにくいんですよね。
僕らはビオでもビオじゃなくても美味しけりゃいいんですが。
あんまり思想が強すぎてビオのためのビオみたいになってくるとなんだかなあ……という気はしてしまいます。
別にビオじゃなくても今時は最低限の農薬肥料で大切に育てていることには変わりないですもんね~。


2018.05.08 00:35 | URL | #- [edit]

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