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【1245】越の鶴 壱醸 純米 無濾過火入れ30BY

日誌係
日本酒
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壱醸は越銘醸さんのお酒ですが、今は山城屋のほうが有名ですね。
山城屋さいきん飲んでないけどどうなってるのかな?
あとは越の鶴という銘柄で、なんか鶴の絵のカラフルな色違いラベルのお酒もありますよね。
あとは本正とか。
わかりにくいなー地元向けなんだろうけど。

壱醸は一応新潟県内限定ってはなし(買ったのは新宿高島屋)。
地元栃尾の棚田にて蔵人となんとかの会の会員さんで育てた越端麗50のお酒だそうで。
その他純吟、純大、純大21とあるらしいですよ。
今回は火入れ。





だめだこりゃ(笑)
カプじゃねえか。
わざわざ棚田で苦労して造った米でカプにする意味がわかんねえんだよなあ。
まあ山城屋をああいう風にしたので文句は言わないですけど。

味わいはどうですか?
火入ということもあるんでしょうが、サラッと穏やかな甘み。
香りもそこまで強いものではないです。
軽ーく酸味とか、ビッとした適度なハリというか厚みもあるんで良いんですが。

熟成の問題か、火入れの問題か、すこーし嫌なニュアンスがありますね。
まあそう悪いお酒ではないのですが、ちょっと今日のテンションもあり、あまり進む気がせずリタイアです。







コメント 1

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みりん
2019/08/04 (Sun) 03:08

残念ですよね

日誌係さま

カプロン酸エチルは本来高精白の米で仕込まないと出ない香りでしたが、脂肪酸合成系でフィードバック阻害がかからないアナログ耐性変異株が月桂冠の特許で広く認知されて一般化してしまい、こうした酵母の乱用で安易に香りを出す酷い風味の“吟醸”が増えてしまいました。全国新酒鑑評会の弊害でもあると思われますが、若いうちでないとバランスが取れないようなお酒がバランスを崩した状態で流通、飲まれしまうような現状はとても残念に思います。

ところで、越淡麗や祝、たかね錦や菊水と言った酒米で醸されたお酒に大吟醸酒ですらオフフレーバーとも言われかねないような蒸した穀物のような香りが特徴的に出るように感じられます。こうした香りに出会った初期の頃(と言っても10年以上前ですが)は何ともあか抜けない風味だと思ったのですけど、食事の中で合わせていくとこの風味が寧ろ好ましく感じるような組み合わせに色々と出会うような気がし、またこうした香りを感じるワインにも出会う事から、今や個人的には必ずしもマイナス評価でなく、時々飲むのは楽しみになったりしています。ウズラやキジ、パンタード(ホロホロ鳥)のローストなんかに合わせたりとかするのが私達のお気に入りです。

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