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日本酒感想日誌

【1394】松の司 純米大吟醸 竜王町山田錦 山中 2019BY

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今年もやってきましたブルー。
たしか去年は林→橋本→山之上→山中の順だった気がします。
一昨年が山中、橋本、駕輿丁だったかな。
今年は山中が最初。

去年の山中はフローラルが強くて、あんまりこのシリーズの中では僕は好みではなかった気がします。
今年も説明としては変わっていない感じです。






おっと!
何というか最初の一口で、明らかに華やかでジューシー。
もしかしたらこのお米に合わせた造りを始めたのかな~なんて気も少し。

スイっと軽快で速度を感じ、少し硬質に尖ったようなミネラル感、歯切れよくクリスプと言えるのかもしれない。
一方でそれだけではないのは造りの部分も大きいのかな。
ここのお酒は凄く繊細で綺麗というよりは、ある程度骨太のお酒になるので、その分それに負けないような造りも意識してるというようなのも見たけれど。
ある程度のとろみ密度感は出していて、このお酒の場合はそこにある程度甘み、そして華やかさのある酸味が乗ってくるのが特徴的。
その中でほろ苦み、収斂性は若干クセっ気があって、鉄分っぽいようなとこも感じるか。


うん。
今年のブルーは飲み比べてみてかなりハッキリ違う、楽しいものになりそうな予感がします。
正直山中はこの中では好みじゃないんだけど、別に酒質に文句があるわけではないです。
今年はこっからの3本がかなり注目なんですよね。
去年非常に好印象だった山之上、山田錦の本分である粘土土壌の駕輿丁、初登場の弓削はおそらく駕輿丁との比較になりそうです。


やはり少しトロピカルなくらいの酸味、でも乳酸感も感じて、そこから甘やかさ。
ある程度トロミは出しつつも軽やかで、パッと粉をはたいたようなドライ感もエアリーに少しだけ。
それがさっと行く中で、キレ感がややクリスピー、でもシュッと行く感じでもないしそこまでじわっと湧いてくる感じでもなく。
少しクセがといったのは前述のような味わいとのバランスなのかなあ、味は結構あってあんまり火入れっぽくなく。
芯はそんなに重くなくて瑞々しいのとミネラル味か?
それなりにチャーミングな味わいに仕上がっているんですが、メローさや滑りの良さ、するんと抜けて行って余韻のすばらしさ。
ともすれば甘じょっぱくなりそうだけど、甘じょっぱいんだけどクリアーさ、ワントーン甘さは抑えてる、ミネラルのゴツみ。
ビターさもや塩味もあるんだけど、それが調和してるし、個性っていうかね。
それを個性として認識したうえで色々表現していける蔵が無いから。
これなんかも熟成してあの熟れたミルキーさ妖艶さがでると、またちょっと違う世界も見えるのかな~と。その片鱗はある。去年の1升あるけどいつ開けようかな。

あーでもフローラル感と、ミネラル感の感じはかなり良い瞬間があるな。
あれだ、薄くない澤屋とか。
ちょっとゴツイ感じのミネラルからフワッとミルキーさが出てくるようなとことか。
この辺のニュアンスがあんまり体系化されてないのが痛いとこだ。
これはそんなに凄く寝かせるよりも、5度~10度くらいで3ヶ月~半年くらい寝かせてみてどうか試してみたい気もする。
その前に他に寝かせてる松の司も開けていかないとな。

色々書いてもとはいえやっぱうまい、ものが違う。
馴染みといえば馴染みで、鳥肌が立つような別格のものがこのお酒にあるかといわれるとあれだけど、やっぱりしっくりくる味わいと世界観です。




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