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日本酒感想日誌

【1377】黒龍 吟風2018

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GW前、あるいは中にかなり買い込んだので在庫がだぶついてます。
黒龍も少し前から、久しぶりにやりたいなと思っていて吟風と火いら寿を買ってきました。
あのコラボの奴は買ってません。
良かったらかってさらにしずくとかへ続くかもしれません。

吟風はたしか2014年とかだったと思うんですが、ヴィンテージ記載が入る前のプロトタイプの時?に居酒屋で飲みました。
あんまり記憶はないですが、悪くはなかったと思います。
そこの店は凄い量買い占めてました。

それからだいぶたって、もうほとんどレギュラー商品みたいになってるんですよね?
吟風の40の1年熟成か。






悪くはないですよね。
ある種の穀物的な旨味感を綺麗に感じさせてくれるお酒。
少し蒸留酒のようなニュアンス、仄かに熟成からくるのかバニラっぽさなど。
酸味が怜悧に出ている印象で美しさや明るさはあり、ピッと切れてミネラル系の香りも。
冷たいのでこれからどこがポイントか、旨く開いてくるかというところです。

メロン系なんかもあるけど、穀物にミネラル感をもって湧いてくるような、モダンでワイングラスで飲むのが向いてそうな感じ。
あるいは何というか少し土の香り、チーズ系のニュアンスも感じるかもしれません。
香りではなくて、味わいを重視した純米大吟醸だと思われます。
細かいところの表現は滑らか、しなやか、それでいて綺麗。
ただ軽いだけではなくて流石に適度な密度、とろみ、ボディなども感じる。
一瞬生もとか?って思うような酸もスッと光るんだけど、そのあとの味わいが長く続く感じは、いかにも本物の大吟醸造ってますよという主張を感じる。
適度な穀物感や乳酸感、甘みなどが折り重なって重層的に、じわじわじわと。
それも円を描くように膨らんでスッとまた収束する。


主張は通っている。
これなら5000円はわからなくはない質感。
あえて言えば全体に少しそっけなくて、それが吟風なのか黒龍なのか。
蒸留酒感とかもそうで、もう少しカラフルだったり、違う表現が個人的には好みなのかなあと。
少し細くてほろ苦いんだけど、それなりに甘みは素直に出てるとこの、ちょっとしたバランス。
自分の中でベストではないと感じる。


あーでもいいポイントに入ると結構来ますね。
開いてくると、少し冷たいくらいでかなりいい。
リンゴとかも出てくる。
輝きと液汁のあるフルーツ感に、熟成で出てくるしなやかで長く続く甘みがたっぷり、ねっとり絡むようなタッチもあるがそれが適度にスッキリキレる。
長く続く最上級の甘みの後半に、少しアーシーな旨味も。
あえて言えば終盤のキレの表現が、最高の最高ってとこまでいかないんだよな。味わいとのバランス感というか。
ふくよかに味わいからザっとってくればいいんだけど、味わいが細くなったとこでザっと行くというかね。
味わい的にも蒸留酒感がね。
これはコレで一番好みじゃないってだけだけど。

うー旨い。
旨いけどもう半歩ありそうな気もする。
まあでも流石って感じはします。

甘みもちゃんと出るんで、おすすめはしやすい。
なんか親戚の集まるような日に高いのをって時に良いと思います。
買いやすいし。



2日目。
まあでも旨いか、うまいな。
少し酸味を感じるように、すでにキレの萌芽も感じるような立ち上がりから、甘くしっとり膨らんで、ビッとキレる。
文句はないよな。
もう少し表情をと思えば八十八号でも買えばいいのかもしれないし。
少しキレ感のとこと、ある意味で優等生なのかな?


なるほどね。
限りなく常温に近いと、やはり素性の良さが際立ちます。
松の司SPにも負けない、というか別ともいえる磨き40の極まった大吟、純大の綺麗さとかメロン。
少しキレの蒸留酒強めなとこだけが気になるんだよなあ。


3日目。
高いとこで、うまくもあり、うまくなくもあるな。
少しクセのあるようなニュアンスが出てきたかという一方で、しなやかな甘みに柑橘系のニュアンスが綺麗に味わえたりする。
でもキレのところがね~、まあこれは好みなのかあ。
シルエットが違うというか。



インスタ見たら2018年4月に2016をのんでるじゃあないか。


味わいは1ん年熟成とは思えない流麗さ、ややクリスタルに硬質な酸からの柔らかに霞んだミルキーさ、上質な熟れたメロンのように甘い香味。
フィニッシュは酸とエキス、ビターが干渉してやや収斂性が引っかかるか。
とはいえ味わいはグッド、ただし5000円をどう取るか。


だってさ。

















2 Comments

みりん says...""
入れ違いでしたね(笑)

そこそこ良い評価を日誌係さんがされるのはちゃんとした大吟醸・純米大吟醸らしさが感じられるからなんじゃないかと思います。こういうのが今は少ないですからね(笑)
今年のはやや甘味が残りがちなのと、田舎っぽさが(個人的には嫌いじゃないのですが)やや強く感じられてしまったから、個人的な評価は低いのだと思います。
コラボ商品は基本的に嫌いなんですが、酒米が違うのでお勧めされて試してみたら、こっちの方が良いぞと妻共々感心してしまいました。

以前は上級品は良くて普及価格帯はイマイチだと感じていた黒龍ですが、昨年は上から下まで色々と飲む機会が有り、特吟50や九頭龍・純米など過去はもう忘れて見直す事にしました。龍もかつては老ねが強くて嫌いでしたが、今は蘭奢待等と共に安心して気軽に飲める定番の一本となっています。
味が薄いとか面白みがないとか言う人にはお勧めできませんが、特吟50や九頭龍・純米など下の方も今の日誌係さんには是非にと思います。40年以上前の巷に不味い酒があふれている時から品質の向上を考えていた蔵の底力を感じられるのではないかと思います。
2020.05.10 00:47 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"

ちょうど昔っぽい銘柄を飲んでみたくて、黒龍と清泉を買っていたんです。

味わいは好みがあるので、100%好みのとこにこないのが黒龍なんですが、質感は流石ですよね。
ここの高級酒の質感が全くわかっていない、あるいは再現する力が無い蔵がほとんどですし、飲み手もそうだと思います。

コラボは嫌いなんですが、蔵元からすると逆に新規客の獲得のために気合入るのかもしれません。
黒龍さんも一時期よりは勢いが落ちているみたいで、火いら寿なんかはかなり余ってますし、色々試行錯誤する時期なのかもしれません。

これだけ高級酒が有名な蔵だと逆に手が伸びにくいんですが、レギュラー商品が良いみたいな話も聞きますよね。
最近商品化された垂れ口の純吟とかも評判良いみたいですし、九頭龍が美味しいなんて話も聞きます。
ぜひ当たりのものがあったら教えてください(笑)
2020.05.10 18:30 | URL | #- [edit]

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