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日本酒感想日誌

【1326】今錦 純米 しぼりたて 槽場詰め 2019BY

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あんまり気持ちが乗らずに3日くらい休んでました。
今年はちょっとスローペースになるかもしれません。

長野、米澤酒造さん(伊那と飯田の間あたりで、長野の下のほうの田舎という認識)というところから今錦
すこし前にコメント欄でこの蔵元の地元の酒屋さん向けのPBをおすすめ頂いたような気がするんですよ、ちがったらゴメンナサイ。
新酒じゃなくてもう少し落ち着いた時期の商品のほうが本当は初めて飲んでみる分には良いのですが、忘れちゃいそうだったので。

経営難で平成26年に伊那食品工業(かんてんぱぱ、非上場の独立系中堅食料品企業、トヨタの社長以下系列トップが訪問するくらいの企業らしい)が親会社となり、真澄で活躍していた方が造りを指揮しているそうなんですが、一応これまでやってきた伝統的な酒造りも大事にしつつ、蔵を建てかえたり設備投資は惜しまずとそんな感じみたいです。
このお酒のスペックは地元の中川村産契約栽培美山錦70の純米で槽場詰め。






嫌いじゃないタイプですね。
香るお酒でもないです。

極うっすらオリもあるので、お好みで攪拌してどうぞ。
含んでみると少しセメダイン系に+でちょいリンゴくらいの香りか。
なんていったら良いかな。
甘いお酒じゃなくて、ちゃんとお米の溶けたようなお米ジュース感な旨味を感じさせて、旨味がジューシーなタイプかな。
ふんわりとした甘みも少し感じますけどね。
軽くガス感っぽさがあるかな、少し苦味というか収斂性を感じさせつつ、シャキシャキと辛口なテイストであまり後に残らず進む。


もうちょい欲しいとこはあるけど嫌いじゃない。
伊那食品工業ってまあまあの規模の会社で、蔵とかも観光向けっぽくしてあったりもするけど、バカみたいにカプカプした酒造るよりはこういうののほうがよっぽどいいよねえ。
親会社が極めてまともそうな会社であることがお酒を飲めば伝わってきますね。
地域に根差してるというか、飲んで長野のお酒って言われて不思議と納得するかな。

嫌いじゃないな。
あーほんとのとこはわからないけど、木槽でしぼりましたみたいなテイストなのかな。
すこーしウッディ調のニュアンスと収斂性で、そういう意味でいうとちょっと樽酒的なね。
真澄の樽酒なんか少し想起させる。
嫌な人は嫌かもしれないけど、嫌じゃない人は嫌じゃないはず。

あとは美山錦のこの時期のお酒としては味わい感は良く出ていて心地よいまろやかさ。
で出してるけどクリアーだしシャキッと辛口も気持ちいし、でも柔らかさとかスーッとした伸び感とか質感は良いですよね。
過度に売れはしないだろうけど、もう少し磨いてちゃんと育ったお酒を飲みたいなと思いました、この銘柄はリピートあり。
地元の美山錦にこだわってるってのも良いよね。

「おたまじゃくし」と「たま子」というお酒があって、前者は中川村の棚田、後者は平地田の美山錦を使ったお酒らしいんですが、かなり面白そうじゃん?
せっかく大きな企業がバックについてるんだからその辺をもっと深掘りして、もう少し詳細な田圃とか地形の情報出すだけでいいからしてくれたらかなり良いと思うんだけどな。

うん飲み進めていっていいね、こなれてくるとかなり良い感じ。
お米のとけた味とふわっとした軽い柔らかさまろやかさ、その輪郭を固める辛口感。
バナナ系のふわっと立つ甘いニュアンスに、酸味やウッディさ、収斂性辛口の差すニュアンス感が面白い。
熟れ感と柑橘的な苦みみたいな。
でもほんと美山錦でこの時期に香りも立てずしっかり味わいで勝負するって凄く良いと思うんですよ。
セメバナナもどっちかというと少し清々しいバニラ感よりですし。
たぶん世間的には人気の出るお酒ではないけれど、わざわざ買収してこれをやってるってのは凄い企業だと思うな、経営者を尊敬する。


やっぱこだまさんの扱うとこは良いなあ。
好みや出来はあるけど、少なくとも一点は光るとこがあるような気がする。


2日目。
ふむ、例えるならバナナ+グレープフルーツってことなんですよね。
苦み感もあってちょっとタイト、またバナナ系の要素と合わさって少しクセっぽく苦手って人もいるかもね。
でも俺はやっぱこれ嫌いじゃないな。

苦み収斂性辛味なんかがシャキッと、すとんと、あるいは少しカチッと輪郭や流れのラインになっていて果実っぽさとか他のニュアンスを膨らませている。
溌溂とした酸味や、逆にふんわりと柔らかく広がるニュアンスもあったり。
うん、酸味と少し乳酸的なコクのあるような甘ウマのふんわりした広がりに、少しタイトさが入るという感じなのか。

きっともっとモダンに洗練させたり綺麗に造ることもできるんだけど、いい意味で風土というか余白や遊びの部分を感じる。
初夏までなら生でも良さそうだけど、火入れしてきちんと育ったらどうなるか。
それで棚田と平地田の違いとか、あるいはそこを超えて中川村の空気のようなものが伝わってきたら最高だなあと楽しみ。
現地で飲みたいなーとそんな気もします。









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