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日本酒感想日誌

【1062】綿屋 純米大吟醸 黒澤米 亀の尾 29BY

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綿屋って家では初めてか。
最後に飲んだ記憶は……蕎麦屋で院殿をのんで結構うまいなあと思った記憶。

ここも商品が多くて何飲んだらいいかわかんないんですよね。
基本的には派手ではなく落ち着いた味で、ちょいちょい熟成っぽい商品もあったり。
そんなイメージ。

今回は素直にリリースに乗って選びました。
亀の尾50の純米大吟醸だそうです。
黒澤米というのは地元の農家さんの契約栽培米みたい。







おお、地味~(笑)
いいですね、最近の僕が好きな奴です。

まったく香りません。
含めばほんのりとバニラっぽいような、ほっとするお米感のようなそんなニュアンス。

舌先にほんのりとコクがあるような甘みを感じます。
粒子が密でしっとりとしなやかな、極々穏やかな甘み。
素朴なんですが、長く続く力があります。

あとは酸味、7号だからか酸味が比較的でてます、1.9だもんね。
すかっとヌケのいい酸味感で、結構出てるんだけどキリっといきつつ味わいを引き立ててくれます。

するっと流れつつ、やや野趣のあるような、甘うまに軽く渋みと酸が絡むような。
最後だけピリッと切れて、あのミネラル的な戻り香があって、複雑な余韻が長く続きます。

旨いですねえ。
かなーり地味ですけどいいですよ。
この時期のリリースだとひやおろし的なお酒をイメージする方も多いと思うのですが、そういう演出の利いたお酒じゃなくて、しっかりとした力のある静かなお酒を造って、ようやくいい感じになってきたぞっというお酒。

明らかに冷やしすぎは良くないお酒。
ゆっくり飲むなら冷蔵庫からのサーブでいいけど、冷蔵庫から出して10分くらいの感じで丁度いい。
甘みがちゃんと出てきます。
ふっくらやわらかく、まあイソアミル系なんだろうけどほっこり、そこに明るい酸が絡みます。
違うのは甘みや酸味が軽薄に浮いてこない。
同時にリズム隊的に、旨味やコク、少し野趣を感じるニュアンスがズーンと通底しています。
またクリアーなんですが、テクスチャというか構造的にしなやかだけどぎゅっと凝縮感、ミネラルもありますね。
ビっとした舌への響きもいいですね。
いいですよ、松の司ブルーとか好きな人なら気に入ると思うけどな。
地味な割にちょいとお高めなんだけどその価値のあるお酒だと思います。

もちろんお燗も試してみる。
あっ、これは良いですね。
お燗素晴らしくいいぞ、熱めでもOK。
ほっこりとした甘みがでて、程よくドライクリアーというか、重くないべたつかない。
酸味がうるさくなくて気持ちよく、すこーしパウダリーというかおしろい的なニュアンスも。
ぬるくなってきても味わいのバランスは崩れず、ぎゅっとした少し粉っぽいようなミネラル感のフィニッシュと余韻が心地よい。
余韻なげえなあ、すばらしいパワー。
嫌なニュアンスが一切出てこないしね。

大吟醸とか華やか系を求めずに、上級晩酌酒として素晴らしいクオリティです。
ちょっと良いご飯でも食べながらどうぞ。


2日目。
当然、こういったお酒で2日目だからといって崩れるということは全くないのですが。
感じ方の違いはあります。
たとえば常温に近いところだと存外それなりに味わいが出る。
たとえば真澄のコアの後に飲むなら冷やでもっともっとしみじみ飲むのがいいかもなとか。
それかお燗ですよね。
もうだいぶ酔っぱらってるだけなんだけどさ。

でも綿屋でいいのはやり過ぎてないとこかなあと思います。
ひやおろしとか、熟成とか、エキスエキスとか。
あるいは山廃とか生もととか。
そういう属性、商売文句に頼らないまっとうなお酒感はありますね。
嫌みもなし、純大だからななのかもしれないけど、クラシックながらスマートで現代的な。

やっぱ結構酸味感じるよね、きれいに。
どっしりってよりは綺麗な中にしみじみとした味わいといタイプ。
いや旨いですよ。
フィニッシュとか余韻もパワーあるしね。











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