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日本酒感想日誌

【1410】山城屋 ZEN 2019BY

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山城屋さん、リニューアルしてから1度飲んでいるはずですが久しぶりになってしまいました。
いや、でも壱醸かなんか飲んでるのか。
その意味でいうと不思議な蔵で、華やか系の越の鶴とか壱醸とかはどうしてるんだろう、地元で売ってるのかデパートとかなのか。
マニア的な専門酒販店向けには味のしない山城屋で勝負してる。

今回のZENというのは禅でありそぎ落とした引き算の美学、甘みも香りもないお酒というようなことをQRコードの動画とかでいってました。
通常の物とどの程度違うのかは不明。

このパッケージが一番理想的かもね。
シンプルで、情報はQRコードで見てくださいと、できたらレシピ情報とかも欲しいけど、時代ですかねー。
でもなんか動画も田んぼからで、ありがとうございまーすっていって始まるのも良いですよね。
どこぞのバカどもとは違うわ。


僕のの期待するところでは磨かない天明だとか、あるいは土佐しらぎくの洒落衛門のような感じで行けるんじゃないかなあと買ってきました。
むかーし飲んだ時と僕の感覚も違うしね。
今回結構期待しています。






すばらしい、まさにそっち系。
やはりわかってる蔵は、1つのジャンルとしてこっち系に注目してるんでしょうね。

まさに香りはありません。
味も甘みなんかは無いですが、もちろん味わいが全くないわけではありません。
1つ特徴としては酸味は高め、バキっともしつつ、さらとしたタッチもあり、優しく潤うフレーバーウォーター感も。

この手の商品で必要なことは、ミネラル感とかエネルギー感、あるいはストラクチャみたいなものがちゃんとしてるかどうか。
そこが感じていな蔵がこういう商品を造っても成立しないけど、これはちゃんとある。
軽くドライな感じが立体感を出していて、長く含んでいてもジワジワジワとドライなお米の味わいが湧き上がってくる。
生米パウダーのような味わいもありつつ、微妙にふくよかなコク感があるな。
15度の原酒ということだけど、潤いはあっても薄さや弱さは感じないし、酸味が結構ビビッドなんで集中力がを感じます。
フィニッシュも辛味というかミネラリーというかキレ感を形成してグッド。

いいですね。
他のもやんないとダメだな。
毎日これが飲みたいとは思わないんだけど、こういうのが欲しいときは必ずある。
毎日十四代飲んでても辛いっしょ。
この夏マストバイな1本。

いろいろ飲み比べられますとかいうと、そりゃインパクトのある方が印象に残りがちなんだけど、コースのある店とかもうこれボトルで出してやりゃ良いよ。
んでもって水替わりに飲んでみてくださいと。
めちゃくちゃ進むから、進み過ぎて危ない。

柑橘系に、少しマイルドなチーズとか土とかも出てくるかというモダン系の含んだニュアンス。
酸味と、原酒ってこともあるのが少しべたっとした粘性、とろっと感もあるにはあって、ただ薄くしましたというお酒とは違うわけ。
香りや甘みは抑えるけど、自然な範疇でお米の味わいは出したいとということなんでしょう。

それなりにエキス感もあるのでもっともっと削いでもいいかもしれないし、このジャンルの中でこれがこの蔵の表現なのかもしれない。
温度が上がってくるとすこしバナナ系、柔らかなコク感をしっかりめに感じるようになる。
それでも酸味とかドライはあるけどね。
まるーく自然な柔らかさは秀逸で、水で割って馴染ませた焼酎のような。
ほんのり爽やかにバニラっぽいような甘やかニュアンスから、さっとドライというか切れるというかみたいなとこはたまらく秀逸。
ともすると爽やかで明るいけどメローでニュアンスはある。
ウォータリー、円く仄かにマスクメロン、酸味の雰囲気はなんて言えばいいか。
ドライ感、きっちり立体感。
子供時代の夏休みのノスタルジー。
僕は新潟出身なので、東京の夏とはまた少し違った田舎の夏の空気感みたいなものを思い出してしまう。


2日目。
酸味がしっかりしていて、でもそれなりに日本酒っぽく濃い。
薄いわけではなくて、この手のジャンルの中ではむしろ日本酒っぽく、濃さを感じる。
仄かに甘い香りもしつつグレープフルーツに、少し青いハーバルさ。

面白いですよ。
もっとスピード感を出して薄く辛くってできると思うんだけど。
あえて少しのエキス感とか豊かさ厚み広がりも持たせてる。
あーそうか生もとなんだっけ。
うすーくした味わい抑えたヤクルト感みたいなものもあって、スタミナドリンクみ。


そんなにじっくり味わいうというよりサッと飲んでみてください。
それでもきちんと味わいがわかるお酒、甘くも華やかでもないけど。

あとは何と言っても舌への刺激感を感じてほしい。
入りから軽くアタックというか立体感というかドライ感があって、ゆるく抑揚をつけながらキレていって、特に嚥下した後の余韻?
余韻というかアタックというか嚥下した後にスッと立つあれね、アルコール感でもミネラル香でもいいけど。。













2 Comments

みりん says...""
ああ、これ良いですよね。
最初に試した時には状態が少し悪かったようでイマイチに感じましたが、有料試飲で飲めた二回目はなかなか良いと感じました。
越の鶴は香り系でガッカリすることもあるので少し警戒しますが、山城屋のこうしたラインがあるので、ちょっと試してみたい気持ちは何時も残っています。

越の鶴系アイテムでも、50%磨きの特別純米原酒の三年熟成酒「雪の足音」は、これもまた“わかっている感”が漂うかなり出来の良い熟成酒でした。こういう熟成酒がもう少し普通に出回って、菊姫の熟成酒などと共にワインの真似ではない堂々とした日本酒らしい美味しさが、それが理解できる人に普通に知られるところになって欲しいと思います。
2020.07.24 02:19 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"

みりんさんも色々飲んでますね~!

これはけっこう良いですね。
ただこれはなかなか真に評価されるのが難しい。
それこそ菊姫の熟成のようなものがもっと評価されて、その先にこういうのもありだよねと評価されそうな。
絶妙な質感や飲み心地が印象的なのですが、いかんせんかなり繊細というかわかりにくいです。


3年熟成は知りませんでした。
もう少しチェックする必要のある蔵ですね。



2020.07.24 21:23 | URL | #- [edit]

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