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日本酒感想日誌

プイィ・フュメ・キュヴェ・バロン・ド・エル2006 ドメーヌ・ド・ラドゥセット

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ロワールを代表するアペラシオンの1つ、プイィ・フュメ。
ソーヴィニヨン・ブランの白ワインで、同じサントル・ニヴェルネ地区の(シャブリなんかと並んで夏の決定版といわれる)サンセールと双子みたいなアペラシオン。
一応最上級のプイィ・フュメはサンセールよりも穏やかだけど華やかで複雑とかそんな感じらしいです。
土壌はシレックス、すなわち火打石の成分(ケイ酸塩)が多く含まれている事でも有名で、独特のミネラル感からくるのかスモーキーとか火打石とか言われるニュアンスが特色。

ラドゥセットはロワール地方最大の造り手で、プイィ・フュメの半分以上を生産しているという大手ですが、そこの最上級キュヴェがこのバロンドエル。
プィィ・フュメ、というかロワールで見てもダグノーのシレックスに次ぐような特別なワインで、SBの最高峰といっても過言ではないキュヴェ。
秀逸なヴィンテージしか生産されず、シャトー・デュ・ノゼの中で最も優良な区画のブドウを使用。樹齢40年以上なのとあと一切樽を使ってないってのが特色らしい。

だいたいコピペです。
ただよくロワール最高峰の生産者!とか売り文句はあれど、これはわりとガチな感じではなかろうか。
17000とかそんなもんだったはず。









ほお~。
確かに随所にはっきりとスモーキー、あるいは火打石的なニュアンスが感じられますね。
ガツンとインパクトのある感じではないですが、清楚で精度の高いお酒。

少し緑を帯びたイエローというか薄いゴールドというか。
ややトロピカルにパイン系、柑橘や青いリンゴ、洋梨など。
含むとミネラル感があって、酸味が主体なんだけど、何とも言えない繊細なニュアンスが出ますね。
煙、火打石ということなんでしょうが、ここまでエレガントに品よく、繊細で柔らかく出るとおおっとなりますね、こりゃ樽使わないというのも納得だ。


うまいっ。
本領を発揮してくると凄いですね。
ハーバルな爽やかさ、柑橘や白い花などの奥から脳を焦がすような純度の高い甘い香りがしてきます。
柔らかくどこまでもエレガントなニュアンスの中の繊細な甘やかさにうっとり、そこまではっきりじゃないんだけど優しいハチミツみたいな感じなのかなあ。
ピタっと止まって、舌に絡むような滑らかさやクリーミィさもありつつ、ミネラル感や酸味は当然しっかり。
これまだ若いんじゃねえかなあ、もう5年くらい寝かせてニュアンスがはっきりしてきたらどうなるか。

ちょっと思うのは凄くいいんだけど、あの二コラ・ルナールのSBすげえ良かったんだなたぶん。
あのオッサンまじめにやってくれればいいんだけど。


これでも結構凄いわ、ビンビンくる。
フルーツキャンディというのがわかる、味というよりは風味。
甘いハーブや穏やかな果実に、エレガントすぎるスモーキーさが加わり、そしてハチミツのような。
これが樽使ったときのバニラとかバターっぽさの代わりというか、使ったら台無しになるんだろうね。
酵母っぽいようなエキス感が滋味深くもあり、もちろん酸味がしっかりあるんですが鋭くなくてゆっくり広く厚めだけど受け止めるように優しく、でその中に甘みを湛えてる。爽やかではあるが薄く感じない。
ミネラル感はあるがそれも引き絞ったような鋭さではなく、液体としてはある程度しっかり厚みがあって包み込まれるように。

滋味深く、やや冷涼ながら煌めき、さっぱりとした甘露だけど包容力。
どこまでもエレガント。
これは確かに最高峰。
シャルドネとはまた違った表現ですね、ちょっとわかりにくいかもしれないですけど。
夏、雨がさっと降った後のかぐわしい晴天の草原で一人静かに読書。

この煙感は何だろうね。
ともすると少し酸化熟成の蒸れたようでもあり、ちょっとナッティなようでもあるのか。
どっから出てるんだ、なんせ樽つかってないんだから。
あとこれ和食に合うってのもわかるなあ、ショボいワインの逃げじゃなく。


あーでも香りだと少し金属的に、あと白コショウとかタイム?
このウェットな感じは猫のおしっこというやつなのかどうなのか。
すこーし石油もありつつ、キレイにリンゴや桃、そして甘いハーブなアロマ。
なんにせよ、良いとしか言いようがないが……細かく拾えばということ。

行き届いてる、やり過ぎてない、重くもなくまとまりがいい。
それもエレガントで高次元に。


これが最高かどうかはわからないけど、1回くらいこういう味わいの表現もあるんだってことで飲んでみて損はないと思う。
SBの白の良いものはシュナンブランの辛口なんかよりは好みかなあと思いました。
















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