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日本酒感想日誌

【1067】仙禽 オーガニック ナチュール ドウ 29BY

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なんだかんだ、仙禽は面白いのでついついやってします。
とくにこのナチュールシリーズは毎年1本はやると決めているのですが、問題はどれをやるかということ。
今回はドゥ、2番を選びました。
この今年の2番、いいですよ~的な話を酒屋から聞いたもんで。
ちょっと気になってしまいました。

亀の尾90の酵母無添加生もと、木桶仕込み。
しかしいつ見てもすげえスペックで、よくこんなんやるよなあ。








ああ。素晴らしい香りですね。
ちょっとフェミニンでフラワリーなラムネ系、もちろんバニラも。
カプ系に比べれば強い香りではないかもしれませんが、この造りですからね。
というかそれがいい方向に作用。
清楚さもあって、柔らかく熟れ、素直にいい香りです。

あーバランスいいねこれ。
この変態な造りとしては、すごく綺麗にできていて、魅惑のお酒。
つかまず酵母無添加生もとで、こんあ香り造ってくる??
しずかーに乗ってくるバナナとかもう。


濃すぎずに梅酒的になってないことがいい。
酸味がビネガーになってないこと。
すこしそういうツヤやテリ、日本酒的なこってり感があるのは生もとで甘みだして、おまけに木桶のニュアンスが乗ってくるのでしゃーないというか魅力でもあるんだけど。
これとにかくさらっと、ふわっとした塩梅が絶妙。
甘さも控えめで淡く、それを素晴らしい香りが一体感をもって表現しています。

この香味、いいですね~。
バニラっぽさ、ラムネ、パステルに鮮やかだけど美しい水彩画。
甘みの抑制具合が素晴らしい。

そこにきゅっと酸が入るのですが、酸が淡い甘みを引き立てるようなところがあります。
とにかく濃すぎないで、ソフトで、かわいらしい。
それでいてきゅきゅっと酸味がきて、低精白生もと&木桶の収斂性も来るんだけど。
やっぱり刺激が過ぎたり、こってりつやつやってことはないんですよね。
表面にパウダーをまぶしたソフトさ、全体の弾力や液性も問題ない。
いい意味で薄味なニュアンス。

ピュアで、雑な感じ無いなあ。
この収斂感は味わい、気持ちいいアタックや余韻だし。
寝かせて伸びるタイプではないと思うんだけど、現時点での完成度が高く、またナチュールシリーズで一歩先に進んだ印象。
和洋何でもどんとこい。

あえて言えばしみ込む、なんぼでもダラダラ行けるぜ感は少しないかな。
しかしこの香味と、酸味、適度な飲みごたえ。
余韻もしっかりしてますね。
これはうまいね。
つか14度で飲みごたえもあるし、薄いわけでもない。

やっぱ仙禽はいいね。
味わいが変わってくのはしょうがないし、変わるのが嫌なら月桂冠かスーパードライでも飲んでろよって話なんだけど。
二転三転して少しあれれ?と思っても、またそれなりに盛り返してくるところが素晴らしい。
本物の造り手だなあと思います。
この香り、飲み心地の生もとは他にないんじゃないですかねえ~。

モダン仙禽の特にレギュラーなクラスのものはあんまり興味ないんだけど。
やっぱりこのナチュール系統はまだまだこれからも楽しみです。


3日目。
ちょっと昨日飲まなかったので改めて。
初日のほうがいいかな。
やっぱり少し香りが飛んでるのと、エキスっぽくちょいと苦みを感じる。

やっぱりすこーし華やかめで、味わいも厚みがあるというかリッチという感じなのかな。
あくまでもこのシリーズの中での話。
ほんのりと漂う熟れた香りと甘み。
酸味がきゅっときいて、すこーし低精白&木桶なタニックかな。

今日はあんまり冷たくないほうがおいしいかも。
酸味のくせっけが目立たないでまとまってくる。
木桶的な生もとのニュアンスを立てつつすこーし甘いといった感じ。
その中でビターさや湧いてくるようなほんのりとしたミネラル感なんかがいい塩梅に旨味として。
ソフトでエアリーな甘さを酸味が程よくキリっとしてる程度で済ませてる。
グラヴネルグラスがいい仕事してますわ、茶碗でもいいけど。
こんなもん白ワイン用のグラスで冷やして飲んだらこの時期うんこだよ。

戯れにお前もお燗!
スーパーすーっとしみ込むだし味もいいけど、繊細な香味が無駄になっちゃうから何とも……。
つーかすでに3日目の冷やの時点であれだし。


















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