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日本酒感想日誌

【1317】菊姫 大吟醸 菊理媛 20BY

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こないだお店で山廃純米生原酒の18BYを飲んで、菊姫ってあんまりやってこなかったけどちゃんとやっておかななきゃなあと思いました。
熟成系でも色々な商品があるんですが、スタンダードなトップキュヴェからということで、やっぱり菊理媛からということで。

その年最高の大吟醸を10年ほど寝かせた商品だそうです。
特A吉川産の山田錦50で、今回勝ったものは20BYと書いてありますね。

4合で25000円ほどもします。
今でこそ高級酒はたくさんありますが、今の話題作りのバカみたいな商品とは違って、10年熟成の最高と自負するものを毎年ある程度の本数出していこうとなると、これくらいの価格は妥当だと思います。
ただ熟成酒はわりと当たり外れある中で、この価格で外すということはなかなか許されないぞとも思います。





わりと普通、と言ったら怒られますが飲みやすい仕上がりなんですね。
その飲んだ山廃純米無濾過の10年以上の熟成のものは、当然といえば当然ですが酸味とキレにさらにキャラメルのような味わいがあってなかなか強烈だったもので。

ほんのりとカラメル系の香りがしますが、ヒネとかムレとか言ったキツイものではなく、むしろ甘やかです。
味わいも穏やかに甘みがあり、また涼やかな印象すら感じます。

冷やして飲むとほんとにさっぱり飲めちゃうくらいで、ガチな上級熟成酒入門としていいんじゃないのかな。
味わい的にドンと出るタイプじゃなく、繊細で綺麗、クリアー。全体に一歩身を引いた奥ゆかしさで、大吟醸のサラッとした甘みの部分を残しつつ、熟成の甘やかさや香ばしさを薄く乗せて、またエレガントに酸味や渋みがうっすら、そしてゆったりしっかり切れる。

なるほどね~。
まだ口開けなので、常温に戻してこっから本領というとこではあるんですが、正直もっとパワー系でガツンと来るのかと思ってました。これまでに飲んでいるこういった上級の熟成酒の中でもとびぬけてエレガントで繊細なお酒で、もう少しパワーが欲しい気もするなと思いつつ、幽玄の世界観で繊細なとこに没入して酔っていってくださいねという味わい。それでも薄いとか線が細いということではなくて、しっかりと味わえるものはあります。
すげえていうよりも素直に上品に美味しい。

うん、うめえな。
大したもんだ。
嫌みのない、繊細で甘やかな熟成の乗り。
涼やかなくらいに綺麗に甘みが残っていて、非常にきれいでしつこいエキスっぽさとか引っかかるような刺激的な雑味はないが、絶妙に酸味が薄く溶けて、とろみやほんの少しの滋味、味わいは長く続きつつ、とろっとスッと静かにキレて、残る余韻。
価値はあると思います。

やはり温度はこの時期なら室温に近いところがいいと思われるので、飲む30分前くらいに冷蔵庫から出してやるくらいがちょうどいいんじゃないかなあ。
それかワインセラーの15度くらいに入れておくかね。

温度が上がってくると、よりとろりと舌にからみ、甘みや少しの酸味のサシを感じさせてる。
そして温度高めだからこそこのお酒のエレガントさや綺麗さ、涼やかさがより目立つ、嫌みが全く出てこないんだよね。
個人的にはもう一回り大ぶりに来てもらってもいいんだけど、その辺はBYの出来にも寄ったりするので1回飲んだだけでは何とも。
この美しさは感じ取れるなら文句はないかな、価格的には。

マスカットな紅茶感も出てくるね。
あとはつるっとしてんなあ、もう少しズンと来てもいいと思うけど。

磨き50かあ~これで50というのは示唆的。
こういうお酒がこれで造れるなら、これ以上磨く必要は感じないし、むしろマイナスなんじゃねーの?



次は山廃原酒の熟成でも行くかな~。
正直レギュラーのお酒を適当にその辺に置いておいても美味しくなりそうだけど。
菊姫はもう少しやる機会を増やそうと思います。


2日目。
おっ、上品な熟成感に、あの熟成のミルキー感も出てきましたね。
ただ全体に一歩奥まっているので、その分すっと飲みやすい。
それでも少し酸味の艶などもあり。
やっぱりもう少しズドンと欲しい気もするけど日本的といえば日本的なんだろうなあ。
日本酒を代表するお酒といわれても別に文句は無いです。
たぶんみんな飲んで美味しい熟成酒。






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