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日本酒感想日誌

【1279】小笹屋竹鶴 純米原酒 宿根雄町 30BY

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えっこれ1月出荷なの?
てけとーにネットで買ったんだけど上のほうに出てたから今出荷かと思ってたよ。
でも10月新着みたいな記事があるとこもあるし今出しなのかな。

竹鶴もいい加減飲まなきゃと思っていた蔵の一つで、これは平成8年度からやっていた地元で契約栽培してる雄町のテロワール違いでもう一つ大和雄町というのもあるんだけど、酸が特徴的~みたいな説明に乗って買ってみました。
ところがどっこい生産者引退で30BYがラストらしいです、なんとまあ。

磨き65で7号。
酸度3.2、日本酒度+5.5、度数19.1と数値はなかなか強烈。







今年のものとは思えないくらい色がついていて見た目は白ワインかというくらい。
最初は冷たいところから。


全然冷やでも行けるね~美味しいじゃん。
今年で終わりというのはもったいないですなあ、これは。
またこれを飲んで酸度3ですとはちょっとわからんなあ、いや出てるんだけど質感がいいんだおね。

滑らかで自然な熟成感と言うか、現時点ではそこまでじゃなくて、なんというか軽い糖っぽさが今後カラメルっぽいような感じで育っていきそうだなあというところ。
志向としては純米!熟成!お燗!みたいな蔵なんだろうけど、現状は自然に育った範疇。

脱線しそうだな。
洋酒感あります、だからもう少し育っても面白い。
すこーしカラメルっぽさの萌芽を感じるようなアンバーで深みのある甘み、お酒のイメージとして円い球体感。
そこからクリアーに、スーッと、あるいはスカッと凄く爽やかでヌケのいい酸味、これは特筆すべきものでこれなんかもワインっぽいような酸味ですよね。
それも鋭いわけではなくて、本当に滑らかにしなやかに、甘みも伴ってすすーっと静かに伸びます。
なんだろうな、少し青い清涼感に、まだそっけないくらいのエキス感、カラッとサクッと抜けるような感じもあるんだけどきちんと乳酸的なコクが本当に美しく一体感があって、味わいの奥の重み感なんかとの調和。
重みや深みを感じさせる重低音的なとこから、ススっとした立ち上がりのとこまで、恐ろしくきめ細かくシームレスにつながっていてめちゃくちゃ質感が良いです。
そこに漂う前述の甘やかさ。

フィニッシュではややこうスモーキーな感じと言ったらいいでしょうか。
雑に言えば辛口の範疇になりますが、それこそ龍力や松の司なんかよりもズバッと来るようなタイプではないと思います。
やや苦ばしった収斂性にそっけないエキス感や酸味も絡むんですが、甘さとかコクあとはその辺のつながりのゆったり円やかな造形フォルムや、しっとりしたテクスチャ密度感がめちゃくちゃ秀逸なんですよね。
しっぽりスローなテンポで飲めるお酒で、いろんな要素が重なってじんわり味わえ、またただクラシックで茶色いのではなくて少しだけモダンな色彩感も垣間見えます。

うーん、これやっぱ甘さは乳酸のコクだよな。
でもやり過ぎてなくて、とにかく滑らかな質感に、やや青くそっけなく硬く苦み走って締めるのが良いのかな。
なんかどこかでもう少し膨らませてももっと良さそうだけど。


正直だぶついていてこういう時に買い増ししてもうほったらかしみたいになるので買い増すのはかなり迷いますが、お店とかやってたら問答無用で買い増すよね。
他の商品もこうだったら良いんだけど、半年、1年とどういう風に育っていくか、もっといいポイントもありそうなお酒。

お燗。
うーむ甘酸っぱく滋味深い。
お燗つけて出してやったほうが、飲みなれてない若い人とか驚くかもね。
全体的な旨味とか育ち具合はまだまだなんだけど。、甘みも出ていてかつクリアーですいすい飲みやすい。
やっぱりさすがにこのスイスイっとした酸味はかなり出てるだろうけど、本当に質が高くて酸っぱい!とかそういう感じではないんだよ。


いやかなり良いですよ、気に入りました。
高アルコールならではの密度感みたいなものも生きている感じもしますが、飲みすぎ注意なくらい進みます。
ここまで酸味が出てるのもなかなか無いからなークラシック感でいえば最近飲んだ中だと旭菊綾花なんかは近い雰囲気あるけれど。
これがそうかは不明だけど、木桶・生もとなんかやってるというか仙禽だ新政だなんかよりもずっとずーっとやっている蔵で、かつクラシックとモダンのいいとこどり感あるね。
温めのお燗なんか、すっきりした水あめのような甘みにトロピカルなニュアンスがあるようなくらいで、でもフィニッシュなんかはちょっとクラシック感あるというね。
まあ俺も買ってるんだけど、仙禽のナチュールなんかと比べてみても楽しいかもなと思いました。
もうちょっと色々飲まなきゃ。


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