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日本酒感想日誌

ラ・リュンヌ2017 ラ・フェルム・ド・サンソニエール

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これもロワール自然派ワイン。
ロワール、アンジューの巨匠マーク・アンジェリ氏のフェルム・ド・サンソニエール、とか書いてありました。
シュナン・ブラン100パーのようです。





かなり思いっきりハチミツな立ち香。
おい、うめえな!!

ワインの人からするとかなり甘め、スッキリした貴腐系というような評価になるそうですが。
日本酒の人からするとまあ物足りなくはないかな、ってくらいの甘みでしょうか。

リンゴや洋梨、杏や桃、うーんカリン。
そういった果実にハチミツ的なコクがあって、わかりやすく言えばレモネードとかそんな雰囲気のアロマと味わいか?
あーマルセルダイスとか少しあっち系だから、やっぱ貴腐系ってことになるのか。
シュナンっぽさなんですかね?

ふわっとした軽さや柔らかさで広がってスッと染みていくような感じもありつつ、クリアーというか澄んでいる。
ふにゃっとしているのではなくてスローなテンポや、エレガンスを感じるようなやや静謐な空気感。
液体としてのオーラというか、雰囲気が好ましいです。
美しいですね。

そして程々の甘さがありつつ、コクとか旨味を感じさせながらシュッといってくれる。
甘美さや果実感も溢れ出しながら程よくすっきり、そして芯が通っている。
程よいスッキリさに軽く果実の渋みのような厚みというか、ある意味で少し辛口な要素もあり。
またそれがあふれ出るような明るくキラキラな、あるいはシャキッと少しナチュラルな渋みもある果実感と響きあう。

このシュッとした感じは微発泡までいかないくらいで少しガスの溶存してる感じやな。
酸味ももちろんあるんだけど強烈ではなく、溢れるリンゴのフレッシュネスであり、どことなくクリーミィさや旨味。
少しミネラリーに、塩気のあるような味わいも。


これ美味いっす。
たぶん日本酒が好きな人でも、僕とある程度嗜好があっていればかなりイケるはず。
5000円くらいか、安くはないけどまだ手が出る範囲でしょう。

なるほどねえ。
自然派ワインの夏っすな。
この暑さということで軽さや酸味ということもあるんだけど、早飲みできる仕様で(クラシック系のワインのむちゃな早飲みとは違う)、甘みとかコク感とかもいろんな形があるんだけど、あるんだなあと。
ぶっちゃけ自然派ワインにハマりそうです、最近日本酒に飽きているということもあるんですが。

これなんか完全にそうだけど、ややモダンな日本酒ファンならかなり楽しめそうな方向性で。
ただ酸っぱいんじゃなくて、なじみのあるコク感や旨味感というかね。
地酒店で自然派を扱ってる店が多いのもわかるかな、まあ大きな理由として価格帯とかもあると思うけど。

あとは味わいの設計が自由なのか。
自然派ワインってのは売るための一つのカテゴライズみたいなもんで、本質は自由で楽しいのかもなー。
クラシック系といっていいのかしらんけどフランスのグランヴァンに代表されるようなこれが美味しいワインだ!という一つの形があり美味しい凄いのもは間違いがなく、その中でもちろん革新もあるんだろうけど、ある程度枠組みは守った縛りプレイしてる文化というのがあって。
それとは違う庶民に飲まれてきた地元ワインの文化があって、それに今の技術や価値観もミックスして、クラシック系にはないようなニュアンスや味わいも美味しいとする雰囲気みたいな。

日本酒のクソみたいな蔵元が自由だ!とか言ってアホの一つ覚えでカプ系酵母で、液体のオーラとか質感とかそんなもん頭にないような酒造ってるのと比べると、またレヴェルの違うけどね~。
べつに語れるほど飲んでるわけではないのですが、少ないながら結構な確率であたりを引いてびっくりしました。

もっと色々飲んでみたいですし、ヴォーヌ・ロマネ1級なら☆4基準で、自然派は☆3基準だ、みたいのがナンセンスですね。
純米酒と大吟醸のようにジャンルは違いますが、響いてくるものがありますし、なんなら安くても亜流でも突き詰めればきちんと鳥肌の立つものがありそうです。
勉強になりました。

個人的には例えばシャンパンとか飲むより、こういうの追っていったほうが楽しそうですね。
ロワールかあ、他の地域でもいいけど。
ちょいちょい目にするジュラとか。

そしてこの味わい。
別にワイングラスで悪いってことはないけど、こりゃ確かに土器でも陶器でも遊べそうな感じある。



2日目。
今日も美味しい!
ジャンルが全く違うから好みなんだけど、コンスタンシアなら断然こっち。

ハチミツがぐっと濃厚に香って含んでも甘みが一瞬舌先にはっきりくるんだが、そのあとは酸味がしっかり引き受け、かといってきつくなくくスッと自然にさばけてそのまま染みていく。
そして気づくのは甘いってわけじゃなく甘いニュアンスとかコク感。
また酸味のその中にシュッと綺麗にブドウのエキス的な味わい旨味があって。
全体に破綻なく、スッと伸びた背筋姿勢が良いという感じでしょうか。
漂う雰囲気が好ましい。
エキス感旨味を自然にうまく抽出したような旨味感とか、そのタイミングでシトラスが舞い、それでいて漂う絶妙の熟れ感とか渋み深み。
もちろん自然な蜜感はいうまでもなく。
酸渋もシャキッとリンゴをかじったような感覚でね。
これは良いと思います。

これは少し酸のある今っぽい日本酒が好きな人飲んだらハマる、ってかヘボい日本酒飲めなくなる。
洗脳が溶けるんじゃないかなあ。
日本酒界は結構洗脳が多い、ワインもかもしれんけど。
そういう意味でいうと自然派ワインは凄いのかもね、亜硫酸塩がどうのじゃなくて、単に造ってすぐ飲んでブドウ果汁感を生かしつつ美味い酒ってことじゃないかな。
特にワイン界隈すると寝かせてやっと花開くようなものでなく自然な味わいがあるのと、軽い甘みを残していいじゃんってのもおっきのかもね。
日本酒と比べると、貴醸酒(笑)、白麹(笑)となるかもしれない。

甘い雰囲気、酸味のヌケと明るさ味わい、んで程よいプレスの果実のエキス。
これ仕上がってる、ほんとに。
佇まいの良さとか含めて響いてくるものがあるかなあ。

もう酔っぱらってきてあれだけど、なんあら日本酒ブログから自然派ワインブログに転向する可能性もある(笑)
これは本格派のワイン好きじゃなくて、日本酒も知ってる人が評価してるのが、ほんとうによくわかる。






























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