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日本酒感想日誌

【1066】奥能登の白菊 奥能登自然栽培米 29BY

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奥能登の白菊からなかなか思い切ったお酒が出ていたので買ってしまいました。
いわゆる有機栽培のお米を使った商品で、3500円ほどします。
フラッグシップ級の大吟とそん色ないお値段ですが、おそらく地味な味わいのお酒。
なかなか攻めてるなあと。
自分は最近は良いお米フェチなのでこの手のは気になってしまいます。
くわしくは裏書にすべて書いてあるので読んでください。

イメージ的に思い出されるのは澤屋まつもとのnotitleかな、あれ好きなんだよね。
買ってあるからこの後に開けようか。
なんとなくやっぱり違うニュアンスがある気がして、これも草原のような爽やかな香味なんて書いてあるけれど。
イメージできるなあと思ってしまいます。









ん、でもそれなりにグレープ系の香りが立つような。

うーん、そんなにかなあ。
奥能登の白菊の味そのままという感じで。
今年もそのまんまやってますけど、甘と辛があってちょっとちぐはぐな気がしたんですよ。
そのまんまは、蕩けるようなソフトな甘みで、辛味いらないよと思ったんだけど。
これはその逆ですね。

ちょっと甘くてエキスっぽい。
もっとタイトに造ってくれよと。
それが第一印象。

それは置いといて味のほう。
ちょっと良くなってきたかな。

まずやはり、すこしブドウ系のニュアンスが香ります。
含むとつるっと舌触りの中に、少しミルキーな甘みがあって、あくまで控えめですけどね。
そこに酸味、少しハーバルな渋み、ややピリッとしたフィニッシュ。

酸味はすごくいいですね、主張しすぎずクリアーで、かつちょっと乳酸っぽい。
強くはないけど、硬水っぽいかなってくらいのミネラル分。
少しきゅっとした収斂性と青さのようなものが旨味でもあり、余計でもある。
すこしその辺が、先に行ったミルキーなちょっとしたエキス分と干渉しちゃってくどいような気がして。
いいお米使ってるならもっと絞っていいんだよという気持ち。
何だろうね、あえて言えば最近の東洋美人っぽいかなあ。



とりあえずこりゃワイングラスはダメだ。
お茶碗でいきます。

ちょっと甘いんだなあ。
ここらしい甘みではあるし、他と比べたときに甘いってわけでもないんだけど。
この手のお酒にはと思ってしまうんですよねえ。
酸味の感じは凄く良くて、クリアーで伸びやか、きらきらしてる。
ミネラル感や、ピッとしたキレも、余韻もいいけど今一つパワー不足。
とろみ、甘さ、その辺と相いれない、あくまでも俺の中で。
こっち系いくならもっとゴリっとしてほしい。

基本的には旨いです。
細部は決まってないけど、ちょっと杉錦の純大なんかも思い出しました。
ほんとに細かいバランスなんだけどね。
もう少しエキスが余計とか、張りが欲しいとかね。

基本的には悪くないし、試みとしても嬉しいお酒で。
こういう商品は増えてほしいと思うのだけれど。
お値段もお値段だしね。
もしかしたらぬる燗とかのがいいかも。
でもその前にまず次行きます。


1日あけて3日目。
あらためて奥能登の白菊をば。
ああ、こうやって飲めば悪くないか。
もうこの蕩けるような甘み感はここのらしさだし。
円やかでもあるけど、すこーしだけ酸味とともに何とも言えない爽やかさはある。
ゆったりとしたテンポでまったり。
辛いってんじゃなくて少しだけミネラル的なキレのあるラスト。
初日の印象よりもぐっといいですね。
たぶん気分がもうちょっと綺麗めの気分だったのかな。
今日もそれなりにはまったりスローなので、逆にお燗にしたほうがあれかも。

つーわけでお燗。
まずは熱く。
ほっこりとした香りが甘く素晴らしい。
含むと甘み、ドライ感、酸味、拮抗していいバランスですね。
くど過ぎず、酸味の練れた伸びやかさ。
これ、そういえば何なんだろう?
ちょっと五百万石っぽいような硬めの米味とミネラル感が絶妙なアクセントですね。

やっぱり個人的にはもっともっとすっきりでいいんだぜとも思うんだけど。
満足感という意味ではこれなのかな。
ハイエンド地味酒ながらちゃんとハイエンドな満足感はあるようです。

いいね、やっぱりお燗美味しいわ。
甘すぎず、酸味がちょっとこう生もとっぽいようなクリアーで程い雰囲気のあるノビ。
うまい。










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