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日本酒感想日誌

【1318】若駒 五百万石80 無加圧採り 2019BY

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せっかくの年越しですし、熟成酒ばかりというのもあれですし、新酒を抜きましょう。

若駒お得意の低精白商品で五百万石。
無加圧採りはうすにごり、おりがらみになっています。






おや、ドライめですね!
バナナやバニラアイスのような香りが派手ではなく品よく、またスッとした清涼感があります。
含むとシトラスな酸味を感じ、その奥に甘みを極仄かに感じます。

とろみがあってスローなテンポ。しなやかなテクスチャで少しおりの分クリーミィさは感じます。
さっぱりドライめの味わいに、ふわっと膨らむ品の良い香りで色を付けるタイプ。
スローに味わえながら硬いノイズのような刺激感はなくクリアーで綺麗かつ円い、フレッシュな酸味が小気味よく、ほんの少しだけキレ感。
さすがに余韻とかは少し硬いお米の風味もありますがそれも極小ですね。

このお酒自体は甘くないし、そういうのを求めらると難しいとこなんだけど、相変わらずウデは抜群だなあと思います。
ふわっとした気品ある香らせ方、スローなんだけど綺麗で、小気味い酸味と、しなやかなオリ味と。とろりとしたタッチからフィニッシュまでお見事だなあと思いますし、こういうレベルのお酒はあまりないと思う。

まあなかなか甘くないって書くのは今の日本酒界で商売上大変だろうと思うけど、その辺をしっかり分けて造って示してもらえるとありがたいです。
そういえば去年も全般に甘くなかった気がするから、こっちに向かってんのかな。
それを織り込み済みで買えばこんな新酒はそうそう無い。

全く甘くないわけじゃなくて、ほんのり甘やかでそれがバナナ洋梨バニラのうっとりする香りと、スローでしなやかな味わいでメローにも感じさせてくれます。
小気味い酸味も角がなく明るくて、シトラスから少し白ブドウ系。
最後はほんの少し低精白的な硬さはありますが、低精白をあえてやる以上クリアーとかそういうのは当たり前として、角まで円くて微細なニュアンスに没入していて行けるお酒。
さすがに最後のとこは低精白的な硬さがほんの少しありますけどもこの時期で五百万石ですしねー。
瑞々しい感覚に絶妙に青いニュアンスも感じたり。

これ良いですよ、極めて醸造家のレベルが高い。
あっ、メローなお酒でガス感はほとんどありません。
正直そこまで期待してなくて1杯だけと思っていたのですがヤられました。
アゾラ35、菊理媛と飲んできて文句ないんだからそりゃもうお見事でしょ。

はっぴーにゅーいやー、今年もよろしく!!!


いやしかし良いな。
味わいは控えめ、香りだけ品よく膨らむ。
味の細かいとこも文句はない。
やっぱ若駒は良いんだなあ。







3 Comments

みりん says...""
あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

私達は、年末年始には熟成酒ばかり飲んで過ごしました(;^_^A
飲んだのは龍力・天神地祇、醴泉・玉、大七・妙花闌玉ですが、どれも良い酒を造り続けている蔵の力の入ったお酒だけあって見事だったと思います。

菊理媛で書かれていましたが、磨くだけが酒質向上と言うわけでは無いんですよね。大七の妙花闌玉も精米歩合50%(超扁平精米)ですが、磨いたから酒質向上すると言うマージンを感じさせない美酒であると思いました。
醴泉の玉は醴泉正宗から磨きを一歩進めた28%でしたが、これもまた素晴らしいお酒で、生からすみやフグちり等にとても良く合い日本酒らしさのその先にある美酒だと感じられました。その先と言えば、獺祭の「磨き その先へ」も悪い酒じゃないんですが、今回飲んだ各酒を凌駕するような品質では無く、高すぎるように感じます(^^ゞ

天神地祇は、昨年は本当に良い熟成状態だったようで、ちょっとした記念日などにも飲みましたが、妻は去年飲んだ市販酒の中では私的には一番好きだったかも・・・なんて言っています(笑)
2020.01.02 11:30 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"

あけましておめでとうございます。
体調不良で遅くなってしまいました、ぼちぼち再開いたします。

妙花闌玉はここしばらく、僕も飲みたいな~と思っているんですよね。
すっかりご無沙汰ですが、大七には良い印象を持っています。
醴泉、龍力といいお正月にふさわしいラインナップでうらやましい!
醴泉ももう少し飲まないといけませんね~。

本年もよろしくお願い申し上げます。




2020.01.08 01:34 | URL | #- [edit]
みりん says..."To 日誌係さん"
体調不良、年頭から災難でしたね(;^_^A
お酒も美味しく飲めるように回復されたようですし、またよろしくお願い致します。

銘柄タグに大七が無かったので、いつかお勧めしようと思っていましたが、大七にはすでに良い印象を持たれているようで良かったです。
10年ほど前のヴィンテージから頌歌辺りが良くなってきて、その頃のヴィンテージの妙花闌曲もまた良くなりました。価格は徐々に上がってきていますが、何かの記念日に飲むには許せる範囲かと個人的には思っています。
普段飲みには箕輪門か頌歌を買う事が多いのですが、数日前の試飲販売では頌歌の一升瓶はヴィンテージが切り替わる前でしたので買い求めました。箕輪門と頌歌の関係は、ワインのセカンドラベルとファーストラベルと同じような印象で、新しいヴィンテージ同士なら箕輪門の飲み頃が先に来て、頌歌の飲み頃が後に来るような感じなのですが、飲み頃を迎えた時の綺麗な味わいは頌歌の熟成の方が好ましく思います。これもワインと同様で、大七はこうした商品の整合性の点では他の多くの地酒メーカーよりも一歩先を行っているように感じられます。
(ただし、妙花闌曲・グランキュベは個人的には基軸がずれているように感じ、通常の妙花闌曲の方が個人的には好きだったりしますけど・・・)
2020.01.10 02:37 | URL | #- [edit]

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