FC2ブログ

日本酒感想日誌

【1324】勢正宗 ウインターカープ 純米吟醸 無濾過生 2019BY

  2   0


意図したわけではないのですが長野のお酒が続きますね。
鯉のラベルがキュートな勢正宗
初めてです。
あんまり自分の殻にこもっても楽しくないので、新規銘柄ももう少しやっていきたい。

特徴として、熱掛四段仕込みという仕上げに蒸したもち米を熱いままタンクに放り込むという手法を採用しているそうです。
同じことやってて有名なのは花泉(ロ万)かな?

というわけでひとごこち+もちひかりというもち米が1割という原料構成になっているみたいです。
酵母は長野C+14号、Cはいわゆるアルプス酵母でカプ系なので14号のところに期待を寄せましょう。一応カプ系もたまにはって気分で開けているんですが、花泉があまり好きではないのでそのあたり不安はあります。







どうだ?
おっイケるじゃないか!

立ち香でガンガンに香るようなお酒ではなく、また含んでも甘みから香りが感じられる感じで、リンゴや桃のようなニュアンスが漂うかな?
甘みが素直に入ってきますが凄くクリアで綺麗な印象で嫌みがない。
角が取れていい形してますし、ボリューム感や厚みなども気持ちいい。

そこから少し乳酸系のコクを感じさせるので、そこがまたいい意味での太さ、芯やトルクになっているのかなあと思います。
これはキレ感にもつながってくるのですが、もち米のせいなのか比較的最初から少し苦味というか収斂性やアタック感のようなものがあり少しビリっと来る感じがあるので、そこは嫌な人は嫌かもね。個人的には特徴として許せる範囲ですがちょっと強いかも。

でも味わいは好ましい。
甘みに、少しニュアンスのついた酸味がいいバランスで入る。
乳酸っぽさや、少しクセっぽい感じというかウッディな感じなんだけど、そこは嫌みなくてカラフルに色彩感アップするような感じでプラスに働いている。
糖度的にはかなりペタッと甘いんだけど、スッと気持ちよく飲めちゃうし、香りも液体の範囲内にとどまっていて無駄に溢れない。
収斂性は少し強めなんだけど、タニックというのかな、刺激感はあるけどその分キュッと締めてキレ感もそうだけど酸味なんかと合わさってジューシーさを演出できてるようなそんな気はします。

香りは意外とイソアミルのセメが少し出てくるな。
甘みからは白桃やメロンやリンゴ、いやちょっと酸味が入ってチェリーやスモモのような印象も。
てろっとしたミカンみたいなのもイメージできるといえば出来る。
でもキレの後の余韻なんかもきれいですよね。
甘さから感じる香味もきれいで文句ない。


あーこれ結構いいと思いますね!!
昨今甘口のカプに批判的な僕ですが、まずさほどカプじゃないし、甘口のお酒ですが質感や個性に光るものを感じる銘柄だと思います。
とろーっとした糖液みたいな甘さにスッとした綺麗さとちょいとニュアンス感、少しタニックだったり粉っぽいというか舌にアタックはありますが、あーちょいとスモーキーみたいな?
やや過度にPRすれば、アタックが無きゃ十四代、それくらいは行ってる。

アタックを無くせたら最高に売れるかもね。
僕は今のままでも文句ないですが。
おりがらみもあるとかないとか。
都内だとこだま、勝鬨とか。
前に秋山でみたような気がしたけどWEBに出てないから気のせいか。
そうなると結構入手は限られるな、かなりちっちゃい蔵みたいですね~。
自分が酒屋なら取り扱いたいなって思う。


2日目。
少しばらけてきてるのかもしれないが、相変わらず良さは健在。
コクがあるようなポチャッとした甘みが感じられるんだけど、クリアーさが秀逸なのと、酸味だよね。
ややもっちゃりクセっぽくなりそうでギリそうならない手前、少しウッディというかスッとした清涼感をもって入ってくるので、甘みがしつこくなくてスッキリ、ノイズもないんですよね~こういうお酒はあんまりないと思いますけど、香りも煩くないですし。

硬さも今日は文佳人の後ってこともあるのか少し控えめに感じ、適度にカチッと輪郭を固める程度だと思いますよ、キレ感まで適度なストラクチャを担保してるような感じ。
かなり甘いんだけど、これは良いんじゃないかなあ。
少なくともバカ甘バカ香な適当に造ったお酒とは違って、細かいところの質感を意識して造っているお酒だと思います。
やっぱりちょっといい意味で樽酒っぽさあるなあ、すき。





















2 Comments

なまっぴ says...""
長野酒が続き、個人的にはとても嬉しいです。
丸世酒造店さんは100石少々の小さい酒蔵なので全国的には知られていないと思いますが、勢正宗は私も好きな銘柄の一つです。
日誌係さんの感想はいつ見てもとても勉強になります。
私も別スペック(レインボーカープ)を飲んだ時に丁度十四代と飲み比べをしていて、とろっとした甘みの感じやスッとキレ良く次の杯が進む感じが十四代に似てると感じました。
何だか飲みたくなってきたので、今期も最低一本は勢正宗飲もうと思います。
2020.01.14 23:27 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: なまっぴさん"

やっぱりかなり小さい蔵なんですね~。
自分の好みからいうと怖さもあったのですが、思った以上に良い仕上がりでびっくりしました。
やっぱりちょっと十四代っぽいとみな思うもんですね(笑)

長野酒はただ流行りっぽいお酒を造るのではなく、ひとあじ個性がある蔵元が多いのが面白いですね!
僕も長野のお酒を買ったときはとりあえずなまっぴさんのブログで同じものが記事になってないか探してしまいますw
今後も楽しみにしております。


2020.01.15 00:25 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://osakasj.blog.fc2.com/tb.php/3235-ba68fd92