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日本酒感想日誌

【989】三井の寿 CO2 29BY

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本日、七夕。
7月7日ということにかこつけて、世間ではdate7を大々的に売り出してるようで、メルマガとかウザいっすねえ。
ぼくはあの3番煎じ4番煎じの共同醸造企画(つまりdate7と山川光男)が大っ嫌いなのです。


まあそれはともかくとして。
僕にとって七夕リリースといえばこれ。
福岡県のとどろき酒店さんの企画シリーズCO2です。
三井の寿、庭のうぐいす、東洋美人、土佐しらぎくの4銘柄が、低アルの微発砲日本酒という縛りで造っています。
すでに何度かやってますが、パッケージングもいいし、微発泡程度でゴリゴリの活性濁りじゃないのがいい。
東洋美人のガスものとかこれくらいじゃないか?
庭うぐとかもそういうイメージないし。
その辺のレア感もあります。

今回は4本全部買ってますが。
まずは飲んだことのなかった三井の寿から。
コンセプトはさっぱりドライ系だそうで。
福岡県産吟の里60で、14度と







めっちゃ上のほうまでつまってて焦るが、噴くお酒ではない。
とはいえ注げばしゅわわわ。

いいね~。
やっぱCO2だよ七夕は。
すばらしい。

ぱちぱちはあるんですが、優しく程よい粗さで。
刺激感がないんですよね。
ガス感の強さはこのシリーズ通して抑制されてます。
むしろ優しいガスが逆にとろっと、クリーミィさ、程よい緩いテクスチャを醸し出してるんですね。
このシリーズの好きなところはこれなんです。

たしかにこれは入りは酸味とドライな印象がくるんだけど。
そのあとにふわっと優しく熟れた香味が来ます。
これが素晴らしい。
淡いメロンやブドウに、ちょっとミルキーにクリームソーダ感。
甘みも本当に優しくちょうどよくて。

そのあとをまた酸とガスの余韻でややカチッと締める。
でも発泡ものにありがちな硬さみたいのはきつくは感じさせない。
キチンと旨味もあるけど、優しさと透明感が担保されている。
余韻もブドウと霞みがかった優しい甘さが残る感じで気持ち良い。

恐ろしいことにキュウリの浅漬けかじったあとに飲んで最高に美味い。
瓜感がすげーいい感じになる。
いやマジでやってみて、これだけで幸せになれる。


のっけからいいね。
もちろん造り手がしっかりしてることは疑いようもないんだけど。
これがプロデュースってもんだよ!!
なあ、千葉!?
コンセプトがしっかりしてて、クオリティがコントロールされててさあ。
わけのわからん馴れ合いじゃなくて、ビジネスとしてもきちんと信頼関係があるからこういうことができるんだよ。
キチンと蔵元にこーしてくれって言えてるわけだ。
いやはやまたdisってしまった、スマセン。

そんなにさっぱりドライでもなくて、きちんとスイートでもある感じですが。
つかむしろふんわりさっぱりスイート、夢見心地。
ぽつり、ぽつりと浮かび上がる優しい夢たちのような発泡感。
アラビアンナーイト(酔ってきた)。

大変おいしゅうございます。
毎年それなりに早い段階で完売しますが、まだ買えます。
もしかしたら来年は予約時点で完売するかもよ?
このゆる発泡はほんとに味わってほしいんですよね~。
こういうバランスを提示したほうも、それを実現してるほうも大変すばらしく、また興味深いです。







2 Comments

kt says..."No title"
お久しぶりです。
いやぁ、CO2とか酒落衛門とか、面白そうなのが目白押しですね(^^)
酒屋さんのプロデュースと、作り手の蔵元の技術がしっかりとしてるんでしょうね…

>date7と山川光男
僕は始めの内は飲んでましたが、1本目、2本目…と、味わいが予想の範囲内を超えない印象が強く、いつしか手に取らなくなりました。最近は、「あぁ、出てるなぁ」と一目見て、「…で、どれにしようかな~」と他に行ってしまう…。
先日の天明のドット・サケ関連は、それほど天明好きではないことと、「高い!」この2つの理由でスルー。先日のブログを拝見して、「やっぱりいいか…」となった次第です。

千葉さんのドット・サケですが、思う事があります。

以前誰だったかが、こんな事言ってましたね。
「蔵元は作り手のプロ、酒屋や居酒屋は飲ませるプロ」
蔵元は、「こういう酒を造りたい」と言う考えの元で作り出して酒屋や居酒屋に提供する。
酒屋や居酒屋は、「この酒はこんな料理と合わせると美味しい」「この酒はこの温度で、この容器(お猪口とかグラスとか)で飲むと美味しい」とか、作り手が作り出した日本酒の美味しい飲み方を提供する。
…てな感じだったかな(笑)

何が言いたいかと言うと、先述の「ドット・サケ」に関しては、この「作り手のプロ/飲ませるプロ」の役割を飛び越えちゃったんじゃないかと思うのです。
コレの第1弾の貴の動画見てたら、千葉さん、蔵元と一緒になって作りに参加してたでしょ?
まぁ、酒屋さんが企画する酒蔵見学で、酒屋さんや見学してるお客さんがチョット手伝う程度の事やったりする事はあっても、それはあくまで、その酒屋さんのイベントとかで後で飲む為に作った物であったり、市販するものとはしっかり区別してる事が大半だった気がします。
ところが、今回は完全に市販する為の物。こればっかりは、作りは蔵元に全部お任せするべきではなかったか?と思うのです。「飲ませるプロ」は決して「作り手のプロ」という訳ではないと思うのです。

ここで出てきたCO2とか、住吉酒販での古伊万里のヤツが美味しかった理由とは、作りは「作り手のプロ」にシッカリお任せしたからだったのではないかと思うのです。「コレコレ、こういうコンセプトで」「こういう味わいのイメージで」と、コンセプトについては酒屋さん側が突き詰めた上で蔵元にお願いして作ったのではないかと。酒屋さん側は味わいのチェック程度で。
ドット…の方は、自分が作りに参加したが為に、コンセプト云々を自ら邪魔しちゃったんじゃないかな?と。

長くなってスイマセン。ふと頭に浮かんでしまったもので…
2018.07.15 21:49 | URL | #IQn4OT2I [edit]
日誌係 says..."Re: ktさん"

おひさしぶりです!
CO2とか酒落衛門はほんとによかったですよ。
細かいところまで表現が行き届いているというか、雑に造った感じが一切しないお酒ですね。
かっちりしたコンセプトとそれをかなえる技術が素晴らしいな~というお酒でした。


企画ものは難しさがありますよね。
僕自身も面白いな~と思って手に取ることも多いのですが、なかなか中身がついてこない。
何がしたいのかよくわからないですし、そのうちに似たようなのが乱発でもう飽き飽き……。

date7とか山川光男なんてもう技術交流とか必要なレベルじゃないと思うんですけどね。
そんなんで変に横並びの酒つくるより、同業なんて出し抜いて新しい個性的なお酒出せよと思います。


ドット・サケは色々考えちゃいますよね~。
馴れ合い感が酷いなって感じがして。
蔵元と仲良しの私すごいでしょな千葉さんと。
そこそこの地位を築いてる人気蔵の慢心と。
南海フラットな気持ちで考えても、ポジティブな要素を感じないというか。
消費者として軽んじられてる気がしますし、業界的にこんなことしてて大丈夫なのかと思います。


たしかに住吉酒販のアレもよかったですね~。
ドッドサケみたいなクソがある一方で、あういうしっかりしたものがあるのはほっとしますよね。
やっぱちゃんとした酒屋さんは売らなきゃいけないから目線がシビアなんでしょう。
きちんとした信頼関係があるから、蔵元もしっかり答えてくるという。
あの辺のお酒を飲むとドットサケはなんかこーふにゃふにゃしたお遊びというか馴れ合いというかに感じてしまいます。


気が向いたことを自由に書いてもらってウェルカムです!
こちらこそスイマセン。
あんまりブログでもうるさいことは言いたくないんですけどね(笑)
お目障りだったらスルーしてください。



2018.07.16 13:24 | URL | #- [edit]

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