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日本酒感想日誌

ビアンコ・トレベツ・セレツィオーネ・ヌオーヴァ2012 ダリオ・プリンチッチ

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なんとなく思い付きで、イタリアの白の変わり種というお題で、ワインやに行って適当に買ってきました。
これはいわゆるオレンジワインですが。

オレンジワインって、日本酒で言ったらモダン系の生もとみたいな感じですか?
白ワインというのは普通は果肉を絞った透明なジュースのみを発酵させるものですが、果皮や種をあえて長時間漬け込む(マセラシオン・スキンコンタクト)してエキス分を抽出したのがオレンジワインです。
白ワイン用のブドウで、赤ワイン的な造りをしたという感じでしょうか。
また古代、ワイン発祥の地ともいわれるジョージアでアンフォラ(素焼きの甕)で発酵させていたのがオレンジワインの元祖で、それにイタリアの生産者が注目して再興したという歴史があります。
でそれが注目されたのも、自然派の流れとか食事に合わせやすいとかいったことがあり、実は味わいもそうなんですけどその辺の歴史とかコンセプチュアルなとこ含め、モダン系生もとに例えるのが一番しっくりくるかな。

ヨスコ・グラヴネルの親友、スタンコ・ラディコンの同級生という、二大巨頭の子分的なダリオ・プリンチッチ。
その人のなんか良いやつ。
そもそも家業が造り酒屋というわけではなく、自分の居酒屋で手製のワインとサラミをうってたとか?
かなり良い感じの人ですよね。
詳しいことは各々でどうぞ。







おおん?
シェリーみたいな香りがしますね。
いや違うか?
独特の少し薬臭いような感じ?

これいいな、嫌いじゃないぞ。
日本酒好きの僕の感覚からすれば少々甘みは不足だけど、この辛口感は良いですね~。

独特の香りの鮮やかさ。
柑橘に杏やメロンクリーム。
キューンとしつつもまったり感、ともすればみたらしへの階段もある。

含むと、ミネラリーな感じとタンニンでかなりキレる感じなんだけど赤とも違うし、赤白のいいとこどりという感じ。
ドライハーブやオレンジピールのような香り。
いやそうかキンカンか、薬っぽさとか。
シェリーというとやや大げさで例えばブルゴーニュのほうに近いような赤のニュアンスもありつつ。
白の軽やかさやフレッシュさ。
ソルティな感じもありつつ、赤っぽい味わいとどこか薬臭いようなニュアンスが心地よく、一体感をもってとにかく心地のいいキレ感。

複雑やさキューンとした鮮烈さもありつつ、スッと心地よく染みていく爽やかさ。
この季節にも良いですね。


こなれてくると良い意味で少し甘みも出てきてラズベリーっぽさとか。
プルーン的にエロさも。
そこからの少し青く薬っぽいようなヌケ感、キレへのつながりが良いんだよね。
なんていうのかね~酸化的なマッタリ感とキュッとした塩気やタニック感とのバランスがいいというか、独特の味わいで。
ゆったりした柔らかな懐とか土っぽさもありつつ、田舎臭いわけではなくてエレガントですらある。
この酸化感は醤油という人もいるだろうけどそれはワインの狭い世界での話で日本酒ファンからしたら別に。
ブランデーとか出汁とかね。
紅茶、梅酒、まあわかるよね。

これ気に入った!
そんなに構えられても困るし、好き嫌いはあると思うけど、個性的で美味しい飲み物です。
古酒に慣れてない人は??なのかもしんない。
逆にわかってればええやん!ってつながってくる部分あると思う。
酵母感、自然酵母感、なるほどね。



けっこうなレアワインなんだよなー。
そして安くもない。
けどもっと買ってもいいくらい。
震えるとは言わなないが、飲み物として仕上がっている。
1万台なら納得できる。

ラディコンもやらなきゃ。
いやほんとアルザスでもリースリングでもやりたいのはたくさんあるんだけどね。









2 Comments

みりん says..."オレンジワインは私も好きです"
日誌係さま

まさかのオレンジワイン(@_@)
注目され始めてまだ日が浅いような気がしますが(ここ5年くらい?)、もちろん私も好きです(笑)
きちんとできた生酛系の日本酒に通じるような深みがあって、複雑なのに何処か綺麗な味わいがあるような気がします。価格と味わいとは必ずしも正の相関をしていない気がしますので(ボトル差がどの程度なのかとかその辺もまだまだ把握できない所ではありますが)、センス良く引きの強いワインショップを見つけるのが良いのかな・・・とも思っています。
2019.07.28 14:33 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"

オレンジワインは正直王道じゃないというか、どうせ子供だましだろうなどという偏見があったのですが。
今回飲んだものは凄い!って程じゃないにしろかなり良かったです。
これ飲みたいっていう時がありそうな感じ。

日本酒ショップで自然派ワインを扱っているところが多いのですが、まあ価格帯もあるんでしょうが今回で何となく理由がわかりました。
ゴリゴリの本格はワインより、こっちのほうが日本酒ファンにもなじみのある味わいな気がします。

自然派ワインはフランスワインが高いのでその代わりに売りやすいものをキャッチーに売ってるだけなのかなあと思っていましたがバカにならないですね。
目に留まるものがあったら今後も飲んでみようと思いました。

2019.07.29 15:25 | URL | #- [edit]

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