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日本酒感想日誌

ジュヴレ・シャンベルタン プルミエクリュ2001 ドニ・モルテ

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このGWは何飲んでも今一つで、酒に飽きてるのか身体が受け付けないのか何なんだよ!ってフラストレーションだったので、こうなったらとびきりの開けてきます。
これダメだったら手持ち最高峰開けていって引退するしかない。

当然ワインのワの字も知らない当時の僕自身は知る由もないのですが。
大変な名声を博した、あるいは博しかけたスター生産者だったドニ・モルテ氏ですが、2006年に突如拳銃自殺で他界してしまったそうです。
そんな劇的な人生を送った天才醸造家であろう人間の遺作。
ヴィンテージ的には大したことないんでしょうが、ちょうどいいのかもしれませんね。
ただし間違いなくドニ・モルテ氏の最盛期の作品です。
ちなみに息子さんが後を継いでてそっちも悪くないとかなんとか。

プルミエクリュという表記になってるのは、極小の4つの畑のブドウを混ぜてるから。
シェルボード0.1180ha、プティット・シャペル0.0318ha、シャンポネ0.2793ha、ベレール0.0807haだそうです。






あっ、もう香りがヤバい、鮮烈。
ほんとキューンとくる、この時点で違う。

えっろ!
綺麗だけどえっろ!
なんだよこれ半端ないわマジか。

エレガントの極みですね~。
ビロードのような滑らかなタッチなんだけど、綺麗で清澄、透明なイメージもある。

重厚でパワフル、そしてゴージャスなスタイルで人気を博したらしいのですが全然そんなことないよね?
それに対して本人は繊細でエレガントなワインを目指してたというのは有名な逸話らしいのですが、10年以上経過し本人亡き今それが目の前にあるというこの奇跡。
本当に繊細でエレガントできれいだけど、妖艶。

この香り何って言ったらいいかな~。
まあブーケなんでしょうねえ。
ローズ、スミレ。
あとは絶妙に皮とかのケモい感じにタバコとか?
それが繊細なんだよね~繊細だけど香る。

果実感は優しく控えめですが、フランボワーズや、カシスとか。
強くない、酸っぱくなくて、優しく控えめに、それが重層的に展開される感じ。
立ち香でも含んでもヤバい、いやなとこがない。
黒系もきれいに、ニュアンスだけ繊細に乗ってる感じ。
それがこなれてるからのこのエロさ。


味わいももはや神の雫、これぞグランヴァン。
優しい甘さは、ふわっと小ぶりでキュートな印象。
酸味は強くないけれども、全体のストラクチャとして、厳しくはないんだけど、精緻で洗練されている。
ちょうどよくキビキビ整列されているような感じ?
まあでも瑞々しい感じ出るな。
そしてちゃんと旨い。
タッチは滑らかで粘性も感じるんだけどかなり綺麗さも感じて、もちろんミネラルやタンニンも十分にあってしゅーっと捌けていく。
ジュヴレイなんで、次第にしっかり感は出てきますが、まあそれがまた凄い。
13度とは思えない存在感だよね、日本酒換算だと。
タンニンとか、あるいは粘性とかもしっかりはしてるんだけど、綺麗なんですよね。
かなり粘性のあるタッチですがもうそれがえっろえろに絡みます。
派手なワインという評判だったらしいのですが、本当に熟成で美しく落ち着いてる。
タンニンもテロワール的にシッカリはしてるんだけど繊細な表現というか。



求めてるのはこういう世界感なんだよ。
食べ物なんて何一ついらないよコレ。
ペアリングとかほんまクソワロ。
ゴミみたいなクソカプで一発芸やってろクソども。
酒は一発芸じゃないんだよ、官能を揺さぶる何かなんだよ。

いやよかった。
ちゃんと美味しいのは美味しい。
これがダメだったら引退するところだった。

いやあ凄い。
アロマは言うまでもなく。
とろみや腰の据わりと、ピュアさの対比・バランス。
これもしかしたらボディ感に欠けるって言う人もいるかもしれないけど。それを踏まえたうえでの凝縮感とかフィネスとかエレガントさ?
うは、果実味とシェリーじみたキレ感も出てくるなあ。
まあこれが5万は安いっすね。
一晩の夢にそれを出せるかどうかは人それぞれ。

このクラスだと鳥肌ビンビンだし、味覚から通じて感覚が拡張される。
麻薬か、あるいはとびきりの芸術作品。
飲みながら好きな音楽でも聴いて、あるいは映像作品でも見てください。
溺れます。


少しだけ残しておいた二日目。
やっぱ香りがすげえなあ~ちょっとね手を伸ばしてテーブルの遠いとこに置いてみてもね。
バリバリ香ってきますもんね。

あと昨日の後半も感じてたけどキレ感?
鋭さというかね。
キッと決まってるとことかね。
いや~おいしゅうございました。






















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