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日本酒感想日誌

シャトー・モンブスケ ルージュ2000

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よく考えたらボルドーのボの字も知らんレベルで全然飲んでないな。
例えば右岸左岸とか、そこ2級だよねくらいは知識としてあってもメドック地区内のアペラシオンでの違いとか全然知らんし、ポイヤック村のシャトーなんて少しマイナーなのになりゃわからん。

ただボルドーは数が多くてバックヴィンテージもちゃんと手に入るので、とりあえず良いのがあったらブルゴーニュ優先みたいなとこがあるんですよね。
あとはパーカーさんに代表される各種ポイントが比較的機能していて、例えば90点以下なら有名どこならまずハズレ年だなあって感じになるのと、あとオフヴィンテージで推奨飲み頃を過ぎたりすると割とちゃんとピークアウトしてたりすると。
だから調べながらネットで買うのが良いのかな~という感じ。
きっときちんと知識があれば、安めの値段でそこそこ美味しいのを拾えるんだろう。

モンブスケは右岸のサン・テミリオン地区。
メルロー主体で60、カベフラ30、カベソー10。
2000は当たり年でPP95。
18000円。







いちお2時間前に抜いておいたんですがどっすかね。

いいな。
もはやボルドーどんなんかも定かじゃないが、わりとブルゴーニュに近い感じもする。
こういうの出てくるとアホみたいにブルゴーニュばっか買ってたのは何だったんだという気もしなくもない。

ちゃんとローズっぽいというか、チェリー系にケモとか湿った土系で妖艶さ。
含むと暖かいスパイス感が感じられて、それがちょっと東洋系?
飲み口が軽めで酸味も比較的あってジューシー、そこに蕩けるような感じも来て普通に美味い。

改めて飲むとグラスについた分か香ってきて、チョコレートやコーヒーをはっきり。
含むと少しシガーかいやお香のようなニュアンス。
やり過ぎてない自然なとろっととしたタッチで、それが気持ちよくするっとほどけていく。
その中にきちんとプラムとかチェリーな赤系の酸味をもった果実感があってジャムっぽさ、さらに黒系のニュアンスから、心地よい重なりでの複雑さ。
バニラっぽい樽香がかなり効いてそうだけどエレガントなのかな。
甘露な感じが素晴らしく、少しタンニンの軋みを感じさせつつ、軽いビターさやスパイスの奥行、またほんのりとミンティまで行かなくても爽やかさ。

なるほどね。
これが当たり年で飲み頃のちゃんとしたワインなのか。
そりゃボルドーでもブルゴーニュでも同じワインだもの。
これは参ったこの価格なら文句ない。
非常に良いです。

タンニンはあるけどやっぱり基本線が軽やか。
だから荘厳なスケールを感じるとかそういうのとはジャンル違い。
ただし香りのバランスが良くて、軽やかに蕩けあう各要素のバランスが良い。
少し血っぽいようなところや、収斂性は強めだけどジュブレ・シャンベルタンなんかこんなもんって言われたらこんなもん。
ボルドーでもこういうのがあるんだな、こういうのがたくさん作れるのがボルドーの凄さか。
ちゃんといいとこだけ拾えれば。

次第にプルーンなどブラック系が幅を利かせだし、噛み応えのあるタンニンを含んだタッチというかストラクチャというか。
それでもチェリーやプラムの赤酸と、柔らかい東洋系スパイスは変わらないよね。
ちょっとエロさがあって、まろやかなようでしっかりしているのか。
ガッシリしたスケールでなくて、円いけど奥に潜るとしっかりしている、
きちんと熟したブドウからくる凝縮感かパワーか。


結局は甘露さ、蕩けるようなタッチの中に甘さを感じられるかどうかだな。
若いと酸っぱいし、行き過ぎると苦くて痩せてるだけになっちゃう。
その点日本酒はどうだろう、70点くらいに乗せやすいのは日本酒のほうだと思うけど、80点から先突き詰めるわかりやすさが無いのが日本酒かな?
その先を評価する尺度がない、あってもわかりにくい、値段もつかない。
ワインの場合90点は以上はハッキリしていて、その下の有象無象に色々ある感じ。
一つ大吟という少しずれた方向性は作ってみたけどそこからさらに外れてカプになってる昨今。
やっぱりもう少し違う、これが美味しいんだよという基準を作ってやらないといけないと思うんだよね。


とにかく旨かったし得るものも大きかった。
もう少しお金があるなら買い足して後悔はないワインだろう。
この感じだと2005もマストバイだろうけど売ってないんだろうなあ。
これがワインのめんどくさくてイライラするところなんだよ。






























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