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日本酒感想日誌

【1269】澤屋まつもと 守破離 試験醸造 少分谷2018

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澤屋まつもとの試験醸造、手抜きラベルシリーズ。
今回は少分谷産の山田錦ということで、少分谷については前の記事でも見てください。

2018なのでお米を考えても蔵元を考えてもどう見てもまだまだフレッシュで若いと予想。
とはいえ澤屋まつもとだと逆に若いのを飲む機会が減っているのでちょうどいいか。
スペックは不明です。





おお、鮮やか。
思ったよりも味も乗っていて、やっぱりちゃんと飲み頃で出してるんだなあという感じがします。
ガス感はこの蔵としてはさほど強くないです。

ややメローか、軽くメロンやマスカット系のニュアンス。
テクスチャーからはとろみやふくよかさ、味わい的にはお米ジュース感も感じる。
ただし適度に酸味もあってややブライトな印象も受けつつ、アタックは弱めに軽快に、この蔵らしい粒立ちエネルギー感でフィニッシュ。


ただあえて言えば全体にライトで、ちょっと物足りない気もする。
これは個人的な好みの問題。
もっとズバッと来てくれていいんだぜ。


ああでも整ってくると良いですね。
入りは蜜っぽいようで軽やかにある程度の光を放ち、よーく味わうとまだ若い分優しく、いろいろな要素が薄く連なってその繊細な重なりで魅せてくる。
甘さフルーツ感に、少しそっけない味わいでスイっと伸びる中層、ミネラルの立ちとかね。
柔いかと思いきや、フィニッシュの後のミネラル香の鮮烈さ。
これは紛れもなく特A山田錦ですね~。
アタック自体は全然強くないんだけどね、このタイミングでぐっと出てくる感じはやっぱ凄いね。
寒い冬の朝もやのようにある種の厳しさをもって匂い立つんだけど、ベースは割とチャーミングに蜜っぽいから面白い。
軽すぎるようでギリギリ破綻してないこのバランス。


世界観というか、表現したいところのレベルが全く違う。
さすがですね~きちっと痺れさせてくれますよこの蔵は。
しかしあんまりスノッブ的なことは言いたくないんだけど、こういうレベルのものをちゃんと理解できる人がどれくらいいるのかな?
高くすればいいってわけじゃないけど、リソースが極めて限られている以上3000円程度で出してももったいなーとも思う。
3000円てね。


いや~しかしいいね、これも仕上がってる。
やっぱり軽いんだけど、これは狙ってココだからしょうがないね。
いま僕の好みでいうともっとズバッと来たほうがお酒単体での凄みとしてはあるんだけど、今の流行りでお料理なんかにも合わせるならこの軽さがクラシックだけどモダンライトな感じで最高なんだろうね。

味乗りもしてるんだけどね、フルーツ感あるお米ジュースで。
その奥が少しまだ若い感じで、そことのバランスが面白いし、ミネラル感は最高。
柔らかく乳酸感もあるようで透明感のあるこの流れ、柔らかなんだけど湧いて盛り上がってくるようなストラクチャ、たおやかながら品格を感じるミネラル香の涼やかな流れ。
やっぱいいっす。

ただ最近レギュラー飲んでないけど、もう少しソリッドな気がしたんだけどなあ。
その辺は明確にバリエーションあったほうが助かるが。


2日目。
なるほどなるほど。
落ちるってことはないですね。
綾花の後に飲むと、ミルキー+ラムネ系のフレッシュな香味が華やかに感じる。

悪いのはやっぱりややライトで、ミルキーっぽいニュアンスが横に広がるかなって思う時がある。
ある意味でもっとズバっとガスが残っているくらいでもいい。
一方でこの時点でふんわりとした味乗りがあるのがたまらなくエレガントなのかもしれない。

酸味が高いのか?
これは含むタイミングなんだけど、やや横に酸があるけれども、当然ストラクチャはちゃんとしてるよ。
粒立ち、フレッシュさも感じる漲るエネルギー。
優美な味わいがなだらかな斜面に広がって流れるというイメージで、そこがズバッと収束するタイプと違うんだな。

一方でフレッシュ感、軽いマスクメロンに、軽くサッといくミネラリーさ。
なかなか面白いですね。







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