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日本酒感想日誌

【1061】龍力 奥吉川ブルー 生もと 特別純米 火入れ 28BY

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奥吉川3本目。
あんまり同じのばっか飲むのもつまらんなあという一方で、日本酒も随分と飲んできて今更驚くものがあるのか?という気持ちもあります。
下手な量産型流行り酒を飲むくらいならお気に入りを複数本飲むぜ、という気にもなりがちです。
特にこの時期は変に新しい銘柄に手を出すのは新酒まで待とう、ってなっちゃうので。

とはいえ全く同じお酒をやるという気は毛頭ありません。
よーく見てください。
なんと生原酒でのリリースだった奥吉川が火入れに切り替わってました。
これはうれしいサプライズです。
はたしてどのタイミングで火入れしたのか。
実は搾り直後に火入れしてたのか、それとも最近になって熟成が進んだので入れたのか。
気になるなあ。







ああん、相変わらず文句のない出来栄え。

まったりと円やかなお米の味わいによりフィーチャーできるような気がしますがどうでしょう。
それでも熟れたメロン系の香味がまるでブランデーのようなニュアンスで。
ねっとりとオイリーに舌に絡みつくようなテクスチャですね。
けっしてやり過ぎてない旨味がしなやかに。
その辺を味わっているとじわっと辛味が浮いてきて、液体が流れ落ちた後もそれがぐーっとパワーをもって続きます。
流れ落ちた直後にはあの鋭いミネラル的な戻り香のようなものがあり。
それとともに残る仄かなあまいような旨いような余韻。
すこーし茶色いトーンが増してるかもしれない。


相変わらずうんめえな。
恐らくこれからは古酒っぽい方向へ進んでいくのでしょうが、現時点では全く嫌らしさがない。
甘みや熟れた香味もまだ好ましく感じられるし、それを辛く締めるのも相変わらず。
そしてまたこの旨味えげつないですね。

ほかの龍力の上級キュベと比べてもまったく引けを取らないし。
むしろ味わいはリッチなくらいなので、かえって受けがいいくらいだと思うけどな。
もう1本いくかどうかは……どうかな。
生は一応もう1本持ってるけど。
これはどっちがいいとかじゃなくて、これ飲んでるとリッチな一方で菖蒲谷飲みたくなってくる。
アレも伸びてくるんだろうな。
龍力の上級キュベは基本的に寝かせて出してくるので、こういう風に変化を追っていけるのって貴重なんですよね。

うっわ、ごめんなさい。
もう1本かう。
熟れ感、甘さとミネラル感のバランスが高まってきた。
ミネラルが軽やかに鮮やかに舞うようになってきて。
なにこれ、スミレみたいなニュアンス。
やっぱ異次元ですねこの酒は。
飲んでいて何一つ不満を感じることなく、手が進むのでした。

魚介にトマトバジルソース、レモンでも絞って。
合わせてみてください。

いやしかし旨い。
これをブラインドで磨き70とわかるやつがいたら弟子入りしたい。
生もとはわかる人いるかもしんないけど。

鳥肌ビンビンだなあ、ほの甘いミネラルの舞。
整ってくると、生より王道かも。






じつは先日都内のホテルで開かれた龍力の会に参加してきました。
基本的に日本酒の勉強とかセミナーとか酒の会とかあほらしと思っていて、好奇心を満たしたいわけじゃなくて家で飲んで酔っぱらってるのが好きな人間なので。
ただ色々飲みたいなと思ったときに追っつかないのでしょうがなくいってきたのですが。

風邪の病み上がりで舌が利かずあいにくのコンディションでしたがとにかく片っ端から飲んできました。
4合3万の秋津も1テーブルに1本は準備されてるのでみんな普通におかわりしまくりで、会費はホテルのお料理代で酒代は含まれてないだろうなーという感じ。
安くはありませんが大変ありがたい会でした。

おおまかな感想は、上から下まで基本的なお酒の形は同じだなということ。
ある程度シャープで辛いくらいのミネラリー、その中のお米の味わいという感じ。
生もととか、普通の大吟、あるいは生原酒なんかも良いんだけど。
基本的には上級キュベだけ飲んでいれば満足できるなという感想でした。

秋津はこうやって飲み比べてみるとやはりバランスが良く、余韻がひときわ長い。
上三草は柔らかく、ややはっきり熟感があり、まろく蕩け、ほろっと行く感じ。
吉川米田はよりパワフルに感じました。
どれも当年ものの荒走りで感じる洋梨とか巨峰、洋梨メロンなど、熟度はともかく香味はある程度感じました。

もうすっかり忘れたんだけど、土壌の成分分析をやっていて、ある程度経験的な味わいの特徴も言ってたな。
吉川は還元的で酸が高く、酸味があり、酸とアルコールがくっつくと香り高くなるので、出品酒はこっちになるとか。
出品酒に向きつつ生もとにもなるとか。
この辺の話聞くと東条、吉川とかただやってる蔵元だせえなって思う。
後追いだしちゃんと解説してくれよ。

個人的に気に入ったのは6番の上東条で、これ磨き50らしいんだよね。
対になる金會もあるらしんだけど、どこで売るのか聞いてくればよかったなあ。
新商品とか言ってた気がするんだが。
シャープでミネラルな蔵なので、奥吉川なんかもそうだけど磨いてないほうが旨かったりする可能性もある。

上三草や吉川米田は伊勢丹とか小田急とか三越で売ってんだよね。
小田急限定で上中、西武限定で奥谷というキュベがあって。
高島屋では上松、天神地祇。
ほかにも三越の天賜盃とか阪神の天神もあるっぽい。
この辺はちょっと僕もよくわかりませんが。

とりあえず上東条と金會うってくんねえかなあ。
まだ寝かせた先なのかなあ。
ちなみに上東条が少分谷産らしいので、つまり君嶋屋の菖蒲谷と一緒。
やっぱ菖蒲谷も買い増しかあ。









2 Comments

龍力大好き says...""
奥吉川の火入れが今出てるんですね。これはチェックしないと。個人的には火入れの方が傾向的に好きなんですよね。

龍力の会のリストを見ましたが、やはり飲んだことないやつが今年は出てましたね。金會と上東条は知らないですね。秋津の焼酎もまだ飲んだことないです。
上東條なら知っていますが、同じかはわかりませんね。
このリストの中なら青が日本酒を知り始めた時に感動したやつですね。通年で飲むのは古酒と誠龍それときもとの山田錦ですね。たまに西武限定でこれらの生酒が出てますよ。
後、銀座の和光にもwakoという限定ものも売ってます。日誌さんとは違うのは秋津やらの高価格帯より中価格帯の方が結構好みなんですよ。金會はまだ売ってないと思いますよ。恐らくお披露目だけの試験醸造で後々出るとは思いますが。後某酒屋には秋津10年ものが売ってましたね。
2018.10.28 10:33 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: 龍力大好きさん"


ひっそり切り替わってました。
そんなに生と変わらない味わいでしたが、相変わらず美味かったですよ。
菖蒲谷といいここのPBは磨きのぶん安いのでありがたいですね。


龍力の会はかなり素敵でした。
上東条はおそらく上東條ですね~よく見てくる余裕がなかったのですがもっと聞いてくればよかったです。

きもとの山田の飲みましたがあれは安定の旨さでしたね。
あとはなんだかんだyk35の荒走りはフレッシュで間違いない美味しさでした。
シェリー樽の焼酎もグッドでした。

なかなか商品数が多いので嬉しいような困るような(笑)
次は何を飲もうか悩みますね。




2018.10.28 21:35 | URL | #- [edit]

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