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日本酒感想日誌

【1044】醸し人九平次 協田 純米大吟醸 自社栽培赤磐雄町 29BY

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昨年、これとカマルグは大変好印象だったので今年もやります。
また今年飲むとだいぶ印象も違うと思うけど。

ほんとはカマルグから、と思っていたのですが今日の気分的にこっちで。
カマルグは昨年リリースのも寝かせてるのでそっちもやんなきゃ。

商品については昨年の記事かWEBのほうでも見てください。
雄町40の純大です。





立ち香の時点で硬水的なミネラル香が感じられ期待を高めます。

うん。
含んでも文句なし。
非常にエレガントで、凡百のお酒とは持つ雰囲気、流れる時間軸が違います。

滑らかなタッチに、微細にガスが溶存しているかどうかというところ。
微かにバニラ様のかおりがくすぐってくるようで、そこからほろ苦いニュアンスの柑橘系。
そしてティスティングコメント通りの和のハーブ、ミンティさも感じつつ、いささかも嫌らしさがない。
決して華やかなお酒ではないのですが、豊か、リッチでかつエレガントだなあと。

味わい、アロマ、ともに繊細ながら重層的なんですよね。
穏やかな甘みにはきらりと酸が絡んで、時に小さいけれど色鮮やかな南国的な花がちらついたり。

いや旨いですよねえ。
雄町的に、半サイズ、あるいは4分の1サイズ味が出てるのか?と思わせるところでのミネラル感の引き受け方。
しゅっとミクロのガスから、引き受けてざっと広がって、最後はしっかり切ってくれます。
やや重低音的な、重々しいリズム感でしょうか。
モダンですが、旨味なんかもビターさなんですが、一つやはり野趣というか、腰の重さがあってその辺が雄町らしさなのかなあ。


とは言ってみたものの、特に言葉を尽くす必要もなく、今年も素晴らしく美味しいです。
僕が一つ吃驚したのはブレなさ。
じつはこの協田のページが昨年から更新された様子がなく、テイスティングコメントもそのままだったんです。
それはどうなんだと。
天下の九平次さんだったらヴィンテージ違いのティスティングコメントくらい載せてくれよと。
その辺が一抹の不安だったのですが、まったくの杞憂だったようです。
一部のすきもないですね。

いやいいわこりゃ。
一呼吸置くとすこし華やかな、東南アジアのリゾートな花のイメージがでて。
でもそれがビター&ミネラルに、ある意味でちょっとスパイシーな味わいと素晴らしいバランスです。
ミネラルでスッと切れた後の余韻もずーっと残るでもなく、それでいてちゃんと出現して、それでいて程よいところでフェードアウトしていく。
ただの乾いたチョークでなく、言えば柑橘なんだろうけど色がついてるというか、うまいというかその辺のニュアンスも心憎い。
まいりました。


すごいねーコレ。
所見ではないのでもはや凄いを通り越して安心感。
これ税込み3780円は圧倒的な安心感をもたらしてくれます。
家にストックしておいてもいいし、レストランで置いてほしいねえ。
レストランでボトルで出してもアラウンド1万円くらいで済みますからね。
ワインで同価格帯でこの世界観は相当吟味しないと無いと思いますよ。
レストランで1万円前後のワイン頼んだらボトル3000円とかそんなもんが出てくるわけですから。
その中で万に一つのあたり来る可能性考えたら、全力でコレお願いしたいですよ。

リッチだなあ。
クリーミィさ、味わいの重なり、旨味。
ミネラル系でも澤屋なんかはもっと水墨画的に枯淡だし、土佐しらぎくなんかは気兼ねなくガバガバ行ける感じだけど。
エレガントさ、リッチさ、ミネラル感、パーフェクト。
さすが師匠。

いやとりあえずいっぺん飲んでみてよこのあたり。
別に自分の感覚が絶対だとか、カプはクソとか言うつもりは毛頭ないけど。
一つの山頂付近にいることは間違いないから。
今日はウイスキー飲むつもりだったのにそこまでたどり着けなかった。


2日目。
とくに問題はないのですが、細かい雰囲気が初日よりは落ちますね。
口開け15分でもうフルスロットル状態なので、そこから上がるというのは難しい。
その辺の扱いやすさも〇ですが。














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