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日本酒感想日誌

【1116】池月 本醸造 うすにごり生30BY

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まったく初見の銘柄。
池月ではなくて池月
能登半島にある烏屋酒造さんというとこのお酒です。
七尾線、羽咋~七尾のちょうど間あたり、能登國二ノ宮の天日陰比咩神社 (あめひかげひめじんじゃ)の近くですね。

まあそれはどうでもいいんだけど。
磨き60の本醸造、生酒です。
お米は五百万石・ほほほの穂らしいです。







瓶底見てみると、薄濁りともいえない薄濁り。
超極々うっすらというか、無濾過生でもしかしたらちょびっとだけ滓絡んでるかもしれませんくらいのレベル。


いいですね。
想定通りというか、未知銘柄の本醸造で、こうあってくれええと思っていた通りの味わい。
最近でいえば中乗さん系ですね、大まかなジャンルでいえば。

含むと軽く麹ばなというか、香るお酒ではないのですがそれなりに好ましい香りが。
さらっと上品な綿菓子のような甘みがあります。
もちろんこの手の商品で18度と度数高めであり、それなりにアルコールの厚みというかコク感みたいのはおいおい出て来ますし、今流行りっぽいモダンさとはまた別なのですが。
落ち着いた清楚なミルキーさと、ほんのり感じる果実っぽいニュアンスがたまりませんね。

うん、酸味も気持ちよく溶けて、本当にややトロピカルな甘い雰囲気も。
高アルっぽいような滑らかさ伸びとに、程よい甘み蕩け系で、味が濃すぎないし雑っぽさもない。
気持ちよく伸びつつ、中盤から少しアタックが入ってスパッと鮮やかに切れる構成で、切れた後も僕お気に入りのニュアンスが出てますし。
全くもって文句なし。
大変結構なお点前のお酒です。

こういうのでいいんだよ、こういうので。
というかこういうのがやっぱりきちんと地方にあって、別に首都圏でーとか言わなくてもきちっとやっていけてる。
これがあるべき姿というか、素晴らしいことですね。
僕のような酒オタがわざわざ取り寄せるのもナンセンスというか、ふらっと旅行にでも行って出会いたいようなお酒。
いやご紹介いただいたのは感謝でしかないんですが。
和倉温泉でもいって飲んでくださいよ、といううかそうしたい。

いやでもほんと良いね。
含んだ瞬間はエアリーに甘くて、酸味がうまく溶けてフルーツ感あって。
中盤はぐっと厚みもありつつ、キレ感と。
厚みの部分でカプとかそれに付随する雑っぽさがくるとウッっとなるんだけど。
そうならないのが造りの匠。
またマリアージュとかお高く留まらないでいいからまあドンと来なさいという。

よくできた本醸造は好きなジャンルの一つです。
大吟醸だとか、あるいはミネラリーでモダンなタイプだとか。
その辺とはまた違うジャンルとして、この辺のお酒は確立されてると思うんだけど、人気はないんだよねえ。
寧ろお手軽に誰でもできる乱造エセ大吟醸なカプカプよりもずっと素晴らしいと思うのですが。
日本酒スパークリング()なんぞより冬季は断然こっちでしょ。
ほんとにこの時期脂ののったもので、お肉でもお魚でも合うはず。
夏はまた別だと思うけどさ。






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