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日本酒感想日誌

【1250】農口尚彦研究所 山廃 愛山 無濾過生30BY

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そろそろ日本酒も飲みたくなってきた。
たしか山廃純米をいちど飲んだことがあって、いたって普通という感じでしたが、今回はどうでしょう。
まあもういっぺんくらい飲んでもいいかなあということで買ってみました。

愛山メインの、山田錦も使用、磨き55らしいんですが5000円します。
愛山はマシなほうで五百万石65や美山錦55でも同じ価格なので正気か!?とも思うのですが、まあ美味しければいいですよ。
美味しいかどうかです、問題は。







なるほど、悪くはないですね。
やや個性的、まあ高いけどわからなくもない。
価格的に比較対象としてちょっと思い浮かんだのは蒼空。

立ち香るようなお酒ではないですね。
寧ろ酒っぽいコク感を感じるくらい。
ただ含んだ時のアロマはしっかり。

含むと軽めに甘酸がくるんだけど、全体には重厚でビシッと。
これをミネラルというのはどうなのかなという気もするんだけど、ストラクチャのしっかりしたほんとうに重厚でスローなキレ。

嫌いじゃないな。
面白い味なんだよね~なんていったら良いかな。
かなりクラシックな上級酒なんだけど、今っぽくもある。

それこそピンク色なイメージで甘み酸味があるんです。
トーン高めで、ややケミカルになんですかね、ピーチとかあるいはトロピカルにパッション、甘いシトラスなミックスジュース含み香と甘み。
酸味はめちゃくちゃってわけじゃないんだけど、ハイトーンでクリアにモダン感もある、キューンまでいかないけどキュンとした集中力と程よい円みのこなれ感。
酸味から、少しスッと揮発感がありながら香るあたりとか気持ちいいかな。
ヌケはあるんだけど、ミルキーにコクのある乳酸的山廃的な感じで、それが甘みといい具合に。

一方で表がモダンだとしたら、裏はゴリゴリのクラシックな大吟醸スタイルというか。
そういう意味では別にこの価格でも文句ないかなあ。
重々しく、ビシッとキレるこの辛口は、一昔前の高級酒にあるスタイルで、個人的には最近は好きな奴。
収斂性というか、タニックなくらいにビシッと来ます。

でその2つを程よいとろみ、ミルキーさや、お酒っぽいコクがうまく間をつないでる。
銘柄的に言えばキレやフィニッシュの当たりは磯自慢とか醴泉とか喜久酔とかそんな銘柄の大吟醸、純米大吟醸的な感じ。
色々勘違いしてそうな奴がこれアル添だろ!ってキレそうな味かなー。
たぶんアル添だからこの味なんじゃなくて、この味のお酒にアル添が多いからそういうこと言うんだろうけど。
少し硬いような味わいも締まりがあって良い。


なるほどなるほど。
名人の技すごいね、ちょっとびっくりしたわ。
少しクセっぽさもあるんだけど、それはこの今ウケそうな甘酸香をだそうとしたらしゃーないとこかな。
エキゾチックなアロマに、本格派のストラクチャとキレ。
ミルキーでコクもあるけど、ヌケの良い明るくクリアーな味わい。

これはちゃんと美味いですよ。
やっぱお酒はスペックじゃないってことですね。
磨き55でも大吟醸的ですし、ジェネリックなカプ酵母の磨き50とは趣が違う。
エキゾチック、なんならイチゴやライチというような。
いやもしかしたらどこも造れるのかもしんないけど、現状似たような味わいのお酒を飲もうってなったらこの価格になっちゃうからこの値付けは正しいし、何ならその上でこれを選ぶような個性あるわ。

これをやっちゃうのは凄いわ。
農口さんてお酒飲めないんでしょ?85歳?
それでこれはまあ天才なんでしょうねえ。
今っぽく造れちゃってるのがすげえよ。
なんならこれをクラシックというラインで売ってるので、別の商品でつるっとしたので売れたらもっといいでしょうけどね。
まあでもキレのアタックは強いが、つるっともしてるし味わいもある。
逆に五百万石65も飲んでみたいわ。

いやこれは良いし、何なら逆にニワカにある種のクラシックスタイルへの入り口として飲んでほしい。
これをスペックだけ見て高いといっているヤツはアホ。
僕はちゃんと味を見て手のひら返せる人間です!!
ライチティー!


3日目。
昨日頭痛くて飲めなかったので。
濃厚な味わいで、しなやかさや密度感を感じる。
今日も全然悪くない。
これ生だから火入れも気になる。
柔らかさもあるんだけど辛口の部分でカチッともしてるから、この適度な香りだとうまくほぐしてやりたい。
ゆったり飲むのが良いと思います。















4 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019.08.24 20:16 | | # [edit]
日誌係 says..."Re:"

まだ初日飲んだだけですが、これは予想に反して良かったです。
僕も商売っ気が強すぎて全く期待していなかったのですが、グッドでした。
やはりこの造り手はハイランクのお酒を造らせると光るのかなあという気がします。

ハイランクっぽい味わいを、このスペックで出したのはちょっと驚きましたし、スペックに関わらず味わいに対して正当な価格をつけているんだよということであれば、業界に一石を投じる商品になると思っています。
ですので純米吟醸ですらない五百万石65で5000円の商品がすごく気になりますね(笑)

僕も既存のジャンルの模倣でない、造り手が自分が本当に美味しいと思う独自のスタイルが出ているお酒が好きですね。
また本当によくできたタンクであれば、原料費に関わらず、5000円や1万円程度ならつけてもいいと思っています。
10万とかは自分でつける価格ではなくて、あくまでも周囲の評価や熟成といった要素でつくべき価格だと思っていますが。


2019.08.25 04:25 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019.08.26 00:26 | | # [edit]
日誌係 says..."Re:"

リーデルの純米酒グラスはもっていないですね!
ちょっと買ってきて試してみます!


2019.08.29 08:34 | URL | #- [edit]

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