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日本酒感想日誌

【1338】天下錦 特別本醸造 無濾過生 2019BY

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三重県名張市の福持酒造場さんから天下錦
而今は隣の駅で、瀧自慢は最寄り駅同じ、50石ほどの小さい蔵で、蔵元の甥っ子で京大卒の元システムエンジニアという異色の杜氏さんが造っていらっしゃるそうです。
全く知りませんでした、たまたま目に入って同梱。

何気なく選んだのですが、プロトタイプ的に白麹を採用した商品らしくて、普通のが良かったなあとちょこっとだけ。
とはいえ白麹商品も昔ほどクエン酸全開じゃないのも増えてるのかな、陸奥八仙が全量白麹になってるとか全く知らなかったし。
正確には酒母を作るときに速醸では乳酸を添加してたのを、白麹だとクエン酸で強酸環境になるから乳酸いらねえじゃんと、そんな製法だったと理解しています。
ビオ的な意味合いで使っているところもあれば、味わい的に、あるいは効率的に使ってるとこもあるのかな。

スペックは山田錦60の本醸造、酵母は7号。
見たところ全量伊賀山田錦っぽくてそれも良いっすね。





ふむ。
スッと酸味は感じますが、そこまでクエン酸全開でもなく、嫌らしさは無いと思います。

少しブドウや、柑橘、バナナが少しいい具合に作用してるのか確かに少しライチのような雰囲気を漂わせつつ、スカッと抜けのいい酸味。
ただ自然なとろみや、生酒っぽい芳醇さから穏やかに甘みや旨味を馴染ませて、だた酸っぱくつくりましたってだけでもないのが良いですね。
本醸造(=アル添)っぽく軽めのシャキッとしたドライな旨味感も出して、少しほろ苦さも感じさせながらのフィニッシュ。


これは結構すき。
俺の好みではないだろうけどMK-1の商品とかもあるみたいだし、そっちは人気出るかもね。
と思ったらSAKE COMPETITION 2019にてSILVER受賞だそうでその辺は流石っすね、あれ基本はせがわ銘柄の提灯なんだけどガチなのも入ってるからなあ。

一呼吸置くと、甘さもかなりはっきり感じブドウ系の香味となじみが良いのと、それなりにエキスっぽさもある。
そこにスッとした酸味、アル添的な旨味などは調和がとれていて、バランス感覚は良し。
ややライトボディなんだけど適度に生の芳醇さやとろみ、円さを感じるのもよくて逆に乳酸っぽさなんかも感じる。
酒母のところで出たクエン酸はあれど、その後の段仕込みのとこでは黄麹できちんとそこでバランス取れれば大丈夫ということなんでしょう。
最近でいうと、本金のすっぴん太一なんかをわかってくれる人なら気に入るんじゃないかなあ。
終盤に感じるほろ苦みも軽やかで気持ちよい。


これはリピートありかな。
他のものも飲んでみたいと思いました。
ただ7号本醸造でそれなりにウケのよさも感じるので、これ以上はいらないかな。
やり過ぎちゃうと僕の好みからは外れそうなので、その辺がどうかな。
けっこう味のってるので、火入れをちゃんとできるなら火入れをさっぱりやるのが楽しいかもな。

エキスっぽい甘みに爽やかさな酸味、軽やかなドライテイストの旨味感。
それらが蕩けるようにまとまって、これは良いなと思います。
余韻も残り過ぎないのがいい。


2日目。
ふむ。
やはりやや甘いか?
少しもちゃっともち米風になりそうなくらい甘さも出ていそうで、軽めのボディと酸味で爽やかさをという感じ。
またシュパッと細かくパウダリーな感じでのキレというかミネラルっぽさもあるのか。
少し昨日よりは崩れていそうな感じではあるのだが、要所要所では光るところがある。





















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