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日本酒感想日誌

【1381】忠愛 別誂 純米吟醸 出羽燦々 無濾過生 2019BY

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勢いで取ってみた頒布会できた。
忠愛はたしか栃木の蔵で、昔もらったサンプルを飲んだことがあるくらいだと思う。
蔵元の次女が杜氏をやってるらしい。

どの辺が別誂なのかはちょっとよくわかんないですね。
普通の出羽燦々の純吟と数値は一緒だから中取りとかなのかな?
通常のものと一緒なら酵母はM-310なのでカプ系っすね。
あと12月出荷だけど大丈夫か?





どうやら大丈夫みたいだ。
さすがに頒布のSPでおかしなのは送ってこなかったか

そしてけっこうウマい!
カプ系だが香りも味わいもクセが無くて、サラッと綺麗だ。
酸味も感じるのと、ミネラル感がしゃんと立って、さっと綺麗に切ってくれる。

あれっ。
皆さんご存知最近はカプNGおじさんだったのですがこれ良いっすね。
昨日甘口のワインを飲んだから?



12月出荷の生とは思えない。もう5月も後半だぜ。
ラベルとかはちゃんとSPになってるし裏が適当ってこともないと思うけど。

香りも嫌みなくコントロールされている。
イチゴやメロンに、酸味あるから少しトロピカル系パインな要素も。
含むと甘みはあるが、ガツンと濃厚というよりはふんわりに抑制されていて、やや酸味高めでさらに瑞々しい潤いを感じる。
味わいとか綺麗さとか、ちょっと加水してんじゃねえの?ってくらいの味わいだけど無濾過生なんだよねえ。

注意深く飲んでも、ほんのりクリーム感などはあるが嫌らしさは出てこないし、酸味のキラッと感に香りといい調和。
軽やかに適度な滑らかさ(芳醇まではいかないくらい)で綺麗に伸びて、フィニッシュはビッと辛味で切れるので多少の収斂性やほろ苦さはあるかもしれませんが、ダメだこりゃってなるようなものとは違います。


これ良くないか?
俺はあくまで好みドンピシャじゃないけど、ここまで進むカプ系って最近じゃあんまり思い浮かばないな。飲んでないってのもあるけど。
フワッと香り甘みが来て、酸味がトロピカルに効いて、キツくなくて少し霞んだような柔らかさ。
下卑た感じがなく、フワッとふくらんだところからスーッと行く流れが秀逸、質感がいい。
そしてシャキッとというかザっとというかなキレもほどほどにあり。
微妙なナッツ感とかも、他と比べてワントーン低い印象。


これちょっと驚いた。
普通に進むね。
ざっくりいえば十四代系で、そういう銘柄ってたくさんあると思うけど、かなり良くできているんじゃないの?
おれが最近飲んだ中でいえば、よこやまのSILVER7とか?
あとはじゃあ東洋美人とかまあアレもちょっと違うか飲んでないけど、あー新興だと加茂錦とかその辺と比べてみたら?

酸味の出かた、甘みのバランス、めちゃくちゃ秀逸で甘みもたっぷり感じるポイントもあり、キレ感とね。
この頒布会で1発目にこれを持ってくるってのは、まあ酒屋的にはニヤッとする感じはあるね。



いやこれ旨いわ。
これがデフォで出てくるなら、もっとみんな飲んだほうが良いんじゃないの?
デフォなのかは知らんし、これこっち本職じゃないからそんなに追う元気がないんだけど、それでも今年もう1本くらいやっても良いよと思う。
カプなスイートはあれど、酸のキラキラ感とネガティブのなさ、キレ感なんか例えばも少し生熟しても紅茶感ぐらいでよくとらえられると思う。
舌に適度に絡むテクスチャとかもね、それも捌けが良いからなんだけど。
本当に良い、ここまで飲んでいって気に入らないなあってとこが出てこない。
カプ系で甘みがあるの好きな人飲んでみなっせ。

何だろうなあ。
細かいとこなんだけど、カプでガツンと甘み出て、でもそのあとで痩せてたり変な味したりってのが無い。
カプ甘はコントロールされていて、酸味も出てて一体感があり、さっぱりもしてるんだけどほどよくとろみかボディ感、からのシャッとキレ。
甘みに慣れるとほんのすこーし野趣のある香味があり、モダンテイストも備えてるからこそのこの味わいなんだな。



これマジで旨い(笑)
カプ系で今ここまで進ませる酒はそうそうない、なんなら十四代でもあやしい。
甘いよね、甘いのって連続で含むと甘みが飛んでアレだったりするじゃん。
ところがほんのり甘みに涼やかさとキレ感が出て、嫌な要素が半歩抑えられてんだなコレ。
そのあとにまた甘さとか甘い酸味が来たり。

スキのない仕上がり、参りました。
あのーマルク・テンペのゲヴュルツマンブールもまだ1.5杯くらいいあるし、ビールもたっぷり買ったし、色々飲みたいお酒はあるからぶっちゃけちょっと飲んでダメなら9.5合捨てるつもりでいたけど、気づけば3合飲んでいるという。
正直全く1ミリも期待してませんでしたが、いいお酒は進みますね。



3日目。
こーれ美味いね、今日も驚かされる。
ジャンルとしては紛れもなくカプ系の甘口なのだが、抜群に仕上がっている。

何というか艶やか、鮮やかで、嫌みなく綺麗なのと、つーっと深く沈み込みながら深く、キレていく感じもあり。
まずもう5月で無濾過生でこれだけの完成度というのが驚きだけど、開けて3日目でもまったく揺るがない美しさに、それも納得。
揺るがないクリアーさに、それていてペラペラしたり乱れたりするんではなくて、甘みなんかも純度が高く、それでいて素晴らしい一体感。

最強カプ甘酒。
すくなくともこのボトルに関しては、十四代と全くそん色ないと思います。

風味はあるけどそんなにバカみたいに香るってわけでもないんだよね。
それよりも酸と切れ味のある濃厚砂糖水みたいな。
これほめてんだぜ。
ニュアンスはカプベリー、少しリンゴやパイン。
これこの味わいでまだ行けるよね、別に窒素とかも入れてないんだけど。
ちょっとビビる。

























2 Comments

hotaru says...""
たまたま近所の蔵の酒が紹介されていたのでコメント失礼いたします。
私もこちらの出羽燦々を蔵の売店で買って今年頂きました。

飲んで第一声は「十四代・・・?」、また一口「いや、くどき上手Jrにもこんな味あったかな」、
と家族で盛り上がっていたのを覚えています。

ここの酒はしばらく飲めていなく、有名な酒販店でも取り扱われ始めてると聞き、
そんな評価されてたっけ?と半信半疑でしたが、なるほど相当レベルが上がっておられました。

味については投稿主様の表現そのものでした。文章を見ているだけで味が想起されます。
何というんでしょうか、中盤(ピーク)にかけて甘味がキラキラとする感じ、チリチリとはまた違うんですよね。終盤には若干の荒々しさが残った気がします。でも入手難易度考えれば許容の範囲内だと思うんです。

他に赤磐雄町や播州愛山、美山錦なんかも試してどれも美味しかったのですが、
個人的に十四代らしさを特に感じれたのは出羽燦々でした。

それぞれスペック見ると結構ばらついているので、個別にコンセプトを持っているのでしょうね。
本当は蔵開きでそこらへん聞いてみたかったのですが、残念ながら中止。

来冬は角新出羽燦々が手に入れば飲み比べしてみたいなと画策しております。
いきなりの長文失礼いたしました。
2020.06.29 16:32 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: hotaruさん"

コメントありがとうございます!
このお酒はノーマークでびっくりしたので、コメントを頂けると嬉しいです。
ぜひ今度ともよろしくお願いします。

やっぱり十四代をイメージしちゃいますよね。
もちろん蕩けるようなところなんかは及ばないかもしれませんが、逆にシュッとフィニッシュへ向けてお酒のシルエットは良いところなんかは素晴らしかったです。

実はこれを頒布会で送ってきたのが栃木で十四代も取り扱っているお店で、1発目でこれを送ってきたというはやっぱりその辺の思いがあるのかなと。
十四代とか好きな人にコレ飲んでみてくださいよと。
その酒屋さんもやはりあえて出羽燦々を送ってきたんでしょうね。
本家十四代との飲み比べは確かに面白いかもしれません。

僕自身はそんなに熱心な十四代好きでもないので、むしろ他の商品が気になったりもします。
また違う商品も飲んでみたいですね。


2020.06.30 00:55 | URL | #- [edit]

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