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日本酒感想日誌

【938】菊鷹 純米 若水 無濾過生 29BY

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年に1本くらいは菊鷹やっておかないとね。
なんだかんだ26BYから3年連続、今年で4年やってるので。
たしか今年のもう1本買っあるはずですが、そっちは年単位で寝かせる予定です。

これは毎年1発目にでる菊花雪ですね。
27BYに同じ商品やってるかな~。
若水65の純米で協会7号、本生うすにごりと。
もう5月なので半年かあ。







おりを攪拌して。

この造り手にかんしては、山本スペシャルのときから一貫して酒質が強いので。
いや別にどんどん変わっていく酒が弱いとか、それがだめだとか一概に決めつけちゃうのはナンセンスですが。
とにかく本生で半年くらい寝かせても全くへっちゃら。

あんまりガスが強いなって感じではないですね。
それでも最初は溶けてるかな~くらいから、だんだんしゅわっと出てきます。
白ブドウ系にグレープフルーツなども感じる酸味感の強いアロマですが。
かすかにマスカットやバニラ、バナナなどのニュアンスが入り、温まってくると程よいトロミにトロピカルエキゾチック。
大変良好です。
甘いって感じじゃないですが、思っていたよりもフルーツ系のアロマのニュアンスがあってよいです。

味わいは逆にややドライ。
酸味はぎゅっとしたパワーと鋭さがありつつもしなやかですね。
これ以上甘いと、それなりに乳酸っぽいエキスがあるので良くも悪くももたっとしてくるんだけど。
控えめな甘みは漂わせる程度。
そこから微かなビターさと、それ以上にややドライなイメージでシュッといってくれます。

旨いねえ。
この味わいだと、これまでに飲んできた菊鷹の中でも結構好きかもしんない。
甘くないんだけど、絶妙なボリュームで果実系のニュアンスを漂わせて、思ったよりもポップでキュートさもあります。
だけどもドライ、というとこが良いんですよね。

酸もただ酸っぱいだけじゃない。
果実感のある表情、とげとげしくなくしなやかでどこかフェミニン、エレガント。
この辺がやっぱり数字だじゃない質感。

磨きなのか味わいなのか、すこーし硬い粉っぽいようなとこもありますが。
粗くはないのでパウダリーといって許容できるレベルでしょう。
他の味わいの個性なんかも傑出してますしね。
粗さがすんじゃなくて、粗があってもすべてはバランスの中で語られるべきです。

まあ似てるのは若駒の愛山かな。
甘みと酸の配分はだいぶ違いますが。

また火入れとか山廃は違うと思いますが。
菊鷹の生、とくにうすにごりおりがらみ系はかなりド安定の味わいで、僕は好みです。
どうなのかねえ。
好きな人は好きだけど、もしかしたらダメな人はさっぱりピンとこないのかな?
もっともっとカルト的に人気出ても不思議じゃないんだけどな。

食べ物は洋食系のほが合うんじゃないかな。
和食だと淡白なものより、ややこってりとタレ系が欲しくなる。
肉もいいけど、脂ののった魚の煮つけなんて合うかもしれない。
酒だけでもイケるけど、ほどよいさっぱり感とドライさが食欲を誘うんだよな。
文句なしに旨いし、世界観とかオリジナリティがある。


1日あけて3日目。
いや菊鷹は多少時間たっても落ちないどころかむしろ上がってきたりするから。
それも20日30日ってレベルで。
だから気にしないで。

おりを混ぜて。
グラスだとすぐに気泡がばーっとくる程度にはガスあり。
うーん、まあどう見ても美味いね。

バナナ系に酸、そしてそのはざまから様々なフルーツを感じさせるアロマティックさ。
含むとさらーっとスムースな口当たりで、クリアーさの中に甘露の甘み。
それにビシッと力強くも洗練された酸味がクロスオーバーして。
あとはガス感で、という流れ。

気に入らないことがあるとすれば、ガスがある分活性にごりっぽくて。
かの活性にごりっぽい硬い粉っぽさ、さらにそこに酸が入ったときのあのニュアンスがあるということくらい。
もとからして乳酸っぽいようなとこがあるのも関係してんのかな。
こうなるとやっぱりこのお酒はこの強めのガス感が自然に抜けるとこまで付き合ってみたくなりますよね。
20日30日。







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