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日本酒感想日誌

【994】福知三萬二千石 夏の純米にごり 原酒 29BY

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あえて盛夏ににごり。
いいですよね。
そのものずばりな商品が、すでにおなじみ福知三萬二千石からでていたので。

火入れ原酒になります。
滋賀県産の玉栄65。






やや粘性のあるような混ざりにくいおり。
がっつり攪拌して。

さっぱりドライ系ですがきちんと狙った感じはあるか。
甘いタイプじゃなくて、やや硬くドライな生米風の味わいの濁りで、まだガス感もあるかという感じ。
ただ硬くて飲めねーよーって感じじゃなくて狙って造ってきた感じと、そのほかの要素の良さ。

とろっとはしつつも、ドロッとはしていないので飲みにくくはない。
ややビビッドに爽やかな酸が効いて、香り的にはどうだろな。
グレープフルーツとかそっち系なのかな。
ほろ苦さのある、仄かな甘み、酸味。

いいね、まとまってくると良い!
ややホロ苦、ビターテイストなんだけど嫌みがない。
優しくクリーミィな味わいに、酸味が色彩を出してます。
ちょっとタニックな感じのフィニッシュでキレ感はよく、甘さや酸の雰囲気とともに独特の余韻が残る。

いいなあ。
穏やかな甘み、パイン的な苦酸、かすかに生きたガスの心地と、旨味。
派手じゃないけど夏の体に染み渡る、適度なクリーミィさとスムースさの間。

相変わらずいいセンスしてんなあここは。
ありそうでないところというか、絶妙なところを突いて驚きをもたらしてくれる蔵です。
カルピス的な乳酸感、スッキリ、カラフルっぽい酸とタニック。
いやこりゃうめえよ。
甘み苦み酸味がお互いを引き立てるトライアングルアタック。
これは夏だからってそんなに強く冷やさないで。
そうすると甘みのニュアンスが出てくる。
乳酸菌飲料、ブドウっぽさも。
またそれが出てくるとタニックでドライなフィニッシュも映える。
舌への程よいアクセント。


肉かなあ。
こってりしたものと合わせてみるといいかも。
餃子?
いややっぱ羊とか鹿とかに少し甘めのソースでソテーして。




ちょっと4日5日あきましたけど改めて。
ブドウとかグレープフルーツの香り。
とろっとミルキーだが、一方で少しほろ苦く、ちょっと硬いような生米的な味わいも。

でもいいねえ。
まず香りの出方がいい。。
とろっとしてるけど酸味もキュッときいてさっぱりして、微かにガスの残滓。
そこからドライがあるフィニッシュなんだけど、ノイジー過ぎないし。
その過程でまた果実の香りとかはたまた乳酸菌飲料風味、甘みなんかもまた引き立って。
それでもまたちょうどよドライにキレる。
余韻もまた悪くなく良い具合に残る。


今のご時世全く新しいお酒なんてそうそう生まれっこないけど。
やっぱりいい蔵は、似たような酒があろうとも、いいとこついてきますよ。
これこのままでもいいけど、ロックとか、すこし炭酸たしても面白いと思うの。
それもプレーンもありだけど、なんならレモンフレーバーのものとかでもいい。

さらに1割くらい加水してお燗。
甘みがだいぶたつので、まだ加水してもいいくらいですが、アリですね。
とろっとミルキーに、黄色いようなイメージの酸も鮮やかに入り、しっかり甘み。
もたっとした感じは、ちょっと甘酒のような雰囲気。
でもそっからまたバシッと酸味が出て、さらにドライな風合いででフィニッシュ。
加水の分か、そんなに味わいは残らない。
イケるな~このお燗、面白い!!

これに限らずですが、夏のお燗、さらに夏の濁り燗はなかなかいいもんですよ。










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