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日本酒感想日誌

ピノ・グリージョ・シヴィ2017 ダリオ・プリンチッチ

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去年、上級キュヴェというか特殊製法のセレツォーネシリーズを大変気に入ったダリオプリンチッチ。
フリウリのオレンジワインの人で、ラディコンとかグラヴネルとかのお仲間です。

普通のをやったことなかったので、ちょっと買ってみたんですが、これは数が少なかったのかさっそく輸入元完売でそもそも割り当てとかだったみたいね。
シヴィというのはスロベニア(フリウリはスロベニア国境)でいうピノ・グリ、ピノ・グリージョのことらしいのだが、ダリオ・プリンチッチにはこれとは別にピノ・グリージョの商品があり区別している模様。
粒が小さく果皮が厚い特殊なクローンということらしいのだが、これが例えばラディコンなんかもシヴィって名前で出してたりするみたいだけど、共通のものなのかどうなのかはよくわからない。






当然マセラシオンありのオレンジワインで、ピノグリの色も入ってなんというか夕日色。
どのワイングラスがいいのかねえ。

もうちょっと甘い方が好きなんだよなあ。
というからしさは出てるんだけど、あんまり美味しく感じません。豆ってないか?
相変わらずかなり個性的。


少しピリピリしているようなとこから、キューンとハーバルでともすれば薬くさいような感じで入ってくるのは、前に飲んだのもそんな感じ。
やや揮発感のあるような酸味ということなんだろうけど、そこからある種の妖艶さ。
すこしキノコとか土とか血っぽいような、ピノノワールに通じるようなニュアンス。
エキス的な旨味、適度な渋み、酸味主体の中に仄かに感じるような甘やかさ……。
コク感にある種のとろみというか、薄くは感じず凝縮感があるのだとは思うのだが、やっぱりこれ豆なんだよな。
豆がわかるようになったのか、それとも他も豆なのか。




違いは挙げたらキリがないけど、まあこっちの方向性というのはわかるはわかる。
こっちが本家っちゃこっちが本家だけど、ルーシーマルゴーとか、あるいはマタッサなんかでも離れて入るけど方向性として狙いは一部共通。

濃厚さはあると思います。
僕はこれは好きなんだけど薬臭いようなニュアンスで酸味主導なんだけど、とろっとスローでボディは感じる仕上がりで、やっぱりこれは熟したブドウを使った凝縮感か。
タンニン感もしなやかというか上品というか紅茶的かな、パンジェンシー。
あーオレンジヨーグルト、まあ確かにね。
少しスパイシーにドライハーブ、トマトピューレを垂らしたような、オレンジピール……この辺は相変わらずほんとそうだなあって感じ。

豆が抜けてくるのか強くなってくるのかだよね。
ノンフィルターだし普通に考えて底が近づくにつれ強くなりそうで、だからこそ頭からコレで大丈夫かって感じなんですが。
飲めないって程でもないので(だんだん酔ってくる)、まあこれはこれでアリかなっていう。
酸化的なニュアンスはもうここはデフォだしね。


まあちょっとクセ強めで、あれなとこもあるんだけど、やっぱ良いところは良いんだよね。
揮発的な酸味でスーンと来るんだけど、濃密さがあり温かな輝きがある。
華やかさも少しあるし、キャラは出てると思う。
まあでもこれは残念ながら豆だぞ。
たしかビアンコ・トレベツ・セレツィオーネ・ヌオーヴァ2012がまだあるはずだが、今飲んだら豆を感じるのかな?
相変わらず好きだしそれが味に効いてそうな気もすんるんだけど、ちょっと豆が気になる。
瞬間的にはそこもひっくるめて美味しい!となるところもあるけど人は選ぶだろうな。
もともとの味からして攻めてるし。

まあでもそんなに豆が強まってくる感じはしなくて、飲める。
マイナスもあれど、個性やプラスもあるやつだし。
あと結構酔っぱらうなとおもったら14度で微妙にまあまあある。
まだ本調子じゃなく早々にだいぶ酔っぱらう。
味にも濃さを感じるのかな。
明日はカーゼ・コリー二。







色はこれでわかるか?
ほとんど赤だけど、ピンクを帯びたオレンジというところ。
最初はロブマイヤーバレリーナⅡでいってみたけどこの手のは小さいグラスは合わんわ。
普通に行けばザルトのブルゴーニュのデカい奴がいいかなあ。
自然派ってことでいうと木村硝子のもので出したりするところが多いけど、これは縦よりも横に広げたい。

これは今日買ってきたものだけど、某ワインバースタイルで、あるいはグラヴネルグラスのリスペクトで。
渡辺隆之さんの砂いこみの器です。
最近はあまりクラフト、生活工芸系は買わずに茶陶系が多いんですが、この人は好きなんですよね。

拾ってきた自然の石を砂に押し当てた凹みを型として、そこにそっと泥を流し焼くという製法で、自然の石の形をコピーした器です。
作為的でない揺らぎ感があって、それはスワリングしてみると一目瞭然、器自体が軽やかなこともあり液体の揺れとか重心みたいなものを、スピリチュアルなくらいに感じ取れます。
ワインと、日本酒だと透明感のあるものなんかは凄くハマって、独特の世界観が出る器を作る作家さんです。
茶碗でもこういう感じが出るものは手元には無いですね、茶碗は茶碗で色々表現があるんですが。

以前持っていたのはもう少し広く浅く、内側のテクスチャがガラス質のものだったのですが早々に割ってしまい、今回のものはより碗形でサラッとしたテクスチャ。独特のニュアンスのある銀彩。
がしがし使って汚して育ててやろうと思います。
お茶もたてやすいんだけど、薄いから熱いんだよな。

汚れることを厭わなければ、ワインも焼き物でやったっていいというかやりたいんですが、さすがにちょっとしり込みします。
白ワインとかだと、例えば唐津の砂岩系の作家さんの少し大ぶりのぐい吞みなんかで飲んだりするのが好きで、たまにやったりしますが。




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