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日本酒感想日誌

【1080】龍力 菖蒲谷 生もと 特別純米 火入れ 29BY

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もうお馴染みですが、龍力の君嶋屋さん限定で、今年出た菖蒲谷。


生ver.は7月にやっておりますが、改めて早めにやっとかないと思いまして。
その時は奥吉川との違いでちょいと面食らったと記憶しています。
こないだ龍力の会に参加して色々飲んで、また7月から他の銘柄でもこっち系のお酒に関してだいぶ知見が深まりました。
いま改めて考えると、こっちのが龍力っぽいなあと思うんですよね。
また実際に龍力の会で飲んだお酒で気に入ったボトルの上東条(上東條)がこれと同じ少分谷産の山田錦だということもありますし。
蔵元的にもこっちの火入れのが基本だと思いますし、ここのこういったキュベものは3年は余裕で付き合えるお酒なので
磨きの違いはだいぶありますが、個々のお酒だと逆に全く関係なくフラットでもあるというか。
そんななんやかんやです。






このレベルになるともう公平を期すためにワイングラスで利くとか無駄なのですっ飛ばし。
内村慎太郎、山瀬茶碗。
ちなみにシロッピーにあまいのとか、あるいは熟成酒とかだとぐい飲み的な小さい器を使います。
お燗だと平杯みたいなののほうが好みですね。
ガス感があってかつそれなりに甘いのだと、カップ的なイメージの器で気兼ねなくグイグイと。
あとは適宜調節と気分ですが、重いのはワイングラスでつるっとという感じでしょうか。
ワイングラスは汎用性はあるんですが、本当にハイランクなものだと全く役立たずなんですよね。
平凡なお酒だとワイングラスがあったりするので、とりあえずそこスタートってのはけっこうありますが。
このクラスになるともう抹茶碗でというのが最近のスタイルです。
最初から何でも抹茶碗でいいんですが、抹茶碗は連日使用できないのである程度選んでという形。



あー不思議ですねえ。
あの時はやっぱまだ全然わかってなかったということなのか。
これでいいです、断然いいですね。
まじかあ。

slowlyな世界感で、しっとりと淡くメロンやブドウのような香味がたちます。
ここのデパートで売ってる当年ものの純大なんかと比べると香り方は全く違いますけどね。
それでも生のイメージなんかよりもよっぽど甘く感じられるくらい。
とろっとしたタッチでね。

生もとらしく酸はちょい高め。
その点では奥吉川はあれはあれで全くもって変態的だったからなあ。
これはやっぱりあの中心が澄みつつちょっと乳酸っぽような生もとっぽい酸の味わいですよね。
それでも微かな果実香とバニラリーな妖艶さ。

あとはお決まりのミネラル感でズババっと。
またそのズババのなかに味わいが出るもの。
はいこれ美味い、買い増し決定。
タンクで買ってて適宜出てきそうな感じだからあわてて買う必要もないんだけど。
龍力のキュベものの中では安いし、毎月はやりすぎでも定期的に開けたくなるお酒だからストックは欲しいわ。


いやしかし火入れでこうなるのかあ~。
しっとりスローになって、逆に酸がおちついて甘やかさが出てくるくらいだもんなあ。
たっぷりわかりやすく甘みを出してる奥吉川なんかとはまた別なんだけど。
それでもやっぱ甘み出てきてますし、酸の分バランスは違えど、どっかのタイミングであそこに近づくってのはあるのかな。
こういう設計の仕方があるんだってことですよね、火入れして本来のあるべき姿に伸びるという。

それこそ龍力の会で酸とアルコールがくっつくと香りが出るなんて話をして。
酸の出る吉川が結果的にブラインドでも出品酒になるなんて話があったんだけど。
これなんか別に過度に香るお酒じゃないけど、結果として火入れで酸が落ち着いて、淡い香りがきれいに残り、甘みとか旨味も感じられるようになってきたと。
そんな感じですね。

あー全開になってくるとこの甘ウマやばいっすね。
甘み出てきてるし、ミネラル感で旨味浮き出てきてるし、ちょい高な酸もよいです。
鳥肌ビンビン来ますね。
コリッコリのミネラル感とニュアンスうめー。
大嶺なんてうんこじゃなくてコレだよコレ。







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