日本酒感想日誌

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【1383】清泉 亀の翁 純米大吟醸

日本酒
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3年熟成がけっこう良かったので、じゃあ3年熟成じゃないほうはどうなんだろうということですが……。

2018.2製造の2019.10出荷になっています。
ということは普通に考えたら2017BYで出荷の時点で1年半とそこそこの熟成品っすね。
これはさらにそこから半年なので2年ほどの熟成で、ほんとに3年熟成とどうちがうんだろうという話になってきます。
500円くらいの違いしかないし、別に3年熟成が最高の商品ってわけでもなく、お好みでって感じなのかね?




同じ酒なので当たり前ですが、そんなに変わらないですよね。
酸味のビネガーっぽさが減って、さらっと。
あとは香味的にはメロン系なんかを感じつつ、ジワリと熟成風の旨味というような構成でしょうか。

最初は少し淡いのかなとも思ったけど、適温になってくればしなやかである種の厚みのある味わいも感じられる。
おそらくベースが物凄く綺麗な酒なので、これくらいが飲み頃なんだろうなあ。

パーカー云々とかを気にしなければ、こっちからのほうがスタンダードでいいんじゃないかな。
こっちでも独特の熟れたような味わいも感じられるし、てろっとほどけつつ、ピッと切れるとこも感じられる。
温度的にはかなりピーキーなので気を付けて、良いところを探していましょう。



3年熟成のほうが2日目ということもあるのですが、あんまり大きな差を感じにくいんですよね。
甘みの純度なんかはこっちのほうが感じるかもしれません。
酸味は少し違いを感じるのですが、じゃあこれが熟成のせいなのか、それともヴィンテージなどの他の要素による差なのか。


改めてやってみると少し土っぽいようなモダンな立ち香も感じるなあ。
酸味には少し僕好みの色彩を与えるようなウッディさで。
熟れたような甘みがほどけつつ、少し蒸留酒っぽい香味でキレも。
というのが3年熟成。

そのあとに比べても、ほんのすこしトーンの違いは感じるが、この違いをそこまで気にする飲み手がどれくらいいるのかなと。
もしかしたら今回飲んだものの余分な半年の熟成のせいかもしれないけど。
まあでもいろんな角度からじっくりやるなら、ぼみょうに3年熟成のほうが楽しいかな。
超すげえとは言わないけど、見かけたらどっちか1度くらいは飲んでみて損はないと思います。
















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Comments 1

みりん

亀の翁、二連続ですね。

亀の翁は一時期購入が難しいお酒でしたが、私の感覚では“前頭~小結”と言う感じで、蓬莱泉・空等と同様に、どうもピンと来ないお酒の一つです。
三年熟成のは奇しくもパーカー98点の時に飲めましたが、大吟醸の熟成酒自体ほとんど飲んだ事のない人の評価だろうなと感じるだけでした。もっとも、ワインの方でもパーカーポイントの95点と98点とかに有意差を感じる事はまず無いと思いますが・・・。

前の記事にあった「夏子の酒」で尾瀬先生が書かれているような、“綺麗さと言うのはここまで凄いのか・・・”というようなお酒が私としては最高のお酒なのですが、こうしたお酒は大吟醸の熟成酒でしか出会ったことが無く、市販酒では一度しか会ったことが有りません。ちなみにその市販酒は20年程前に飲んだ郷の誉の“松寿千年翠”(蔵元熟成酒)で、当時5万円でした。ただ、このタイプのお酒は、それより10年前に最初に経験しており、それは酒屋さんが低温で追熟してくれていた大吟醸で価格は1/10以下でした。その後自家熟成ではこのタイプを育てる事に何度か成功し、妻とも一緒に飲むことが出来ましたが、妻が言うように「一人で飲んでいるとその綺麗な味わいに涙が出そう」というのが、こうしたお酒の特徴のように思われます。

  • 2020/05/20 (Wed) 17:04
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