日本酒感想日誌

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【983】総乃寒菊 試験醸造 純米吟醸 コシヒカリ 直汲みおりがらみ生原酒 29BY

日本酒
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やっぱりもう1本やっときますね。
精力的に色々な商品を出しているようです。
ラインナップがとっちらかり気味なのはあれですが、まあ柱となる骨格的な個性はブレなさそうな蔵なのでいいかな。
今は色々試す時期なのでしょう。

先日もちょこっと書きましたがコシヒカリの酒を造っているようで。
その中からこれは試験醸造となっています。
おりがらみ自体が初めてらしいのと。
あとは定番酒のなかからタンクを1本選んで詰めた別取りらしいです。
コシヒカリ60、9号、直汲みおりがらみ。






もう攪拌していっちゃいますね。

あーいいねえ。
この蔵はどの酒飲んでも骨格はぶれないね。

はっきりガスがあります。
細かくて軽やかにしゅわしゅわ~てよりは、大ぶりな気泡がパチパチ。
存在感はあるけど刺激感はそんなでもない。


味わいはやはりクセっぽい。
コシヒカリややはりそういう所があるのと、味わいが出やすいイメージで。
ただ雄町とコシヒカリを重用してるとこを見ると、味の出やすい米を、ガス感で料理するというのが基本スタイルなんでしょう。

おりがらみっちゅーこともあるんでしょうが、それなりに甘みがあります。
いや、甘いってより、ややエキスっぽく重く、そこに少しくせっけのある酸味が絡んでくる。
ちょっと酢エチっぽいような。
くせっけはミネラル感のほうも作用してるのかもしれない。
ちょっと重いかな。

ここのガス感ミネラル感は例えば長陽福娘みたいなしゅぱっと細かい粉雪のように舞うミネラルじゃなくて。
ゆっくりと重く深く響く重低音的なスタイルなのね。
それが個性だから。
それと、エキスっぽいまったり感で、このお酒はいささか鈍重。

それでもやっぱり光るところもある。
意地でも甘くさせ過ぎないところ。
さらに酸を絡めて、ミネラル的なドライ感と、独自の構成で旨味を感じさせてくるところ。

香りはどうかな。
甘いバナナに、ちょっとグレフルのようなビターがかった酸のニュアンスかな。
これもでもいいんだよね。

いいね。
ミネラル感はさすがで、ビターとか辛味とかを過度に感じさせずに。
甘みなんかもしっかり適切に感じさせつつ、ミネラル香が立ち上る。
このミネラル香が甘い香りを適切に舞い上げるようなところが好き。
余韻の残り方なんかも悪くないし。

今年のニューカマー賞として僕は大変買っているお酒です。
ミネラル感、ガス感、低音といったようなところがぶれてない。
主張、こだわりを感じる。
バリエーションはありますよ。
これなんかとろ~っと鈍重だし。
TrueWhiteは香りはよくも悪くも18だけど、ミネラル感なんかはもう少し細かく洗練されたものだった。
その辺は好みだけど、主張したいことはブレてない。
これも悪くない。
まったりした味わい×甘~いバナナ的な香りを、やや粗いガスミネラルがいい仕事で、うまく延ばしてるって感じ。
絵具を延ばすというイメージ。
そしてミネラルがドライすぎずドライで、またモダンな旨味。

とにかくオリジナリティがあるし、はまってますよ。
相当な手練れです。
首都圏の蔵なので、都内に攻勢をかけていて、百貨店なんかでも急速に広まってます。
わかる人にはわかると思います。
ブログ読者さんなんかもいい話いただいてます。
そして元ネタのろっくさん流石。

クラフトビールもつくってんのかあ。
つーかそっちのが有名なのか?
その辺由来のエッセンスもあるのかなあ。

とにかくいいと思います。
SNS界隈で楽器正宗(自然郷)のがにぎわってるけど、こっちにが飲んでほしい。
自然郷いまいちだったけど、しゃーないから楽器正宗かったよ。
あしたでもやるよ。







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