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日本酒感想日誌

【1071】高砂 松喰鶴 生もと 純米大吟醸 29BY

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木屋正酒造さんが、而今と違うラインとして売り始めた高砂
蔵元初の生もとのリリースということで話題になっていたのは知ってたんですが。
だいぶ売れ残ってたのでついつい買ってしまいました。
やたら高いし流石に売れねえよ。
而今のほうを値上げすればいいのにね?

三重県産山田錦45、熊本9号酵母、火入れ。
酵母添加式の生もとか。
たぶんこの手のに手を出すのは流石而今や!みたいな人が多いと思うので、僕がバッサリいってあげましょう。
いや旨い可能性もありますが。
去年やった白い奴もあんまりうまくなかったんだよなあ。









おっ、まずまずか?
ってまずまずじゃダメなんだよ6000円だぞ(笑)

香りは穏やか。
心なしかいつもの而今っぽい、9号としてはちょいカプっぽい雰囲気かな。
味わいはどうだろう。
全体の味わい、質感、酸味……ちゃんとモダン系の生もとになってるとは思います。
別にダメなとこもないし、器用にまとめてあるかなあと思います。

モダン生もとのすっきりしたボディに、柑橘っぽくもあり薄い乳酸感のあるような酸味。
その中にややエキス的な甘み、次いで旨味。
少しタニックなようというか、比較的味わいの厚みがありますね。
ミルキーさもちゃんとありつつ、モダンな旨みの出方。

すこーしだけ、ピッと辛味の筋が通ってミネラル香も出るし、それとすこーしタニックな刺激が舌に心地よい。
程よい飲みごたえで、味の余韻は長くないけど、舌への触感としては長く残り、この手のは嫌いではないです。



お酒としての仕上がりは良いですし、一発目でこれってのは流石。
モダン生もとに而今流の主張としては、程よいミルキー感やカプ系のニュアンスで。
而今の生もとver.とハッキリ言い切ってもいいと思います。
9号で生もとでもこうなっちゃう、あるいはこうする、というのはもう好き嫌いはともかくこれが大西さんの主張ということです。
モダン生もとらしさもありつつ、イマドキ感もあるので入門にもいいと思います。
火入れなんですがなんだかガスが溶存してそうな感じ、ミネラルっぽさ、程よいキレ感なんかは而今も得意とするところですしね。
なんてったって甘いけど音速のキレ、というので売ってたわけだし。

個人的には少々カプっぽさが安っぽく鼻につくかなあ。
熊本酵母でもこうなっちゃうのかあ。
一方ですっと糸引くようなキレとか、あと舌に心地よい刺激感があるのは良いなあと思います。
カプ、ミルキーも生もとの分、酸のスッとした表現が切らしてくれるし。

美味しいと思います。
6000円、というのは何とも言えません。
日本酒であればもっと安くて凄みのあるお酒はあります。
これが今年イチ、とか言う人は大した酒飲んでない雑魚なので無視して結構です。
でも一方で全然悪いお酒ではないです。
輸入酒を考えたら大した価格のお酒じゃないし、而今ということも価値はあるかもね。
而今から、今の日本酒の潮流に入っていくのにはいいのかな。
でも新政のカラーズでも十分か。
まあでも新しいチャレンジをと大西さんが思ってるのは良いんじゃないかね。

土佐しらぎくナチュールの後にあえて飲んでみましょうか。
むこうのバナナ的甘み、エアリーさの後だとやっぱ違う個性。
やはりカプ系統、やや厚くビターで少々雑っぽい。
生もと特有の酸味なんかは共通するし、程よいピッとした辛味なんかは同様といって問題ないけどね。
まあこんなもんでしょう。
悪くはないけど、高いですよ。
6000円なんて大したことないじゃんってひとは楽しめると思います。


2日目。
相変わらず悪くはないかなあ。
少しやっぱりガスが溶存してるようなこの蔵らしいキレ感。
生もとぽい酸とかクリアーさと、少し生もとにしてはチャーミングな香りやエキス感が。
凄みとか鳥肌はないけど悪くはないですね。

3日目。
明るさが増したような印象、ブライト。
微かに桃っぽいニュアンス。
生もと的なある種の軽さはあるにはあるが、軽くてスマートというわけではなく適度な重み、厚みもある。
でも引っかかるってわけでもないし?
凄いぞビンビンくるぜってレベルじゃないけど流石うまくまとめてます。
これが1500円なら素晴らしいんだけどねえ。











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