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日本酒感想日誌

【1415】王祿 純米大吟醸 意宇 直汲み 30BY

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意宇の直汲みはなかなかレア。
いや王祿マニアで取扱店をめぐってある程度の入荷パターンをちゃんと把握している人もいるのかもしれない。
わりと昔に王祿が好きだった時期があるのだが、そのころから飲みたいと思っていた。

一方で王祿自体は最近はご無沙汰。
ハマれば凄いんだろうけど、どれを飲むか、欲しいときにその商品があるのかとか難しい。
相当に追って飲まないとなかなか全体像を把握できないんではないだろうか。

東出雲産山田錦50を9号で。
かなり濁っているような生酒ですが2018BY(30BY)だと1年半ぐらいの熟成ですか、というのは流石です。





完全に分離しきっていない、うすーく霞んでるくらいの上澄みのところからスタートです。

う~ん、何とも言えない。
というかこれを飲んで手放しに美味しいという人が日本に何人いるんだろうか。
冷やして飲むというよりは、温度を上げていってということなのかなあ。

ややセメダイン系というのか、ほんの少しナッツのような風味があり、かつ苦みばしった味わいが先に来ます。
アタックもかなり強め。
そこから酸味、グレープフルーツのニュアンスなど少し感じさせつつ、中心はどちらかというと綺麗で柔らかく、独特のミルク感はナッツの脂肪分ミルキーさを薄く滑らかに溶かしたもののような。
もちろん複雑な旨味感も感じさせつつ、やはり最初からある苦みと強めのアタックで切れます。
とりあえずしっかり混ぜて飲んだほうがよさそうですね。


攪拌して。
やはりこちらのほうがまとまるかなあ。
それにしても不思議な味わいだ。
わりと甘みも出て来て、少し甘酒のような風味もありつつ、すこーし果実味もある。
ある意味でマスカットのような爽やかさのある甘みもあるんだけど、やはり少し苦味を感じるんだよねえ、どっかで抜けてくれるんだろうか。
どちらかというとまだまだポテンシャル十分で、硬いお酒の生米風味に少し味が乗ってきたくらいなのかな?
キレ、余韻などにもパワーは感じるのだが……どういう仕上げがベストなのかわからないんだよねえ。

例えば35の純大を久しぶりに飲んでみたいんだけど、袋吊り斗瓶取りと舟掛けの2種類あり、それぞれに原酒本生とオリがあり、かつ約2年に1度の発売だという。
これをきちんと網羅して飲んでいる人がどれくらいいるんだろう。
シングルタンク、それもかなり細かく区別しての面白さはあるんだけど、タイミングが蔵元まかせなので浦本の感性にすべてをゆだねるしかない。
アイテムしぼっていつも安定感ある銘柄のありがたみもわかる。


お燗。
お燗がいいというわけではないが素性は感じやすくなるか?
やはりかなり甘く、そこにクレープフルーツのような酸味、強めのドライなアタックやキレ。
その総合で変わってるなあって感じるのかな。
熟成は表立っては来るレヴェルではないが、ほんの少しぽっちゃりしてたり微妙にニュアンスで来るのかなあ、鄙びた家みたいな。

ただパワーはあるしどうしたって粗さはあるんだけど汚くはないよね。
根は綺麗でこれなんかもするっと綺麗なとこもある。















2 Comments

たーち says..."王禄切らしてます"
こんばんは。
王禄はそれほど経験もなく(10本いかないくらい)、マニアでもないので、語れませんが、置いてる店に行ったら一本は買いたいお酒です。イメージ的にはツンデレな感じで、開栓時からウメーっていうのはあまりないですね。
ただしばらく飲んでると、必ず旨いなーっていうタイミングがあって、それが楽しみという感じです。
意宇も黒いラベル飲みましたが、記憶が曖昧なので、それほどではなかったのかな。
2020.08.05 21:15 | URL | #8JOFLnA2 [edit]
日誌係 says..."Re: たーちさん"

確かにツンデレですねーw
ある種の旨さはあるのですが、求めているものと噛み合うかは運しだい、みたいな。

むかーし凄く美味い!と思った記憶があるので、それを引きづっているのか最近はなかなかあたりに恵まれず。
たーちさんのように見かけたら必ず買うというくらい飲む頻度を増やしていかないとダメですね~。

その点でもやっぱり手のかかるめんどくさい奴というね。
それでもやっぱり何かあるから稀に買いたくなってしまいます。
2020.08.05 21:34 | URL | #- [edit]

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