FC2ブログ

日本酒感想日誌

忘備録:特A地区の区画とか、龍力の会とか

  2   0


龍力の会にいったり、松の司の土壌別を飲んだり、澤屋まつもとが少分谷を出したりしてグーグルマップとにらめっこしたので忘備録に色々。
だいたい東条と吉川とか言われてもいまいちピンとこないし。
しばらくしたら非公開になります。


特A

東条吉川


特A地区の場所ですが、神戸市の北、山地に細い川が流れて少し開けたところという感じです。
平野・盆地というよりも山に囲まれた谷間のようになってるのが重要らしく、のちに触れますが同じ東条や吉川でもよりぽつんと隔絶した区画のほうがいろいろ楽しそうなイメージ。
水系的に三草川(社)、東条川(東条、秋津等)、美嚢川(吉川)によって大まかに分類され、土壌が異なっているようです。
これまで飲んだ経験でざっくりいえば、社は礫が多く軽快、東条はバランス型ですがいい意味でシャープ感がある、吉川は酸が出やすく厚みがある味になりやすいとそんな印象でしょうか。
特A地区、特に東条と吉川が貴重なのは土壌に含まれるスメクタイトという成分のせいというのが最新の説らしく、これが社になると無くなってしまうとか。
このスメクタイトがあるってのが本当に貴重で、他の地域でいうと新潟県魚沼の一部にあるとかないとかそんな話。




東条

秋津


東条でいうと上流部、東条川の右岸に位置するのが秋津で、これは結構広いです。
これを3つに分けてリリースしてるのが磯自慢のブルーボトル。

秋津の川を挟んで反対側が少分谷で、これは君嶋屋さんの菖蒲谷、今回澤屋まつもとが出した少分谷の区画になります。
かなり小さい区画で、秋津のお隣、かつ東条川と山に挟まれてかなり面白そうな区画であることがわかります。
前回澤屋まつもとが出した岡本は下流にあり、これだけ見てもかなり味が違いそうだなとワイン好きの人ならきっとわかると思います。


よかわ1

よかわ


東条地区に比べると吉川地区はやや広範でおそらく場所によってかなりばらつきがあるであろうことは想像に難くありません。
基本的に粘土質で還元環境が強く、酸味が出やすい(感じやすい)、そこから香りや味わいが出やすいというのが大まかな特徴のようです。

吉川町の中でも注目したいのは、龍力がスペシャルキュベとして出している、南部の山間地にぽつぽつとある区画の奥谷、吉川米田あたり。
君嶋屋の奥吉川ブルーがこの奥谷と、これは離れるのですが金会のお米を使用しており、また西武デパート限定で出ている奥谷も非常に良い出来でした。
また吉川米田も今回龍力の会で飲んできましたが非常に良い出来で、秋津のほうがバランスよくキレイで長熟なんでしょうが、短熟で飲む分にはドンと厚みのでるこの辺のほうがグランクリュっぽいのかなあなんて思いました。





最後に忘れないうちに龍力の会。
こんな感じで飲んでいくんですが、6番以降~30番程度までリストにあり頼めば持ってきてくれます。
1番~6番も頼めばある限りおかわりできます。
今回でいうと1升10万の秋津10年熟成がほぼ飲み放題で、全員明らかに1合は飲んでそうな感じでそれだけで元が取れるんじゃねーのという大草原な状況でした。
おかしな客層だったら大荒れの内容ですが、日本酒好きというより関係者が多い回なので平和で最高です。

以下、飲んだものについて軽く。

1金賞受賞酒:カプい、いらない
2秋津:基本の味わい、3年~5年程度寝かせてるがまだまだフレッシュ
3秋津10年:ふんわりエレガントな熟成感やブドウ感が乗ってきてこれは美味い、4合で売ってくれ
4上三草:今回のロットはややクセっぽく、ライトさが裏目に出ているような感じ、不評
5吉川米田:厚みがあって、熟成年は違うが秋津10年に一番近いものはこれだった、好評
6全麹千里馬:大阪G20に出たお酒らしい、うまいがまあ全麹で貴醸酒とかあっち系
8上東条:故会長の遺作で、去年も思ったけどこれが好き、ラムネ系の香味だった。ちゃんと売ってくれ。
26~28、新商品のテロワール3種磨き65:面白いが上級キュベには劣る
その他、レギュラー商品のため割愛

こんな感じ、
結局3、5、8をずっと飲んでました。

あああと水が良かったですね。
和らぎ水も全部蔵の仕込み水が提供されるのですが、柔らかいんだけど適度にシュッとして、龍力の酒質そのものだなあという感じでした。
地下103メートルからくみ上げた揖保川の伏流水、硬度46だそうです。






2 Comments

龍力大好き says...""
丁度今、西武池袋で龍力を売り出していてタイムリーな記事ですね。
今年の龍力の会も行けば良かったなあという感想ですね。千里馬は全く知らないですね。来年こそオリンピックが終わっていて都内も一息ついているだろうし、参加しなければ。金賞は金賞用の出品酒用なので、日誌さんには好みには合わないだろうなという感想ですね。偶に出る荒走り6000円物の方が、日誌さん向きかなと思います。秋津に関してはまさに同じ感想で、3-5年ものは若いんですよね。10年物はとあるお店にありますが、8年ぐらいからぐぐぐっと味に広がりがあるという印象ですね。ここら辺はワインに近い感じで若い方がそこまでという感想です。17年物も福岡で売ってましたが、お値段は14万でしたので、断念しましたが。

特a地区は山田錦の里という道の駅に行く時に結構回りましたが、秋津なんかはgoogle mapで見るより全然小さい地区でしたね。すぐ近くにはとても綺麗な沢がありちょっと見とれてしまいましたが、この綺麗な水が特a地区の源なんだなあとしみじみと感じました。ちょっと外れに行けば、ホタルなんかも生息していますし。

今回の西武池袋は滅多にない生酛仕込み生酒と奥谷にしようかなと考えています。生酛仕込みはこれからの季節にお燗にぴったりなので、日誌さんも興味があれば、是非。
2019.10.11 16:18 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: 龍力大好きさん"

まさに僕もこの記事を書いた後に奥谷でも買ってくるかと西武に行ってきました。
コメントもタイムリー(笑)

龍力の会はまた去年とも違うものも出してくれて楽しかったですね。
千里馬は変わり種系なのですが、こういうのも造っているんだなあと思いました。
蔵元としては単に純米大吟醸ではなくて、こういう変わり種のそれも熟成酒がサミットに選ばれて提供したということに手ごたえを感じている風でしたね。

秋津の10年は本当に美味しかったので価格をどう考えるかですよね~。
10年を飲むと、通常の秋津は全然フレッシュじゃねえか!と思いました。
ちょうど再来週くらいに日本橋高島屋で日本酒フェアがあるのですが、昨年はヴィンテージのものをすっごい値段で出してました。
今年も出てたら買っちゃいそうな気もしつつ、値段がなあ……という感じです。

特A地区は一度ゆっくり散歩でもしてみたいなここ数年思っています。
龍力大好きさんのコメントを見て行かねばと再確認しました。

ちなみに生もと生酒は試飲していい感じだったのですが、冷蔵庫がだぶつき気味なので見送って奥谷を買ってきました。
生は珍しいですよね~そうかお燗用かあ、また買ってくるかなあ。


2019.10.12 23:51 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://osakasj.blog.fc2.com/tb.php/3085-3c2c0e34