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日本酒感想日誌

【1226】金鶴 純米 拓 30BY

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とりあえずそのようにしていたけど、30BYなんかな?
昨日は久しぶりに飲みに行ってどうだこれで参ったか!というようなお酒のラッシュだったので、今日は癒し系で。
昨年に続き登場の金鶴です。

拓は有機栽培的な感じで蔵人自ら農家さんと一緒に育てたたかね錦、とかだった気がする。
磨き60の純米、火入れです。

6月はちょうど純吟の風和生(去年やった)が出てましたがそっちはスルーして、これと本醸造の生を買ってみました。






安定の味わい。
超地味だけどね。

割と薄めてあるのかな?って感じがする第一感。
柑橘とまでもいかないんですがさっぱりした雰囲気もあるなあと。
一呼吸おいてほんのりとバナナ、あるいは少しだけクリーム感があり。
キリっと酸味が出て、ピッとした走りもあり。
軽くドライな仕立てが気持ちいいんだけど、その下の流れではじわじわじわと旨味が余韻まで。


相変わらずコレはいいなあ。
え、なにこれ味しないし超普通じゃん、という人が多いのは百も承知。
その上でどう見ても旨いんだよなあコレは。
やっべもう1本かって寝かせてみればよかった。
あと昨年リリースのものと完全に一致していて、ブレもないです。
加水火入れでまだ若いし当然っちゃ当然だけど、でも大事。


きっと探せばこういうお酒ってあるんだろうけど、でも昨今の日本酒シーンの中では貴重。
あとは細かいところが仕上がっている。
例えば火入れの問題なのか熟成なのか、ちょっともちゃっと古臭いニュアンスが出たりだとか、そういったことが無い。
ほっとするマッタリめな味わいも感じさせる一方で、明るく透明感のある表情を見せる酸と。
かといってのっぺりもせず、適度にエッジがたってるというか、ピッと良い姿勢で行ってくれます。

まあ個人的なバイアスもあるので、いささかほめ過ぎてるとは思うんだけど、本当に良い蔵だと思うので飲んでみてほしいなあ。
少なくとも佐渡のどこぞの新ブランド飲むならコレから飲みましょうや。


これまたお燗が本当に攻守にスキのない万能感なんだよね、この時期だけど。
ほっこりした香りも出るし、ばっとドライも出るんだけど、ちゃんと甘みも表に出てきてくれる。
さっぱりするっと飲めるクリアーさ、軽さ、酸味、スムースさ。
純米酒おじさんになる気はない(といいつつ辛口おじさんになってきた)のですが、まあこれはいい。
こういうのを飲むと、冷酒で飲んでバン!とインパクトのあるお酒じゃなくて、優しく寄り添うこういうお酒が日本酒文化の本筋だよなあとは思う。


いややっぱここのお酒は凄いわ。
お燗をつけて冷めてくると凄い。
パッと軽く散る辛味とか、軽いんだけど深く柔らかい表現?
絶妙なラインでコク感を感じて、バナナ~和梨、でも重くないんだよなあ。

いやほんと仕上がってんなあ、序盤中盤終盤がない。
冷やしても良いんだけど、お燗をつけてほしい、特にぬるめのあたり。
昨日俺の知る限り最強の総合飲料バーであれだけのコンボ決めてきたあとでも進んじゃうもん。

何でだろうねえ。
軽くておしろい的にぱっと散ったりなんだけど、変に糖っぽかったり、角が立ったりしない。
やらかい、軽いと思ったとこで、気持ちよく芯が通ってる。
やっぱいいわコレは。
カップ酒飲んでこりゃいいやと気づけた自分をほめてあげたい。


あと本当に地味だけど、お酒だけで進んじゃう。
刺身だけあるから食べたけど、なんか作ろうとかいう気がしなくて、チーズとか生ハムとかかじりだしちゃう。
本当にお酒としてそれくらい仕上がってます。
美味いねえ、燗。
ブドウ的な甘さを感じてくるくらい。
いやあ好きです。



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