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日本酒感想日誌

【1378】松の司 純米大吟醸 橋本 甕仕込み 2018BY

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ため込んでもしょうがないし、もっと美味しくなるかもしれないけれど、さっさと飲んじゃおう。
ため込んでてもなんかダメなんだよね。
澤屋で学んだ。

というわけで本当に秘蔵の1本。
ブルー橋本の『甕』です。
お分けいただいてありがとうございます。

たぶん同じものだとおもうけど、昨年の12月に通常の橋本と少しだけ飲み比べしました。
黒糖、蜜っぽさ、あるいは石っぽさみたいなのを感じて、逆にレギュラーのほうはそっけなく感じました。
これは生もと純米のほうもそうでしたよね。
今回はどうでしょう。










おおお、厚い!
あーうめえ、やっぱさ違うよ。
美味いお酒は一口飲んで震える。

まだちょっと冷たすぎるかなと思ったんだけど全然平気なくらい。
なんて言ったら良いんだろう。
うっすらメロン系のような含み香。
滑らかなとろみに、酸味もそこそこあり、ややミルキーな甘みや旨味もたっぷりめ。
入りは薄めに、ミネラリーな(と言い張っている)香味もあるが……酸味からギラっと来るようなものがあったり。
逆に少し熟成的なニュアンス、あの良い熟成のミルキーっぽさやなんかがあったり。

味わいのたっぷり感はやっぱり普通のブルーとは全然違うよね。
蜜っぽさなんだと思うんだけど。
後はちらちら、やっぱり少し違うニュアンスがあって、ともすれば少しスモーキーというか、石っぽいというか。
ココのお酒が持つ元来の芯とかビターさもあるから何とも得ないけど。

誰かに伝えるにはもう言葉を尽くしても意味ないけどね~。
とにかく最初に含んだ時に震えるし、余韻の長さ。
それは味わいであり、ミネラリーなキレ感であり、アタック感でもあるんだけどそのバランスも変でないんだよね。




少し温度が上がってくると、また少し違うキャラクターも出てきたりして面白い。
生もとじゃないけど酸味がある程度あって、それが適度に柔らかく練れている。
その中に甘みや、少しスモーキーなようなビターさか、あるいは少し熟成的なニュアンスが生きていて。
それでもそんなにフルボディ全開というわけでもなく、舌の幅くらいのサイズ感、少しスッキリめな印象とか蒸留酒感も少しありつつスルンッと。


うまいね~。
酸味がねシトラスもあれば乳酸感もありつつ、少しクセっぽいような表情も出したりするんだけど、表情が豊かなのとそのあとの展開へのつながり。
イソもあるけどカプもあり、それなりに甘みもしっかりでる。
この蔵はすっごく華やかなお酒も造っていて、いささか内省的に思われるこのシリーズだけど、ものに酔ってとかあるいは花開くとそれなりにカプも香るようなお酒になるんですね。
それが凄く良いというのが素晴らしい。

少しクリアーだしチャーミング、適度に霞んで柔らかな甘ウマなとこに、やっぱり細かい表情なんだよな。
伸びやかさ、ザラツキ、ビターでも細くなく解像度で間を埋めてくる感じ。
酔えるな~。


何を買い手も絶賛にしかならないが、あえて言えばやっぱりだいぶベースのお酒の味わいの違いは出てるな。
ニュアンスで同じようなとこもあれば、生もと純米と違うようなとこもある。

モダンな感じもあり、土っぽさやチーズのような乳製品。
滑らかにスッと、味幅もあるけれど、硬質なビター感でいくのだが。
幅が適切なのか、あるいはビッと行くけど、そのビッと行く感じが違う。
綺麗に残るというのか、収斂性やビターさが強すぎないで、味わいと良いバランス。
それでいてニュアンスは付くのかねえ。


割と味が出てるよな。
そこまでじゃないけどミルクキャラメルみたいのに、程よいキレと表情。
ただふと思っただけだけど、菊姫と黒龍の間みたいな。

かなり常温に近いとこで、黒龍と比べてみると、これは冷やしたほうがいいのかなっても感じる。
かなり近しいところもあるし、微妙に違うとこもある。
やはり少しクセっぽいような酸味に、少し熟成感かあるいは穀物感があるのかもしれないけど、それが微妙な石っぽいようなニュアンスでまとめられている。

これに比べると黒龍のがメロンっぽいか。
スマートで優等生だが少しつまらなさは感じる。
まあ磨き50の甕と磨き40では色々違うものもあるだろう。
どっちが上かは好みで、いい意味で似通ったとこもあるというか、ある種の日本酒の極まった地点を感じささせてくれるのであった。
でも終盤の一体感はやぱりこっちに魅力を感じるんだよな。
この温度で比べる酒じゃないけど。
でも案外これくらいになると黒龍も膨らんできて良いな(笑)

でもこっちのがいい意味で酸味が熟れてべたっとしたようなのが出てくるかなあ。
黒龍も整っているんだけど、キレのとこが精緻まで行っていないのがね~。
全体のバランスを多少崩しても、光るとこがもっと光るお酒もあると思うんだよな、黒龍ね。



2日目。
これ面白いな。
キンキンに、レマコムからマイナス5度サーブくらいで楽しかったりする。
あったまってくると軽さは出るけどぼやけて粗が出ちゃう。
これくらいのほうか酸味に透明感があり、甘やかさやニュアンスがぎゅっとまとまるというか。
しーんとした雪の積もったときの吸音されるときの静けさに、何とも言えない空気の香り。そんなイメージ。
それを口内に含んで当然温度が上がる中でジワワっといい具合に味わいやニュアンスがあふれ出す。













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