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日本酒感想日誌

【1031】和田龍登水 純米 ひとごこち 生原酒 29BY

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和田龍登水、先日山田錦をやったら気に入ったのでひとごこちも。
磨き59で生酒、酵母は知らんけど基本的には山田錦と同じスペックになっております。
どのへんで違いを表現してくるかも気になるところでございます。







どれどれ。


いいねえ、好き。
なんでこれこんなに飲んでなかったんだろうなあ。
今になって好みになってきたというのはあるんだけど。

すっきりとした硬水のようなクリアーさ。
そしてそこからブドウをイメージさせる甘みが。
この甘み、すごく表現が特徴的で、滴るようなフレッシュさジューシーさで、中心部だけに感じるというか。
表面がらぐっと甘いんじゃなくて、舌の奥のところで甘く感じつような。
ブドウの果汁の蜜。

立ち香なんかは極少々で柑橘に、さらにわずかにバナナ、そしてミネラルっぽいこんもり湧いてくるような香り。
含むとバナナブドウといった感じ。

中心の蜜とともに輪郭は粉っぽいようなテクスチャーをまとって。
ズバッといった後は、ミネラル香が鮮やかに。


素晴らしいですね。
素晴らしい奴ですよ。
まだ氷温ちかく、飲み始めですが今の段階では山田錦よりもいいくらい。
生なのでその辺のコンディションなんかもあると思いますが、これのがブドウがきれいに出てて好みかな。
そしてミネラル感が全くそん色ないのがね。
もうこの価格でコンスタントにこれやっちゃうとかコスパ王だよね。


すこし温度が上がってくると。
柑橘系もあるのですが、ピルクルやヤクルトな甘み、味わいも増えてきます。
クリアーでソリッドではあるのですが、生酒の芳醇さも味わえる。
麹っぽいというか麹ばなというかそんな感じもあるのかな。
どっちが好みかは人それぞれ。
俺なんかは手をかけて火入れしたのが飲みたいなあと思わなくもないけれど。
生酒の分、普通の人が飲んでもチャーミングさも感じるのかなと思います。

バニラ感。
さらっとしたお化粧感ですね。
すこーし酸味が厚みをつけて旨かったりもしつつ、ドライさがちょうどいい均衡をもたらしてます。
練れた、何とも言えない果実の熟れた香りがあるので、火入れしてここだけうまく育てればブランデー系な複雑味も感じられそう。

いやしかしこれは最高。
めっちゃ小さい蔵なんだなあ、売ってるお店も少ないんだなあ。
都内とかWEBでもそれなりには見るのでもっと大きいのかと。
もしかしてこれ生原酒3種コメ違いと、しぼりたてとひやおろししかないのか?
火入れないのか?
これこそほんとにさあ、パストライザーで火入れして、酸化しないような手法で冷蔵室で搾ったり詰めたりしたいねえ。
通年で生売ってんだ。



ほんと面白いな。
梨のようなニュアンス。
スッキリクリアーに硬水のようで、けっこうパワフルに押味が出てくる。
コクがはっきりと出てきて、それに負けないようなミルキーさや甘みもある。
それでも酸味で輪郭は整えられ、やわらかでもありスムースでもあり。
ミネラルでズバッとやってくれる。
凄い。

長野の日本酒ってほんと懐が広いよなあ。
なんでなんだろうね。
川中島幻舞のような華やか系もあれば、もっと濃醇な甘口もあるし、どっしりパンチのあるものもある。
ところが和田龍登水のミネラルとか、黒澤のワインっぽさとかあんなのも出てきたり。
挙げだしたらキリがないんだけど。
なんでだろうねえ。
中部が熱い、愛知とか。

あー3兄弟の中ではこれが一番リリース早かったのか、出荷というより発売。
来年はも少し早く飲んでみましょうか。
でも今の時点でみじんも崩れはないですよ。
ミネラル感が普通の人にとってはきつすぎるくらいある分、熟れた香味とか柔らかさがある分、これはみな受け入れやすいかも。
澤屋なんかはいささかシンプル過ぎるし、松の司も結構ピーキーだからねえ。
あえて言えば土佐しらぎくなんかは近いとこあるかねえ。


2日目。
やはり素晴らしい。
昨日より少し甘みを感じないものの、熟れた香味がしっとりとあって。
ややち密に詰まったイメージだか、小気味よくジューシーな酸味がそこそこの厚みをもたらす。
酸味の伸びやかさや表情も素晴らしいですね。
あとはもうミネラル感でビビッとね。
4合じゃ足りないお酒。
4合じゃ足りないお酒マークでも作るか、それが一番わかりやすいかな指標として。

昨日よりバランスが良くなっています。
硬水感はやや和らぎ、ジューシーさ、特に酸が感じられます。
熟れた香味は大人っぽくなり、甘みとか味わいも適度なサイズ感に。
スローなテンポの中にクリアーな旨味も感じさせながら、ゆっくりと繊細なミネラル感でほろほろ切らすイメージ。

これをこの価格でほぼ通年で売ってくれるとは素晴らしいの一言です。
あえて言えば旨味の表現の深遠さとか、余韻後の世界の明瞭さとかそのあたりに違いは出てきますが。
この味わいを銘柄全体を通じて追って通年で供給するってのはほんと凄い。

それでもヤクルトっぽさが生っぽく出てくるなあ。
個人的にはもういっそキンキンに冷やしての飲んだほうがちょうどいいくらい。
でも上がってきたほうがミネラル感は鮮やかに出るんだよねえ。
あとは妖艶なバニラの雰囲気。

経営的なことだけ考えたら、むしろ生じゃないほうが売れるんじゃないか?
火入れしてオサレなパッケージングでもすれば、こじゃれた高級店が欲しがりそうな味わいだけどね。
これは松の司とか好きな人はハマると思います、酸味のあたりとかもね。
澤屋はあれはあれでガスの分特異なんだよなあ、あとあの削いだ旨味はなかなか出てこない。


















2 Comments

とっすい says..."長野の底力"
和田龍登水、去年の夏に長野に行った際にどっさり買ってきたお酒の内の一本でしたが、一番のお気に入りでした。確か山田錦だったと思います。
こっちじゃ全然手に入らなくて、またお山がてら買いに行くしかないなと8月頭ぐらいに考えてました(笑)

ところで此処のところちょっと日本酒に疲れてきてます。香り高くてきれいな旨口が続いてたせいか熟酒や御燗酒の類いが恋しくて。むしろこの際だからワインをしっかり楽しもうかと思ってた矢先に飲んだのが菊姫の呑切原酒です。
いやはや、これ旨いです!おとなの林檎ジュースといいますか、常温でチビチビ飲むのが堪りません…りんごのコンフォートと合わせたくなりました(笑)
2018.09.14 01:04 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: とっすいさん"

長野は不思議なエリアですね。
蔵が多いだからなのかしれませんが。
ただの華やか系とか、ガッツリ系ではなくこういう少し変わったほかでないお酒がちょいちょい出てくるという。

僕も久しぶりに飲んだら今の好みにドンピシャでびっくりです。
取り扱いが全国で20件ほどですしほぼ長野か都内なので凄いですよね。
長野でも地元にしちゃ取り扱い限られすぎだろというくらいで。
でもわざわざ買いに行く価値のあるお酒でしょうねこれは(笑)

どうしても飽きは来ますよね~。
僕は今は華やか系や熟成系に手が伸びにくい日々です。
ついお気に入りのお酒に行ってしまいますね~。
気晴らしに他の酒類ってのも世界が広がって楽しいですよ!

とはいえリンゴジュースは気になりますねw
菊姫とかって逆に今は手が伸びくかったりするのでこうやっておすすめされるとありがたいです!
チェックしてみたいと思います、感謝です!




2018.09.15 03:00 | URL | #- [edit]

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