日本酒感想日誌

ARTICLE PAGE

【1151】木戸泉 Afruge Macherie 2011

日本酒
  • comment0
  • trackback0

木戸泉飲むのも久しぶり。
アフルージュはなおさら。
何本か買って放置してたけどちょっと開けてみますね。

これはシェリー樽熟成ので、以前飲んだこれです。
出荷が15年11月でその時点で4年ほどの熟成酒ですが、そこからさらに手元で3年ほど寝かせています。
どうなってるでしょうか。







おそらく2年くらいは氷温に突っ込んでたけど最近は転々と。
どうかなあ。

これやっぱ美味しいわ。
もっと買っとくべきだったか。

立ち香は綺麗なカカオ、ハチミツやバニラに酸的なニュアンスももちろん。
あとはシェリーのスパイスとか塩気がごくわずかに感じられるか。

含むとそこまで甘くなくて、控えめな甘さに感じられ、むしろ全体をまとめる黒子的な役割か。
何とも言えないオイリーさが舌に絡む一方で、きゅんとした酸。
この絡むオイリー感は少し浮いてるような気がして、たぶん熟成による成分変化だろうけど、もしかしたら賛否あるかも。
これは酒からくるのか、樽なのかわからないけど、きゅっと舌に残るような収斂性もあって。
ミネラル感であり、少し赤ワイン的なタンニンのようであり、塩気を感じるシェリー酒のようでもある。

白ワイン的でもありつつ、少し赤ワインっぽさも感じる。
思ったよりもシェリーが素直に仕事をしてるイメージがあって、辛口でちょいと潮気のあるシェリーのようなニュアンスが非常に巧みに出ている。

酸味もそんなにお酢とかみりん風になっていなくて、かといってしっかりある。
カカオとか、ハチミツ、あるいはバター的なニュアンスも出ていて、薄いとかいうところは全くないです。
旨味感もきちんとあって、微かに日本酒的なこってりめもあるけど、どっちかというと白ワイン的な雰囲気。
しかし、辛いフィニッシュとか抜群に素晴らしいですね。


いやこれ美味いよ。
もうずっとほっといてたし、全然期待もしていなかったし、なんなら日本酒に飽きてたけど、こーれはびっくらこいた。
ここがベストなのかは知らん。
もっと枯れさせてもいいし、逆にフレッシュなのもいいとは思うけど、こってり感があるから枯らせていったほうがいいかなあ。
もちろん細かいニュアンスの違いはあるんだろうが(少しカカオがあるとか、赤ワインっぽいタニックさがあるとか、シェリー酒っぽさとか)、最近飲んだ白ワインと比べても、酸味とかミネラルなフィニッシュ、旨味や酸×熟成感など近い雰囲気で、かつ全く遜色ないと感じます。
1erでいいし、本領発揮でなくていいからそれなりに熟成したまともなピュリニー・モンラッシェでものんでみなよ。
これは少しシェリーっぽく、赤っぽく厚みはあるけど、五分で、少なくとも四分でいい勝負できると思うよ。
酸味と、熟成感、フィニッシュのストラクチャ。
全くそん色ないですね。
赤っぽさとか、ややコテっとした厚みも、すこぶる楽しいです。


2012はもうないかあ、こんなに化けるなら買って置けばよかったなあ。
そのあとが2016というのがなかなか絶望感ありますが、買っておくしかないでしょうねえ。
ちな赤ワイン樽のNo.1は2013、2014、2015とストックしてんだけどね(ドヤァ


時間がたつと、だんだんビターさが出てくるので、そこは温度なんかも鑑みてお好みでどうぞ。
うーん、ただのお酢とか薄いとかいってたら一生分かり合えない。
かなりいい線言ってると思うけどな。
ちゃんと熟成したまともなシャルドネでも、シェリーでも、ウイスキーでも飲んでみろとしか。

500ミリ、余裕で1日で飲み切りですね、さすがに60ミリくらいは残すけど。
言っておくと昨日開けた松の司生もと甕仕込みが半分ある中で、そっちは明日でいいやといって飲み切るレベル。
あるいはドニモルテ2001がセラーにあって休ませなきゃ休ませなきゃと我慢してる状態で、これうめえは十分となるレベルといえばいいか。


1日あけて3日目。
うん?なんか固形分までいかないけど細かい樽成分でてねえかこれ。
明らかに固形化しつつあるのが出てるんだが(笑
それなりに安置して沈めてるので固形分ってよりフヨフヨした謎成分か。

相変わらず旨いんだけど、味わいには当然変化出る。
ウイスキー的なニュアンスがはっきりと強まっている。
ここまでくるともうワインというよりシェリー、ウイスキーだわね。

含んでもぐっと深みが出てる。
それでも嫌なとこはないし、酸味と潮気っぽいのと。
日本酒っぽいコテっと、あるいはワイン的な熟成感はぐっと深いチョコやカラメルっぽい雰囲気に。

おかしくなってるってことはないが、雰囲気の変化はある。
熟成の濁りとかそんな感じかなあ。
紹興酒っぽいか。
おもしろいねえ。













関連記事
スポンサーサイト



Comments 0