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日本酒感想日誌

【1408】菊姫 山吟原酒 24BY

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菊姫の熟成酒です。
BY大吟醸なんかもありますが、濃そうな山廃の山吟原酒を選びました。

こういうことを長年やっているというのが凄いですよね。
これは割と最近のBYなので1万弱くらいかな。
あえて言えば、年数で値段が上がっていくというのはわかりやすくはあるけど、例えば今の見ごろだとか、これが良いタンクだとかそういうとこまで値段に反映させてもらえると消費者としては一番わかりやすいんですけどね。

ここは毎度おなじみですが吉川山田錦で55、アル添なので吟醸酒ということになります。





これは我が家でもついに導入したリーデルの純米グラスから。
冷やしていただきます。


うひ~、スーパーエレガント&パワー。
これは良い酒だ。
磨いた酒も良いんだけど、なんとなく中吟くらいのほうが凄いときは凄いイメージ。

とにかく旨い。
あの熟成で出る少しミルキーなような香り。
含むとしっとりと静けさを感じるようなスローさ。
そこからじわじわとゆっくり味わいが広がってきます。
これは原料の良さが現れた力強さもでてくるんですけど、キレイで繊細さもあって大吟醸といわれて違和感ない。
その辺の上質さといい意味での粗削りなところをパワーへと昇華したところもあり完璧。

味わい的にはそこそこ甘く、ぐ~っと味わいが長く続いて、優美なタッチからビシッとキレ感もあります。
このキレ感、ミネラリーさと味わいの余韻?
いやしっかし長い余韻だ。


パーフェクト。
間違いなく旨くて、ちょっとお上品過ぎた菊理媛よりもこっちのほうが好みかも。
つってもこれもお上品だし、アレも磨き50かあ。
あの~あらばしりとか、呑切原酒とかを適当に寝かせるくらいでもいいのかな。
ちょっと酸度の高い奴を寝かせて飲んでみたいなあ。


いや~これはちょっと素晴らしすぎる味わい。
ミルクキャンディー的な甘み、品が良いレベルでの穀物味にもちろん酸味も感じられる。
キレから余韻へ、このアタックの重厚さ粗さとバッとミネラル香でストラクチャが立つ瞬間は鳥肌もの。
冷蔵庫が空き次第、別のBYのものも買います。

それでいてクリアーに綺麗なとこもあり、酸味のところからはフルーツ感も感じたりするからな。
ちょっと紅茶感とかもあったりして。
こいつはすげえや。


気高さ神々しさに力強さもあってスサノオだね。
臨時収入でもあった時に1回飲んでみてください、これは自信を持って言えるけど酒として最高峰、日本酒としてじゃなくて。
ついに金に糸目をつけず菊姫マニアになるときが来たか。
これは最高、凄みでいったらもう今年最高の1本に決定です。

これえぐいわ~。
これ知らないのは損してる、あり得ない。
まだ1万円で買えるのも神、12BYだと2万まで行くけど。
ワインなら最低3万、さらに入手の困難性とか考えたら、この酒は安い。

いろんな角度から、いろんな要素を矯めつ眇めつしても素晴らしい。
なんつーかこの感覚は菊姫の一部でしか感じにくい独特の感じなんだよね。
弾力感があって舌に絡みついてくるようなタッチなんだけど、中心はクリアーでスカッと行くんだよね。
物が物だとキャラメル感が出て、そこにさらにビビッドに酸味が入ったり。
凄い、菊姫信者になろう。

強く冷やしても美味しいのよ、でも少し温度が上がって呼吸してほどけて来ても落ちない。
甘みはかなりあるし、それなんだけどこのキレのキレかた。
柔らかくほどけて出てくる質感や酸味。
本当に凄い。
断言できるが1万の安ブルゴーニュでは相手にならんだろう。


2日目。
昨日よりは少し熟味を感じるかな、でもこれはこういうもんだからしょうがないよ。
かなり甘みも強く感じるし、その反面アタック感みたいなのも強めに来るので、全体に強いんですよ。
味が濃いとかいう次元ではなくて、ぐーっと長く続くんですよね。
立ちあがり方とか太さとか強度が雄々しい。
一方で表面はつるりと磨き上げられている。

基本的にはワインと同じ感覚で開けて2時間とか3時間かけてゆっくり飲んで飲み切ったほうが良いのかなあ。
やっぱりどうしても細かいとこのすばらしさは二日目は飛んでしまっているような気がる。
もしかしたらそれは放置していればどっかでいいポイントがあるのかもしれないが。
もしくは氷温の強めに冷やすとこから変化を追ってくくらいがちょうどいいのかもしれないな。














2 Comments

みりん says...""
山吟原酒の蔵出し熟成酒、私が感動したのはH9BYのものでしたが、瓶貯蔵なのでボトル差が色々とあり、上質なワインのように楽しめました。
まさにゴージャスでエレガントな日本酒としての最高峰の一つだと思いましたが、あの素晴らしいお酒を紹介しているブロガーとかは調べた当時は一人も居なかったと思います。

モンラッシェ系グラン・クリュやコルトン・シャルルマーニュ等と同列に語れる素晴らしいお酒が、菊姫さんの蔵出し熟成酒には他にも色々とありましたので(このお酒も日誌係さんのレヴューからそれらと同等の印象を受けます)、是非色々とまた最新レヴューでお聞かせください(^^ゞ
2020.07.20 21:15 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"


これは感動しますよね~。
まさにグランクリュのクラス。
これが本流、最高峰として紹介されないのが不思議でなりません。

おそらく相当ボトル差があるでしょうし、酒屋などによって取り扱っているものも違うので探して飲んでみたいです。

2020.07.21 13:19 | URL | #- [edit]

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