日本酒感想日誌

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八千代伝 熟柿

焼酎
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芋焼酎、この時期に出る限定品で日本酒ファンでも酒屋なんかで見たことある人多いかもしれない。

平成16年に30年間休業していた家業の焼酎造りの再興したという蔵で、全量かめ壷仕込みらしい。
この商品はさらに1年かめ壷で熟成したもので、商品名の通り熟した柿の甘さを目指したという商品。
その年に仕込んだ芋焼酎の中で、一番出来の良い焼酎を1年甕で熟成してるらしい。
杜氏の吉行正巳(よけまさみ)氏は平成21年、鹿児島の芋焼酎界では初めて現代の名工に選出されたらしい。

黄金千貫、白麹+黒麹。





柔らかい、優しい、程よい練れ感。
また少しコクのある、いい意味での甘ったるさが表現されています。
スムースさ、軽やかさもありますが、やはり焼酎の中ではかなり頑張って甘みを感じるお酒に仕上がってると思います。
美味いです。

焼酎って度数が低めの蒸留酒なので独特感じがあるんですよね。
蒸留酒っぽいスムースさはあるけど度数はそこまでじゃないから飲みやすい。
柔らかく感じたりする。


お湯割りの前にロックや、常温ストレートで飲んでみていますが、たとえロックでもそのテクスチャや味わい、香りなんかも感じることができます。
確かにこれは美味しい。
ロックで飲んでも十分に特徴は伝わりますが、常温のほうがいいですよね。
気持ちもあるんでしょうが、たしかにトロトロの柿に通じるような風味が長く余韻として残ります、味わい深い。
何ならウイスキーとかそういうグラスでカッコつけて飲んでもいいと思いますよ。

もっと小ロットで熟成したりしたらどうなるんだろう、プレミアムな商品として出してほしい。
でもこれがこのまま寝かせたからって揮発するだけで風味が濃くなるわけでもなく、そうなると樽がいるってことなのか。

お湯割り。
やはり甘みが活きますね。
一方で芋のお湯割りっぽい癒し系な香り感は少し不足、これなら本質とは変わっても安田のお湯割りの少し変わった香りのほうがそれらしさがあった。
ただし味わい、その風味甘みはお湯で伸ばしてもしっかり感じ取れて良いですね。
いや、でもあるのか、これがリナロールというやつなのか。

美味しいです。
改めて飲んでみても焼酎のある種のクセのなさ(もちろんこれをクセと感じる人もいるんだろうけど)は日本酒なんかよりも飲みやすいのかなあって気がしますね、
気取らずに普段の食事に合わせてガバガバ飲むって時に心地よい気安さ、柔らかさ、スムースさ。
一方ですっげえ痺れるぜ鳥肌だっていうのは出てきにくい酒類なのかなあと思いますが、素朴な味わいはまた違った良さがあります。
暖かいお酒を飲みたいときに、お燗をつけた日本酒と出番が半々になるくらいの魅力はあると思います。
すかしお湯割りにしてもあっまいなコレ。
逆に本場の人には嫌がられるかもね、こんだけあれだと。

もっと少量で存在感をと思いつつ、そうでなくするっと飲めるとこが魅力だったりする。
この25度付近まで加水で落とすってのが独特の文化ですよね。


















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