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日本酒感想日誌

【1344】松の司 純米大吟醸 AZOLLA50 甕仕込み 2019BY

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限定140本程度とのこと。
2019BYとのことなので、まだ新酒?
生もとのアゾラじゃまだどうにもならんと思うけど、味見で。

でも140本でもありがたいしどうも他のも含め色々試しながら細々ではあるが増産しているようで、ありがたみしかない。
この蔵は明らかにこの甕に可能性を感じてやっている。
本当に僕が思うのは応援するから1万とか2万とかで売ってくれと、こんなのアホに売ってもしゃーないよ、わからないんだから。
甕仕込み全部1本1万で買うからできたそばから2本ずつくらい送ってくれ頼む。
こういうの見るとクラウドファンディングとかやってるのってほんとその場の金儲けだよなと思う。
本気でやるなら自社で継続的にやるだろ。






10度くらいの高めの温度から行きます。
けっこう色ついてるな。

思ったよりもいい具合で、常温であれば静かなお酒ながらしっかり味わいを堪能できます。
温度のせいもあるのかもしれませんが、比較的ふんわりと柔らかいタッチで、緩やかに広がります。

ほんのりとラムネのような香りに、微妙にニュアンスがついてるでしょうか。
含めば松の司らしいキレ感からくるような風味もあります。
味わいは酸味とかキレ感とは比較的優しめの味わい、
緩やかに柔らかく、優しい酸味とともにお米の味わいが滑らかに広がります。
さっぱりしていてライトなようで、ある種の密度感と言うか重層的な味わい。

柑橘の果実的な爽やかさやともすればチャーミングさも出る一方で、少しほろ苦いようなニュアンスや、少し艶のあるような蜜っぽい雰囲気。
舌の上を滑らかに滑るタッチがたまらなく気持ちよく、緩くらさしいようで引き締まったところもある。
少し乳酸感、穀物やさっぱりしたチーズのようなニュアンスも感じさせつつ、ビッと切れて余韻は素晴らしく長い。




去年、角打ちでブルー橋本の甕もあったし、純米の若い甕も飲んできて、甕のニュアンスは把握しつつもまだ若いかなという気持ちもあったのですが、これ仕上がってますね~参った、さすが松の司

さらにほんとに室温の高めの温度で素晴らしい。
甘みも膨らむし、酸味の優しい伸びやかさと何というか緩いようで気持ちのいい優しさは水というか羊水のように自分自身が陶酔して溶け込んでいける。
仄かに何というか黒糖とかそこまで行かなくてもほろ苦いニュアンスが極めてエレガントで、そこに果実の明るさも絡みつつという。
含んで前半は好みはともかくとしてストラクチャは緩めで優しい重なりで表現というイメージで、甕っぽい少し蜜っぽいというかクラシックな純米のいいものに出るような糖っぽさ、でも綺麗なんだよな。
少しチーズとかあるいはスモーキーな感じがポジティブに、それがまた仄かな柑橘系や甘みを引き立てる、そしてスローにさっぱり優しい中でのキレ感の表現。
このキレの感じだけで、何通りも自分の中で吟味して味わえるよ。
なにか1つの要素にフォーカスしたときに、また新たに違う良さが出て来て、それの繰り返し。


やっぱりここのお酒はハマると凄い、ヤバい。
本当に1級とかグランクリュに匹敵するような世界観が出てくる。
それもさ果実味がどうのとか酸味がどうのとか、そういう単純な世界で言ってねえから。
凄いです、ちゃんといろいろ飲んだうえでノックアウトされるものがあるよ。
綺麗で優しく美しいけど、このスケールは鳥肌、これぞ世界観。


2日目。
今日はまず冷酒で少し。
いい意味であまり変わらない、昨日よりもいい具合に開いているか?
とろりと、伸びやかさな酸味がある一方で、密度感やいい重みがあり、ニュアンス感のある旨味。
いつまでも舌の上で味わっていたくて、ゆっくりと嚥下していく中で広がる旨味と、これまたゆっくりとミネラルなキレが同居して立ち上る。

今日は適度にざらつくようなタッチもあり、つるりとするだけではない違った気持ちよさがある、スムージーというか。
しかしどの角度から味わっても旨い、舌にのせて少し温度が上がってほどけるような感触だったり。
酸味も薄くなく伸びやかで、かつ深く凛と。
旨味キレのスローにゆらゆら立ち上る様と、長すぎる余韻。
とにかくスローで圧倒的、エレガントなのに強い生命力や野趣も感じる。

3/2
試しに大きいボルドーグラス。
ふむ~。
意外とというか当たり前というかまだ若いんだよね。
開けてしばらくたってもフレッシュで、ラムネっぽさとか、あるいは純米生みたいなバナナ系も少しで出たり。

ラムネ系の、少し辛口というかミネラルがこんもり湧いてくる、あるいはモッツァレラ見ないなニュアンスの上立ち香。
含むと練れた、熟れたように少しヨーグルトキャンディみたいな味わいがメローに。
ほんの少しまだ若い純米的な棘を感じつつ、ビビッとミネラルなキレが鋭く。

まあまだこれからですよ。
というか開けて数日たってこそ、逆に将来像も少し見えるというもの。
これも凄く円いふくよかさ、熟れた果実の甘いニュアンスや質感を感じるんだよねえ。
どこが折り合いのベストポイントなのはわからんが、やはりこの感じ普通ではないよね。
酸っぱいのが果実味じゃないんだよ、この熟れた円いやつなんだよな。

今日の味わいを普通に開けたてとして感じて全く問題なく良いんだけど、あえて言えば甕っぽいニュアンスを感じないな。
これ普通にワイングラスで飲んで楽しいというか。









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