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日本酒感想日誌

【1095】惣邑 純米吟醸 羽州誉 生原酒 30BY

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いささか二日酔い気味なのですが行きましょう。
惣邑(そうむら)さん、羽州誉は十四代の高木さんのとこで開発したお米です。
磨き50の生原酒、酵母は山形酵母らしいです。






軽いなあ。
生っぽいコク感もありますが、滑らかで軽いタッチ。
ガスとかにごりとかの新酒に飽きたときに入れると際立ちそうです。

含み香は少し飴っぽさもしつつ、優しくブドウ系のニュアンス。
イソアミル系や、サラッとした好ましい酸味っぽいニュアンスも。

へーこういう系統なんだ。
良いですね。
味わいが強く主張するタイプではなく、本当に滑らかで纏まりよく、フラットにスッと行く。
どっちかというとおとなしくて静か、地味なタイプのお酒、誉め言葉ですよ。
やっぱ最近はこういうののほうが抵抗なく飲めちゃうんだなあ。

軽ーく飴っぽいようなブドウっぽいようなとこから甘みが来て。
小気味の良い酸がきゅっと気持ちよくジューシーです。
いい意味で、軽く薄い水っぽい感じで、クリアーなのかなあ。
モダンな生もとっぽい酸味とか伸び感。
柔らかで滑らかですが、湧いてくるような感触(これわかりにくいよね、なんて言ったらいいかな)。
ちょっとミネラルも感じて、やはり少しピッと切れた後には、あの戻り香もある。

非常に好みです。
生原酒ってよりは、火入れのが本質に近い蔵かもしれません。
全然今も尖ってないんだけど、火入れが飲みたくなるし、なんならちょっと加水してみたくなる。
またこれなんか新酒一発目だけどぬる燗とかたぶん美味しいと思う。

いやいいね、これね。
ほんと一体感あるなあ、この完成度。
適度な甘み、小気味の良い酸、ほろ苦いようなニュアンスもあって、甘い柑橘なテイスト。
ふわっと軽く滑らかなようで、適度に生っぽいちょうどよい重さとか、芳醇さが見事に表現されています。
微妙に蕩けるようなミルキーなテイスト、ちょっと乳酸っぽさもあるか。
それでいて酸味で程よくジューシーさも出るし、スーッとした抵抗や重力を感じないクリアーな伸び感。
ミネラルテイストといい素晴らしいです。
いやあ、でも火入れ飲みたいなあ(笑)

ぱっと思い出したのは去年この時期に新酒火入れで出てた杉錦の純大。
あれは良かったなあ、今年は出てるのかな。
去年はあのー県知事賞受賞の関係でもう商品が無くてしゃーなく新酒出したみたいな話してたけど。
だからこれも商売上しゃーないかもしれないけど火入れで飲みたいと思いつつ、火入れだとまだこの時期は物足りないのかなとも思う。
別に生だからって悪いわけじゃなくて、たぶんこれは今日のやや二日酔い気味のコンディションもあると思います。
実際べつにカドがたつわけでもないですし素晴らしい仕上がりですし、なんなら遊べそう。
ジャンルや好みも違うので、あまり安易な比較をするってのは嫌いなんだけど。
まあそれにしても山本のミッドナイトブルーのむなら絶対こっち飲んだほうが有意義だよ。
これより山本ミッドナイトブルーが旨いとか言われたら鼻で笑ってその人と二度と酒の話しないと思う。

あーでもやっぱ生なんですねえ。
遊んでみても生。
少し加水して、熱燗つけたあと、流水で常温くらいに戻してお茶碗で。

滑らかなで、ややリッチというか芳醇な味わいは変わらないというか、むしろ薄めてるからこそ際立つような。
ブドウとか柑橘とか、あるいはミルキーなニュアンスもよりくっきり立つような。
酸味もはっきりしつつ、旨くてキレも健在。
ちょっと小手先で弄ってもそんなに変わらんかあ。
微妙に各要素の輪郭はくっきりするような気はしますけど。
やっぱ火入れの飲みたいっすね。
生っぽい旨味はコクで好みなんやけどなー。
あともう一つびりっと切れてもいいかも。
あと寿司に日本酒が本当に合うか問題はあるとして、いかにも寿司に合うーとか言いやすそうではある。
まあ来年は1升で買ったときはこの辺も積極的にしていきたいですね。


2日目。
上品な生っぽさ、テクスチャとか漂う芳醇さがね。
そこにきゅっと昨日よりも強めに酸味が効いて、こりっとミネラルなキレ。
良いですね。
まだやや冷たいのでもう少しまとまってくると思うけど。
これはうまいっす。
好みっすって感じだよね。
カプ新酒ボンバーとか期待されても何も応えてやれないけど。

少しミルキーというか、パウダリーな甘さも顔を出しつつ。
温度が上がってきた酸味といい具合の拮抗。
バナナもあり甘いミカンみたいな酸的な雰囲気もあり、ブドウとかあるいはごくわずかにマスカットのような爽やかさ

潤い、みずみずしさもあって、少し張り付くような収斂性、粉っぽさ、ミネラル的なキレ。
これをざっくり辛口といっていいのかなんなのかは感覚的なことなのでノーコメ。
でも明らかに好みです。
30BYは何本かやるかもしれません。
フィニッシュなんかは松の司とかあっち系であり、似てて微妙に違うような、そこは何とも言えないけど。
好みですね。

いやーこれただの辛口何かなあ。
辛口耐性を得て、辛口が甘美な何かに感じられてる可能性も。

しかしまあ新酒1発目、生でコレかあ。
slowlyなテンポ感とか、バニラリーな遠回しな雰囲気?
完全に決まってるよね、コレ。
エレガントといか幽玄深淵な甘み、酸の絶妙な厚みジューシーさ、パーフェクトなキレ。
パーフェクト、決まってますよ。
最高の状態でサーブしたい。
たとえば松の司ブルーなんかを、この新酒の時期に引き受けてくれる感じ。
なぜ俺はここまで飲んでいないのか、なぜ誰もこれを飲めと言ってくれなかったのか。


やっぱ飲まないとわかんないっすね。
何となくのイメージで飲んでないとかあるけど、美味しいお酒飲みたいなら色々チャレンジしていかないと。


4日目かな。
この手のズバッと、あるいはコリコリしたタイプは崩れないとは思っていましたがそれにしても崩れませんね。
味は飛ばずにむしろ、しっとりですが、トロっとした甘みを初日よりも感じる。
真澄あらばしり樽酒の後に飲んでいても、まったく引けを取りません。
少し飴っぽいのは飴っぽいけど、全体には果物感もあるしいいよね。

ギュッと少し厚めにジューシーな酸が入って。
あとはもうビッっとあのキレ。
切れ味からの余韻の長さ。
この辺は松の司とかあの辺好きなら絶対ウェルカム。

素晴らしいお酒ですね。
何本かやることになると思います。



12/20
これ何日目や?
もう1週間くらいか?
落ちひんなあ~。
ほの甘いとこからずばばばばーんというキレ。
大好物。
流石に温度上がってくるとエキスっぽくなってくるかな?
1週間だからねえ。




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