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日本酒感想日誌

【1357】春心 HARUGOKORO another series 特別純米 PINKラベル 2019BY

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昨年はじめて飲みまして大変好印象だった春心
新酒飲みたいな~と思いつつ、生もと今の時期飲んでもどうなんかなあとか色々考えてたんですが、14号の速醸が出てたので買ってみました。
14号、金沢酵母系は好きな方なので。

アナザーシリーズは蔵付酵母で速醸の試験醸造みたいなシリーズで昨年は10号でやってたとかなんとか。
蔵付14号×石川酒68号(百万石乃白)60の速醸で1回火入れ。
石川酒68号(百万石乃白)は石川の新しい酒米だそうです。








速醸だけど、モダン系の生もとみたいな味わい。
少しヨーグルトみたいなニュアンスに、ミネラリーって感じでもないけどこんもり湧いてくるような雰囲気は14号っぽいかも、あとは少しスパイシーさもあるような香り。

含むと味幅はタイトでスッキリめと思わせて、ソフトでややとろっと不思議な口当たり。
うっすら霞んでいるような味わいのイメージ。
ヨーグルト系からのつながりで仄かに甘みを感じつつ、ややビターなテイストで、すっと切れるような味わいかな。
あんまり冷たくしすぎないで、ちょっとほどけたくらいが良い。

乳酸系のニュアンスに、次第に極僅かですがフルーツキャンディのようなチャーミングさもプラス。
あー酸味がやっぱ凄く良くて、ノビというか練れというか、くにゅっとハイチュウというのはちょっと理解できるかな。
この辺は少し寝かせて膨らんでくるのかどうか気になるかな~もしくは生だったならもっと出てたかもね。
ややスパイシーにスっと切れ上がるたたずまいの美しさ、清冽さが抜群。
このお酒に関して言うと、近いかなと思うのは惣誉とか、あるいは黒澤とかになるのかなあ。

柔らかく、甘露な水。
口当たりがソフトで、でもスッと美しいスパイシーなキレ、でもそれがまた仄かな甘みを引き立てる。
この辺のバランス感覚が凄くて、もっとエキスが出たり、ちょっと苦くなりすぎたり甘くなりすぎたりってお酒は多いと思う。
こんな単発の限定酒っぽい商品なのに、よーく細かいところで折り合いつけて仕上げてるなあという感じがします。
最初からなのか、後からの調整なのかはわかりませんけど、ちゃんと作品として仕上げて売っている造り手ですよね。いやほんとそういう蔵が少ないから。
小さい蔵ならではというか、こういうとこそ全量4合とかでまあ3000円くらいとって良いんじゃないの?


相変わらず良いですね。
これがこの蔵らしいのかとか、これがベストなのかはさておき、少し見えている世界が違うというか良いとこついてるなあと思わせる。
気軽にごくごくカジュアルに飲んで美味しいお酒ってのもあるけれど、ここのはそれよりも少し気取ってしっかり向き合いたいなあと思わされるお酒。
いや美味しいですね、こういうお酒はなかなかない。
濃度は違えど名刀正宗と近いとこも感じるかな。






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