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日本酒感想日誌

【1060】杉錦 生もと純米 中取り原酒 29BY

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静岡の杉錦です。

基本的には生もととか山廃とかの蔵だと思います。
以前京都で玉栄の3年物だったかを飲みましたが素晴らしくて。
今年かな、速醸の純大もすんげえ良かったですね。
今回は何となくいかにもそうなお酒を。

山田錦60の純米酒。
生もとですが、酵母無添加タイプではなくて静岡酵母を使用したもの。
なのである程度綺麗めに飲める対応ではないでしょうか。
恐らく今年のものだと思うのですがどうでしょう。
活性炭を使わずに素ろ過の1回瓶火入れだそうです。
6月出荷で、お店で常温で置いてあったので不安はそのあたりでしょうか。






うん、いいですね。
これも度数を感じさせない飲みやすさ。

あっさり静岡酵母の香りが、あくまで極穏やかに漂いますが品があっていいですね。
そこに何とも言えない柑橘系のニュアンスが入って。
すこーし変わったニュアンスがあるんだけど熟成って感じでもないような、そういう気もするような。
ちょいと甘い雰囲気の香り、いや辛口のミネラル香か?
嫌な感じはないです。

うめえな。
ふわっと香りつつ、これまたふわっとしたタッチで、仄かにやはり素朴な甘みを感じます。
丸く角は取れておりますが、スイっと伸びやかな酸味はやや乳酸っぽく、すっきり綺麗ながらその中にうまみを確かに感じます。
びりっと来るというよりは柔らかく流麗な流れの中で少しピッと辛味もあるが、あんま辛口って感じでもない。
余韻にでるこれはミネラル香といっていいのかもはや自信がなくなってきたけど、松の司ブルーででたあの感じが出て。
そのあとの余韻がまた静かにじんわり清々しい、清らかな甘うまみが。

昨日の、天穏なんかもそうだけど、この時期じゃ熟成感ぜんぜんですよね。
丸いくらいで綺麗に飲める。
生もとってこともあるんだろうけど、丁寧な造り、処理がうかがえます。
これなんかももっと伸びていきそうですけどね。
度数はデンジャラスなのですが、スイスイ進んじゃって。
そういえばいい加減に白隠とかもやらないとね。

お燗。
香りがほっこりした香りでいいですね~。
おおおお、これはうまい!!
これうまいなあ。
結構甘みと酸味も出てくれるんだけど、ピュアでバナナブドウのようなニュアンスで。
ほっこりだけどきれい。
優しい味わいで、後半は程よくドライに。

この嚥下したあとに一番初めにくるのはなんて言えばいいのかね。
ミネラル系というか辛口の余韻なのか、ちょっと藁っぽいような酸味っぽいような。
単にアルコールが抜ける感じなのかもしれないけど、もう最近この辺が好きになっちゃって。
量産カプエチ若者を卒業しまして、すっかり辛口おじさんです。
いやしかし旨いね、これは断然お燗。
さめてきても、かすかーにタニックなのと酸で、きもちウッディっぽいのがまたスムースな中にちょうど良い複雑さ。


もう1週間ちかくたってますけど、冷やして保存しておけばどうということもないですね。
静岡酵母的なバナナもある一方で、酸味のキレ感と、びっとした辛味。
お燗にしてもそのまま行ける。








2 Comments

お茶 says...""
杉錦は自分も好きな銘柄です。
静岡らしい穏やかさも感じつつ、静岡らしくない高い酸もあり、他の静岡蔵にはない個性がありますよね。

社長兼杜氏の、杉井さんもなかなか面白い人で、
天保十三年という、2,000円+税で出していた純米酒があるのですが、「安くて旨くて最高ですね!でもこんな値段で出して大丈夫ですか?」と聞いたところ、「多分値上げすると思うから、大丈夫だよ!」と、バカ正直に答えて頂きました。
HPの方も、情報過多と思えるほど詳しい記述もあり、社長の人柄がうかがえます。
2018.10.30 04:07 | URL | #8fjeFLhA [edit]
日誌係 says..."Re: お茶さん"

まいどです!

杉錦は僕もすっかり気に入ってしまいました。
速醸でも生もとでも、冷やからお燗まで、何しても良しという蔵ですね。
雑っぽくなくて、旨味も酸味もどこか綺麗な印象です。


たしかに改めてみてみるとホームページの充実ぶりがすごい(笑)
これを読みながら飲めてしまいますね。
今度は何を飲もうかな~。





2018.10.31 00:27 | URL | #- [edit]

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