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日本酒感想日誌

【1257】会津娘 純米吟醸 穣 羽黒西64 30BY

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会津娘の新シリーズのことは前回話しました。
花坂境22に続く今年第2期として、羽黒46、羽黒前27、羽黒西46のリリースがありました。
どれ行こうかなという話で、昨年の先行販売で飲んで好印象だった羽黒西46を選びました。






いいぞ、いい塩梅だな!
鉄板シリーズですね。
もういっそ全部買ってもいいかもな。

花坂境22が比較的わかりやすく味が乗ってる印象だったのでそこだけ心配だったのですが大丈夫そう、これは朗報。
果実のニュアンスはクリアーでハイトーン、クリスタルな印象。
さらにビシッとミネラル的なストラクチャがしっかりして、そこからくるミネラルが甘い感じとか、和のハーブ的なほろ苦みとかばっちりというのが第一感。


これは良いね!!
ざっくりいえばリンゴ系の含み香ですが、クールでやや冷涼な印象。
続いて少し乳酸的ヨーグルト的なニュアンスがありそれは温かみや豊かさ広がりなんですが、とにかくミネラル感がゴリゴリで山の切り立った稜線のようで、ふにゃっとした緩みやダレ感、ファットな印象などは感じないですね、トルクもあるけどベースは透き通ってるし。

強く何かの味わいが主張するということはなく、バランスが良いですね。
基本的には寧ろそっけない硬水のミネラルウォーターでようやく味わいフレーバーが乗ってきたかというくらい。
やっぱり花坂境22とはずいぶん違います。

クリアーな中に、適度に凛とした酸味感じます。
そこに少し乳酸的なラインの甘やかさ、味わいも感じる一方で、トーンの高い澄んだ繊細な果実感もでる。
一呼吸おいてブドウも感じ、さらにその奥としてバナナもあります。
果実感はかなり繊細に高精細。
羅列すればそれはもちろん柑橘や杏なんかも挙がってきますが。

あとはやっぱりほろ苦さで、引っかかるような嫌な苦みでなくて、深みを与えるようなモダンで洗練されたもので、少し野趣を感じるようなところがあり、和のハーブっぽさでいうと思い出すのは九平次の協田とか。


いやこれは美味い。
個人的にはかなりパーフェクトに近くて、これが出てくる限り超一流、1軍表ローテ。
とにかくミネラル感の骨格が頭から通ってて、キレのとこでビッと。
でこのミネラル感の粒立ちが、他のニュアンスをグッと引き立てるというか、バッと舞い上げるという感じ。
生もとなんかも思わせるクリアーな中ででてくる乳酸的な甘みとか味わい、さらにリンゴやブドウといった香りが煩くなくクリスタルクリアーに立って、ほろ苦さなんか感じさせつつビッとスローに切れる中でミネラル香、静かに米の旨味がややパウダリーに。
いってしまえばミネラル甘い、ミネラルビター、ミネラル香。
あくまで僕が行ってるだけですが、この辺はそのうち解説記事を書きますよ。
でも生もとのそれも上澄みの上澄みでも、このビッとした厳しさは出ないんだよなあ。
すこーし硬質なとこなんか五百万石っぽいんですよねえ。
微かに舌先にスッと清涼感が残ってね。

クリスタルクリアーってたまに言うんですけど、その時いつもイメージにあるのはアレクシス・ワイセンベルクのドビュッシー。
まさに秋から冬へ、澄んでいく夜空に輝く冴えわたった月光。
ベルガマスク組曲より版画や喜びの島のほうが好きだけど。

べらぼうに美味いです。
五百万石の最高峰といっても過言ではない。
まあ1本くらい飲んでみてください、好みが合う人なら複数種買おうとなると思います
ある意味で一昔前の大吟スタイルで、そのさらに1歩進化系ってことになるのかな、クリアー感とかテロワールとかね。


ほめ過ぎかな?
でも本当に素晴らしい瞬間がある。


2日目はいささかミネラル感がゴリゴリ過ぎるな。
悪くはないんだけど、昨日の微妙なニュアンスが飛んでしまった。







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家飲み記録 会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27     福島県会津若松市のお酒です、ブログでの登場は2回目。  会津娘は私にとって、非常に好印象ながら、近くに特約店が無い関係で家飲みの間が空きがちな銘柄の一つですね。  ただ同銘柄については以前から日本酒感想日誌さんが激賞しており、「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんも最近殿堂にしていたので、今回銀座SIXのいまでやで見つけたこちら...