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日本酒感想日誌

【992】縁喜 純米吟醸 自家栽培米美山錦 無濾過生 29BY

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長野県の縁喜です。
蔵元の玉林本店さんは志賀高原ビールの醸造元でもあります。
昨年さる筋からの紹介でやって好印象だったお酒。
ほんとうは4月くらいにはやりたかったのだけどすっかり忘れてた。
まあ蔵元直送だしコンディションが著しく悪いってこともないでしょう。

昨年は金紋錦だったと思いますが、今回は自家栽培の美山錦49。
蔵元自ら看板商品とうたう酒になります。
無濾過生。
K1801号+K901号。









どうかな?

さすがに安定の出来栄えですね。
正しく王道を行く味わいで、蔵元はそうは行ってないですが、ハイクラスの大吟とか純大的な味わい。
出品酒に出すみたいなね。
最近は俺もかなり嗜好が変な方向によれてるから。

メロン、あるいは桃。
良い意味で重みのある、じわっと濃い甘みがとろっと。
ミディアムな重みで、コクがあり、甘みから甘ウマという感じへと。
このあたりが正しく王道的です。

それでもしつこすぎない。
そこでふと酸味のニュアンスを感じるわけですが、これが少し個性的なんですかね。
明るくて、昨年のものはキウイフルーツなんて表現も出ていましたが、すこしトロピカルな要素。
あくまで甘みが主軸で、酸も強くはないので表情だけですが。
ただし適度にきりっと絡んでくれます。

あえて言えば生だから育っているからか、フィニッシュはややビター。
まあこれでビッと形のを整えているといえば苦もないですが、口内にグワグワとはりついていくような苦み。
香り的にも18号っぽさを生かしつつうまく処理してるんだけど、このビターさのとこはそこが出ちゃってるかな。

初心に帰るお酒だな~。
飲み始めたころ、たまに高いお酒やるんだって飲んで、こういうじわっと濃い甘み。
こういうのがあー大吟醸だなあ、純米大吟醸だなあなんて思ったもんですよ。
そこからカプ系で、ガスのあるものなんかに行って。
最近じゃちょっと好みが先鋭化してるというか、あまり賛同を得られないものをほめちゃう傾向にあるので。
自戒するいいきっかけになりそうです。
大体こういうお酒が減ってんのもあるんだよね。

18号系でもカプカプライトに浮いたり、ガスのものが多いもんね。
酸をきかせたりとかさ。
9号でもここまでっていうのも減ってる気がするもんな。
18号との対比でって傾向なのか。
このトロっとした甘みは王道。
香りもね、派手過ぎない大吟醸感。
というかもはやよくわからんけど、これぞ吟醸香という理解でした、かつての僕は。
メロンっぽいかどうかはともかくこのてのザ吟醸香をメロンと表現してましたし。
これもだからここまで正統派ってのも俺自身が飲む機会が少なくなっているんだろうけど、商品としても減ってるよね。
思い出したのははせがわの酒コンペで賞とった愛友か。

しかし崩れそうなようで崩れない。
甘みに、穀物系のコク。
最近に酸味がたってる酒ってやりすぎてるから、こういうお酒を酸があるとは言わないんだけど。
ちゃんと酸のニュアンスがあって、彩度がああるというか、ニュアンスも甘みの魅惑的な表情を微妙に違う角度から照らすような。
とろっとした、この手のぶよつきが出そうでみじんも感じさせさせない。
飲み進めると展望が抜ける場面もあって、ベースはキレイでクリア、あとは酸の差し込む光の加減か。

いいっすね。
この辺の感覚、昔の而今はあったような気がしないでもないんだけど、あそこももうちょっとライトになってるから。
鍋島なんかはハマればこういうのやってるのかもしれない、ハイクラスとか。
全然飲んでないけど。
もうこの辺の感覚もいい加減だけど。

ビターもまああるけど、ある種の辛味といえなくもない。
最近俺がはまってるミネラル系の立ち上るような辛味とは違うんだけど。
液性自体のとろっと感、重み甘みがしっかりしてる分だけ、スローにじわっと辛い感じ。
思えばこの辺のバランスも昔は飲んだ気がするんですけどね。


これは美味しいですよ。
長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳さんで絶賛していて。
上半期のベストにも挙がっていて。
その中で自分もやった大信州の槽場汲みが神8として挙がっていて、なんかすごく納得してしまいました。
ガスのあるなしはあるかもしれませんが、通じます。
なんかそんでもって、あるようで、減ってるよな感。
俺が飲んでないだけななのかもしれないけど。
あーこういうのが王道だよなと勉強になりました。
いややっぱ減ってるよねえ。
モダン方向になってて、いいか悪いかはともかく造るほうも撚れてるんだろうな。


2日目。
あーああ、うん。
金紋錦と比べると全く甘みのボリュームが違うわけですが。
一方で他は共通しますね。
微妙なミネラル感ときりっとした酸。
そしてこれは甘ウマには寄与してるんだけど、すこーしエキス感とビターが残るんですね。
これは酵母由来じゃなしに造り手の問題でしょう、いいか悪いかは知らんけど。
カスタードっぽいニュアンスと、すこし嫌がる人もいるかもなという残り方。
なんとなーくちょっとビールっぽい気もw







6 Comments

愉快者 says...""
大変ご無沙汰しております。
縁喜気になりますねー奇しくも志賀高原ビールを飲んだんですが、非常に美味しかった印象があります。常陸野もそうですけど、ビールで頑張ってるところは日本酒もおいしいイメージがあります。

以前の記事で、日誌係さんが日本酒ブームに触れたコメントがまんま僕でして。笑
日本酒に飽きた人はクラフトビールかシードルというのが、まさに現在の僕です。
でも、以前いただいた関係でウイスキーも色々かじってます。
そういう気分の人間からしたらこうして色々紹介していただくのは本当にありがたいです。今度購入したいと思います。
2018.07.12 22:50 | URL | #- [edit]
なまっぴ says..."No title"
こんばんは。
「縁喜 純米吟醸 自家栽培米美山錦 無濾過生」飲まれたのですね!
私一押しの銘柄&スペックだったので、日誌係さんにも高評価いただけたようで嬉しいです。
私のブログもリンク紹介頂き誠にありがとうございます。

他の方の同じお酒を感想を見るととても参考になりますし、自身のレビューもそれほど的外れでは無いと分かって安心しました。
あと私がベストに挙げた2本を日誌係さんも飲まれているので、完全に私の好みが赤裸々になったようでなんだか恥ずかしいですね。
文中で王道の味わいと仰っていますが、私もこのような味わいのお酒を求めつつも中々出会えていないです。
次回は純米大吟醸と、私も金紋錦飲んでみようかなと思います。
2018.07.13 22:22 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: 愉快者さん"

遅くなりましたが復帰おめでとうございます!
痛風は正直笑ってしまいましたが、自分もずっと尿酸値高めなので明日は我が身ですw

そうなんですよね。
昔は流行りに乗ってクラフトビールやってるとこの片手間の日本酒なんてと思っていましたが。
天青、総乃寒菊、紀土なんかも始めたんでしたっけ。
ビール蔵シリーズで日本酒とセットでやるのなんかも面白いかもしれません。
やっぱり醸造技術や設備の面などプラスになるのかもしれませんね~。


まあ日本酒はどう繕っても重いですからね~。
別に一種類だけしか飲んじゃいけないなんて気まりもないし色々やったらいいんですよ!
美味しいビールやらシードルやらがあったら是非そちらもご紹介ください!


2018.07.15 03:15 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: なまっぴさん"

飲むといってすっかり忘れていたのを思い出しました!!
勝手にリンクしてしまってスイマセン。
ご迷惑だったらおっしゃってください。
もしよかったらリンクの欄に乗せさせていただいてよろしいでしょうか?
そうすると僕もアクセスしやすくなるので(笑)

これは王道的というか、だれもが大好きな味わいですね~。
純大らしいというかこうきゅうなあまみだけどわかりやすいし、嫌味なく高級過ぎないというか。
ほかのものも気になるところですよね~。

なまっぴさんおススメのお酒だと志賀泉なんかも気になっています。
こんどやらせていただくつもりです。
今後ともよろしくお願いいたします。

2018.07.15 13:22 | URL | #- [edit]
なまっぴ says..."No title"
リンクの件、ありがとうございます。
私の方もRSSには既に登録させて頂いていたのですが、ブックマークに登録させて頂きました。
こちらこそ今後とも宜しくお願い致します。

「縁喜」は私も他のスペック気になっているので、来季は金紋錦含めて色々と味わってみようと思います。
志賀泉酒造さんもとても良いですよ。
定番の「一滴二滴」が今年リニューアルしたようなので、私も遠くないうちに一本やってみようと思っています。
2018.07.15 18:38 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: なまっぴさん"

ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。

志賀泉さんは改めてなまっぴさんの記事を見て選んでみようと思います!!
2018.07.16 13:08 | URL | #- [edit]

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