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日本酒感想日誌

【1375】

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攪拌して、うすにごりってくらい。

バナナ系に、これは本醸造の辛口テイストってとこなのか、キュッと収斂性がやや強め。
純米的な詰まった旨味なのか。
あとは割とモダンテイストに酸味もあって、それが収斂性を高めてクラシックなようで、案外ほんのりフルーティなニュアンスも。
甘みもそこそこ乗っていてそこのバランスはかなり受けがいいだろう。

特筆すべきは圧倒的にきれいな口当たり、流れ。
これぞ狂気の全量槽掛け袋しぼりの効果か。
サラッとスッといく流れはかなり特別なタッチになっています。

問題はそこのタッチと、それなりに濃厚にバナナなエキス感と、本醸造アル添的な辛口演出(これは悪いんじゃなくて表現の一つ)のバランスをとれるポイントがあるか。
個人的は商品コンセプトとしてのキャラも、蔵元としてのキャラも立っていてそこは大好き。


これは面白い。
行けるか、行けるな!
やっぱうめえわ、ここ。レギュラーも好きなんだけどね。
プロデューサーの好みがきちんと反映されてるのも面白いんだけど。

若干ピーキーではあるんだが絶妙。
少しだけ濃いかなってくらいのバナナに、白桃とかそんなニュアンスも。
その辺のニュアンスに質感が、細かいとこを滑らかに整形してる感じ。
パッとしっかりあるけど散るようなアル添っぽいキレ感ドライ感に、酸味も加わることで少しだけクセっぽいのも出るんだけど、ギリまとまってる。
爽やかさのある甘みと酸味、独特の軽くサラッとスッと行くタッチに、クラシックとも言えるようなアタック感でのフィニッシュ。
なんというかサラッと気持ちよく甘みの脂がのっているようで、くちどけよく綺麗に。
好みはあるんだろうけど極上。


19度、うすにごり、荒走りだからね~。
少し加水してやってもいいと思うし、火入れだったらどうかな。
でもここはあくまでほわほわ柔らかくサラッと綺麗なタッチと、それでいて微妙に円みもあるみたいな感じだから、生優先はわかる。
もう少しミネラリーならもう少し味乗せて火入れでもいいけど、火入れならそれはそれでゆっくり円く味乗せが必要みたいな。

おれは別にこれをクラシックとは思わないけどね。
寧ろこういうのが日本酒特有の表現だと思いつつある辛口おじさん。
現在猫も杓子もフルーティ甘口なように、以前辛口がフィーチャーされすぎちゃったんだろう。
あくまでも他のいろんな要素とのバランスだから、たとえばこの商品みたいに程よいチャーミングさとのバランスで決まればこれはもうグッドですよ。
いい加減甘いとか辛いとかパイナポーとかそういう単純で幼稚なとこじゃなくてもっと細かいところ(あるいは大雑把なところ)を感性でとらえていかないと極東の安酒を脱出できないよ日本酒は。
海外からみたら日本酒なんて、日本人が見るマッコリ程度にしか思われてないだろ。


いい具合に甘じょっぱいのも出て来て、いいな。
バナナ+αな香りに、適度に粗くばっと散らすキレの辛さは、ある意味で軽いアル添のよさ。
ともすると、少し蒸留酒のような爽やかさが抜けていくのも良いですよ。
乳酸飲料的な心地よい深みのある甘さもあり。
会津娘に引き続きかなり満足したバナナ系。
最近あんま飲んでなかったもんな、こういう何というかエレガントって言うと気取り過ぎなんだけど、良いバナナ系。
やっぱ静岡で良いの拾いたい。





2日目。
やはり少し収斂性が強くそこは賛否ありそうだが、極めて透明感のあるうすにごりバナナジュースにそのキレ感が入ることによって、スッとエッヂがたつというか立ち姿とか雰囲気の良さが出る。
バナジュ―部分はふと昔飲んだ伯楽星の雄町の純大うすにごりだっけ、そんなのも思い出しました。
そういや伯楽星って最近どうなん?

うーんいいね。
けっこうちゃんと果実味があるんだよね、バナナだけじゃなくて色々感じ取れると思います。
甘みのボリュームも適度だし、フレッシュに果実味を与える程度の酸も生きてるし、クリアーで抜け感が良いのと、ザクっとしたキレ。
キレ感も色々あって、これなんかはわざと粗めにドライな風合いが出るタイプ、細かく精緻にシュパッといったり、なんというかメラメラ湧いてくるようなキレ感もある。



3日目。

これやっぱ旨いなあ~。
なんだろうね、ちょっとした違いなんだろうけど、コントラストが違う。

崩れて来てはいるというか、少し酸味やバナナ感がクセっぽくというか、純米酒っぽい感じの大雑把なうるさくなってきそうな感じはでてるんですよね。
ところがやっぱりそれが深みというか、立体感でいいじゃんと思えちゃうのがね。

旨口純米的、ともすればゴツっと少し熟成的なのが深みになってる。
それでもシルキーなタッチであるとか、酸味の明るさ、ふわっと広がるような懐の広さ、香りの少しの白桃感とか。
全ての兼ね合いで多少崩れても段違いで二兎より良いと思ってしまう。
なんつーのかな、甘みがフワッと軽く舞うのと同時に、酸味とかほろ苦みとか旨味は適度に下方向に広がって支えるような。
そこにザっとキレ感が行くわけですけど。
酸味とかの奥行とか立体感とかね。
なんかこう熟成生もとが得意な蔵の旨味感が、旨い事さらっと気持ち良いフレッシュさと一体化してますみたいな。


抜栓して3日目で揺らぎはあるけれど、どうあがいても二兎とくらべてビビッドさや総合力が段違い。
全ての点で完敗。
二兎飲んだ後にこれ飲んだらハッとするし、この後に二兎のんだらなんじゃこりゃこのぼやけてるのは、と思っちゃう。

絶望的なのは720ミリ・5000円vs1800ミリ・2480円(からのさらに謎の200円引き)という4倍以上の差。
ぶっちゃけ俺が二兎の造り手なら泣いちゃうよw

別に二兎嫌いでもないし、なんなら頑張ってるし上手いとも思うけど、テクニックとかのまえに飲酒経験が足りないと思う。
なんなら蔵元がコメントくれるなら俺の自腹でこれ買って送ってやるから飲み比べてみろ。
あくまでもリスペクトを込めてね。







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