FC2ブログ

日本酒感想日誌

【1264】ゆきの美人 純米吟醸 愛山麹 ひやおろし 30BY

  0   0


なんとなーく久々にゆきの美人でも。

愛山麹はたしか生があったような気がしますが、今回はひやおろし。
掛米は酒こまちで、酒こまちの軽快な味わいに愛山でコクを~というのようなコンセプトのようです。
磨き55で蔵内培養の14号らしいです。





やや高めの酸がジューシーでこれはこの銘柄らしいなあと思う。
酸から少し甘み、さらにコク感を感じさせつつ、ミネラル感強めでシュパッと。
日本酒度+6らしいですが、そこからイメージするのに相応のキレ感はあると思います。

文句は全くないですね。
ちょっと一瞬うん?と思うのは、酸高めキレ感ありでもっとサッと流れるかなと思いきや、ややスローというとちょっと違うんですが一歩とどまるような時間の流れ。
一瞬違和感があって少しぶよっとしてるのかなとも思うけど、そこまでではなくて悪くはないですね。
コテコテの熟したひやおろしではなくて、やっぱりフレッシュ感をいかしたゆきの美人節のなかに、少しひやおろしっぽさも表現するとこういう形なのかな。
この辺の管理は絶妙で、センス、あるいは設備とか工程という話なのかもしれないけど素晴らしいんだろうなあと。

酸味はボリュームや鋭さがあるタイプではなくて、軽く甘さを従えてチャーミングでキュート、甘い柑橘的なイメージ。
さらっとした甘みが溶けてシュガーだけどいい具合に乳酸的な雰囲気、うるさくない程度に気持ちよくコク感が乗り、ほろ苦さ再びの酸味など感じさせつつ軽快にシュパッと。
そこまで厳しく鋭いキレ感というわけではなくて、やや緩めにふわっと優しい液性で広がり伸び感もあるので気持ちよい。
ミネラル的な香りに、少し白い花的なフラワリーさ、あるいは甘いハーブも感じさせつつ。


あまりひやおろし的ではないと思いますが、味わいの安定感は抜群。
ビギナーから僕のような日本酒おじさんまで。
非常に秀逸、まだ農口もあるのですがついつい飲み過ぎてしまいました。


2日目。
文句はなくて非常にいいんだけど、こうなるともう一歩欲しいかな。
非常に勘所のいいお酒で、モダンなフレッシュさとか、少し流行りっぽいチャーミングさ、ある程度のクラシックな素養など抑えてるとこは非常にセンスあるんだけど、こうなるともう1歩凄みが欲しいところ。

具体的に何かと言われると困るけど、少し速さが足りない?
少し足取りが重いというか、ひやおろしだからあれだけど、少しだけエキスが余計なのか。
もっとバっとスプラッシュ的に輝きや色彩を放つようなミネラル感、鋭さや厳しさがあると良い気がするけど、そういうお酒じゃなくて日常に寄り添うもんだといわれりゃそうかもしれない。

ただこう難癖をつけたくなるくらい良いお酒だと思います。
手近なところでかなり安心感がある。










Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://osakasj.blog.fc2.com/tb.php/3065-655b7b74