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日本酒感想日誌

【1373】黒澤 生もと 純米 穂積 28BY

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黒澤さんは美味しいと思うんだけど、売ってるとこが少なくていいタイミングで巡り合わない。
かといって頑張って追いかける元気もないという感じ。
たぶん生を良いポイントで飲めばすっごく美味しいんだと思うけど、気づいたころには売切れてるんだよねえ。

これはてけとーに買ったやつですが28BYの蔵出し熟成品で、出荷は2020年の2月になっています。
熟成はやっているみたいで、前に氷室熟成なんてのもやりましたけど、ちょいちょいコッソリこういうのを出しているみたい。





あーなるほどね、やっぱそうなんだよね。
これがベストかどうかは置いといて、キャラクターというか目指してるとこはどれを飲んでも何となくわかる。
どこが好みかそこがベストかは人による。
たぶん常温~のほうがいいのかなあ。

生もとっぽい酸味。
熟成でややビネガーっぽい雰囲気も一瞬でるが、クリアーなのと軽いのと、あとは面で作用するってのは言われればわかるかな。

生じゃなし、ある程度枯れてるので、そこまでは感じないけど甘やかさもある。
これも独特で、ブドウ感がありつつミルキーな感じというか、ほどよい練れ感、まあハイチュウってのもわかる。
いい意味での糖蜜に、今回は微量のカラメルが絡むというテイスト。

基本的には綺麗で味わいたっぷりではない古酒のタイプ。
引き絞ったドライさからじわじわじわと味わい。


まー独特ですよねえ。
28BYって何年前だよって話なんだけど、それでも普通にここの新酒と通じるものは感じるので、一貫性があるというか好きならついていける造り手なんでしょう。
あんまり似ているお酒ってパッと出てこないんだけど、最近でいうと春心の14号(春心が似てるとは言わない、プロトタイプの10号はワンチャンあるかも)、あとは惣誉なんかは生もと得意の蔵で近い感じはあるんじゃないでしょうか。

酸味は置いといて、みたらし、あるいは白餡に通じるような品の良さなんかもね。
酸が入ってクリアーだけどね。
いい状態で拾って飲めば好みはあれど、蔵元の意思は伝わるお酒を造っている蔵。
少なくとも一白水成なんぞとはまったく勝負になりません。


お燗。
酒質的にはアチアチよりもぬるめのほうが適してるんではないかと想像できるが、アチアチから。
酸味、ドライ感もありつつ、仄かに香る果実系の香味と、やや引き締まったようなエキス感。

やはりぬるめというか適度なとこが良いだろう。
酸味とクリアーさはいささか出てしまっているが、やはりメローな甘みの残滓というか雰囲気はある。
この蔵らしい甘みの、あくまでも残滓というか古酒の中でという表現ですが。
ほんとに一貫性のある蔵ですね。

でもこの蔵は基本は生だと思いますよ。
他の蔵なら火入れが好きでもここはとにかく生。
酒とSEXは生がいい。








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